○新座市ペット霊園の設置の許可等に関する条例

平成24年6月22日

新座市条例第27号

(目的)

第1条 この条例は、公衆衛生その他公共の福祉の見地から、ペット霊園の設置等が適正に行われるために必要な措置を講じることにより、市民の生活環境の保全に資することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) ペット 人に飼養されていた犬、猫その他の動物(化製場等に関する法律(昭和23年法律第140号)第1条第1項に規定する獣畜を除く。)をいう。

(2) 火葬 ペットの死体を葬るために、これを焼くことをいう。

(3) 墳墓 ペットの死体を土中に葬り、又はペットの焼骨を埋蔵する施設をいう。

(4) 合葬墓 共同で利用する墳墓をいう。

(5) 納骨施設 ペットの焼骨を収蔵する施設をいう。

(6) 火葬場 ペットの死体を火葬する設備(以下「火葬炉」という。)を有する施設をいう。

(7) ペット霊園 墳墓、納骨施設又は火葬場を有する施設(墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律第48号)の規定により墓地等の経営の許可を受けた施設及び次号に規定する移動火葬車を除く。)であって、事業の用に供する目的で設置するものをいう。

(8) 移動火葬車 火葬炉を搭載した自動車(道路交通法(昭和35年法律第105号)第2条第1項第9号に規定する自動車をいう。)をいう。

(ペット霊園の設置場所の基準)

第3条 ペット霊園を設置する場所は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 河川から20メートル以上離れていること。

(2) 飲料水を汚染するおそれのない場所であること。

(3) ペット霊園を設置しようとする者が自ら所有する土地であること。

(4) 主要な道路又は主要な道路に接続するまでの幅員が4.8メートル以上の道路に接している土地であること。

(ペット霊園の施設の基準)

第4条 ペット霊園の施設は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 敷地の区域の境界の内側に接するように、高さ2メートル以上で、かつ、幅50センチメートル以上の常緑樹の生け垣を設け、人畜がみだりに立ち入れないようにすること。

(2) ペット霊園の敷地面積の25パーセント以上の緑地(前号に規定する生け垣を含む。)が確保され、かつ、当該緑地の面積10平方メートル当たり高木(成木時3.5メートル以上、植栽時1.8メートル以上の高さの樹木をいう。)1本以上及び低木(高木以外の樹木をいう。)20本以上の植栽をすること。

(3) 出入口に施錠できる門扉を設けること。

(4) 上水道施設を設けること。

(5) 便所、排水設備、ごみ集積のための施設、待合室及び管理事務所を設けること。

(6) 雨水の流出を抑制するための施設を設けること。

(7) 合葬墓を設けること。

(8) 火葬炉を設けること。

(9) 墳墓及び納骨施設の区画数の10パーセント以上で、かつ、合葬墓1基につき10台以上の台数分の自動車駐車場を設けること。

(墳墓の基準)

第5条 墳墓は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) コンクリート、石等で舗装された幅員1メートル以上の通路に接続すること。

(2) ペットの死体を土中に葬る施設にあっては、公衆衛生の見地から支障がないと市長が認めるものであること。

(納骨施設の基準)

第6条 納骨施設は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 出入口を施錠できること。

(2) 幅員1メートル以上の通路を設けること。

(火葬場の基準)

第7条 火葬場は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 火葬炉は、地面に固定したものであること。

(2) 火葬炉は、規則で定める住宅等から50メートル以上離れた場所に設置すること。

(3) 火葬炉は、新座市ダイオキシン類規制条例施行規則(平成11年新座市規則第30号)第3条第1項及び第2項に規定する小型焼却炉の構造基準及び維持管理基準に適合すること。

(4) ペットの死体が腐敗し悪臭を発生しないよう密閉された保管設備を屋内に設けること。

(移動火葬車の基準)

第8条 移動火葬車に搭載する火葬炉は、前条第3号に規定する構造基準及び維持管理基準に適合するものでなければならない。

(設置等の許可)

第9条 ペット霊園を設置しようとする者は、市長の許可を受けなければならない。許可を受けたペット霊園の区域又は納骨施設若しくは火葬炉の変更(第16条各号に掲げる事項の変更を除く。第28条第1号において同じ。)をしようとする者も、同様とする。

(事前協議)

第10条 前条の規定により、ペット霊園の設置又は変更の許可を受けようとする者(以下「計画者」という。)は、規則で定めるところにより、あらかじめ市長と協議しなければならない。

2 計画者は、前項の規定による協議中にその内容に変更があったときは、規則で定めるところにより、遅滞なくその旨を市長に届け出なければならない。

3 市長は、第12条第2項及び第13条第3項の規定による報告を受けた後に、第1項の規定による協議が終了したときは、その旨を計画者に通知するものとする。

4 計画者は、前項の規定による通知を受けた日から1年を経過する日までの間に、前条の許可に係る申請をしないときは、改めて第1項の規定による協議をしなければならない。

(標識の設置)

第11条 計画者は、規則で定めるところにより、ペット霊園の設置又は変更を計画する区域内の公衆の見やすい場所に標識を設置しなければならない。

(説明会の開催)

第12条 計画者は、規則で定めるところにより、ペット霊園の敷地境界線から100メートルの範囲内に住所を有する者及び当該範囲内における土地又は建物の所有者又は規則で定める使用者等(以下「関係住民等」という。)に対し、ペット霊園の設置又は変更に係る計画について説明会を開催しなければならない。

2 計画者は、前項の規定により説明会を開催したときは、速やかに当該説明会の内容を市長に報告しなければならない。

(関係住民等との協議)

第13条 関係住民等は、計画者に対し、前条の説明会を開催した日から起算して30日以内に、ペット霊園の設置又は変更に係る計画について意見を述べることができる。

2 計画者は、前項の規定により意見を述べた関係住民等と協議しなければならない。

3 計画者は、前項の規定により協議したときは、速やかにその内容を市長に報告しなければならない。

(工事着手届)

第14条 第9条の許可を受けた者(以下「許可事業者」という。)は、当該許可に係る工事に着手するときは、あらかじめその旨を市長に届け出なければならない。

(工事完了届等)

第15条 許可事業者は、前条の工事が完了したときは、速やかにその旨を市長に届け出て、その検査を受けなければならない。

2 市長は、前項の規定による届出があったときは、速やかに検査を行い、その工事が許可の内容に適合しているかどうかを許可事業者に通知するものとする。

3 許可事業者は、前項の規定によりその工事が許可の内容に適合している旨の通知を受けた後でなければ、当該許可に係るペット霊園を使用してはならない。

(名称等の変更届)

第16条 許可事業者は、次に掲げる事項に変更があったときは、速やかにその旨を市長に届け出なければならない。

(1) ペット霊園の名称

(2) 許可事業者の住所又は所在地

(3) 許可事業者の氏名又は名称若しくは代表者の氏名

(4) 墳墓の区画数

(5) 納骨施設の区画数(納骨施設の変更を伴うものを除く。)

(6) 前各号に掲げるもののほか、市長が定める事項

(中止等の届出)

第17条 許可事業者は、ペット霊園の設置又は変更を中止したときは、速やかにその旨を市長に届け出なければならない。

2 許可事業者は、ペット霊園を廃止しようとするときは、その旨を市長に届け出なければならない。この場合において、許可事業者は、ペットの死体及び焼骨の処理について、公衆衛生の見地から適切な措置を講じなければならない。

(地位の承継)

第18条 許可事業者からペット霊園を譲り受けた者は、当該許可事業者の地位を承継するものとする。

2 前項の規定により許可事業者の地位を承継した者は、遅滞なく、その旨を市長に届け出なければならない。

(管理者の設置)

第19条 許可事業者は、ペット霊園を管理する者(以下「管理者」という。)を置いたときは、速やかにその旨を市長に届け出なければならない。

(移動火葬車の届出)

第20条 移動火葬車を使用して市内で火葬を行おうとする者は、その旨を市長に届け出なければならない。

2 前項の規定による届出を行った者(以下「移動火葬業者」という。)は、当該届出の内容に変更があったとき、又は移動火葬車の使用を廃止したときは、速やかにその旨を市長に届け出なければならない。

(ペット霊園等の管理等)

第21条 許可事業者及び管理者は、ペット霊園の維持管理を行うに当たっては、関係住民等との良好な関係を保持するとともに、周辺の生活環境に配慮しなければならない。

2 移動火葬業者は、火葬を行うに当たっては、移動火葬車に従業者を待機させ、適正な管理を行うとともに、周辺の生活環境に配慮しなければならない。

3 許可事業者、管理者及び移動火葬業者は、ペット霊園及び移動火葬車の運営及び管理について紛争が生じたときは、自主的に解決するよう努めなければならない。

(報告の徴収)

第22条 市長は、この条例の施行に必要な限度において、許可事業者及び移動火葬業者に対し、ペット霊園の維持管理の状況、移動火葬車の管理の状況その他必要と認める事項について報告させることができる。

(立入検査)

第23条 市長は、この条例の施行に必要な限度において、当該職員に、ペット霊園の事業所、移動火葬車その他の場所に立ち入らせ、その施設、帳簿、書類その他の物件を検査させ、又は関係者に質問させることができる。

2 前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があったときは、これを提示しなければならない。

3 第1項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。

(指導及び助言)

第24条 市長は、この条例の目的を達成するため必要があると認めるときは、計画者、許可事業者、管理者又は移動火葬車を使用する者に対し、必要な指導及び助言をすることができる。

(改善勧告)

第25条 市長は、許可事業者が第3条から第7条まで又は第15条第1項若しくは第3項の規定に違反したときは、その者に対し、期限を定めて必要な措置を講じるよう勧告することができる。

(改善命令)

第26条 市長は、前条の規定による勧告を受けた者が正当な理由がなく当該勧告に従わないときは、その者に対し、期限を定めて必要な措置を命じることができる。

(許可の取消し)

第27条 市長は、許可事業者が次の各号のいずれかに該当するときは、その許可を取り消すことができる。

(1) 前条の規定による命令に従わないとき。

(2) 偽りその他不正の手段により第9条の許可を受けたとき。

(使用禁止の命令)

第28条 市長は、ペット霊園を設置する者が次の各号のいずれかに該当するときは、ペット霊園の全部又は一部の使用の禁止を命じることができる。

(1) 第9条の規定による許可を受けないで、ペット霊園を設置し、又はペット霊園の区域若しくは納骨施設若しくは火葬炉を変更したとき。

(2) 前条の規定により許可を取り消されたとき。

(公表)

第29条 市長は、前条の規定による命令を受けた者が正当な理由がなく当該命令に従わないときは、当該命令を受けた者に対し、意見を述べる等の機会を与えた上で、その旨を公表することができる。

(委任)

第30条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

(過料)

第31条 第28条の規定による命令に違反した者は、50,000円以下の過料に処する。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成24年10月1日(以下「施行日」という。)から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の際現に移動火葬車を使用して市内で火葬を行っている者は、規則で定めるところにより、施行日から30日以内に市長にその旨を届け出なければならない。

3 第8条の規定は、この条例の施行の際現に移動火葬車を使用して市内で火葬を行っている者については、施行日から平成25年9月30日までの間は、適用しない。

(新座市ダイオキシン類規制条例の一部改正)

4 新座市ダイオキシン類規制条例(平成11年新座市条例第10号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

新座市ペット霊園の設置の許可等に関する条例

平成24年6月22日 条例第27号

(平成24年10月1日施行)