(目的)

第1条　この要綱は、ペット火葬施設を設置しようとする事業者に対し、公衆衛生上及び近隣住民の生活環境保全の見地から必要な指導を行うことにより、快適な住環境を確保することを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(市長の同意)

第3条　事業者は、市内でペット火葬施設を設置しようとするときは、市長の同意を得なければならない。

(事前協議)

第4条　前条の同意の申請をしようとする事業者は、当該申請をしようとする日(以下「申請日」という。)の3か月前までに、ペット火葬施設設置事前協議書(様式第1号)に市長が必要と認める書類を添えて提出し、ペット火葬施設の設置に係る計画(以下「設置計画」という。)について市長と協議を行わなければならない。

(標識の設置)

第5条　前条第2項の協議済書を受理した事業者は、速やかに当該ペット火葬施設を設置しようとする敷地内の見やすい場所に、設置計画の概要を記載した標識を設置し、当該計画を公開しなければならない。

(事前協議内容の変更)

第6条　事業者は、第4条に係る事前協議の内容を変更しようとするときは、ペット火葬施設設置変更協議書(様式第3号)を提出し、設置計画の変更について市長と再協議しなければならない。

(説明会の実施)

第7条　第5条第2項の標識設置届出書(事前協議内容の変更を行った場合にあっては第6条第3項の標識変更届出書)を提出した事業者は、申請日の1か月前までに、近隣住民に対し、当該ペット火葬施設の設置計画についての説明会を開催しなければならない。

(同意申請の手続き)

第8条　第3条に規定する同意を受けようとする者は、ペット火葬施設同意申請書(様式第6号)正本1部及び副本2部を市長に提出しなければならない。

(同意の基準)

第9条　市長は、前条第1項の申請があった場合において、当該申請が次の各号に挙げる基準にすべて適合している場合に同意するものとする。

(同意の可否の通知)

第10条　市長は、前条の基準に基づいて、同意の可否を決定し、その旨を事業者に通知するものとする。

(施設の変更)

第11条　第3条から前条までの規定は、事業者が施設の変更を行おうとする場合において準用する。ただし、その変更の規模及び近隣住民への影響等が軽微なものであって、市長が特に認める場合は、この限りでない。

(遵守事項)

第12条　事業者は、ペット火葬施設の設置及び運用に当たっては、地域の公衆衛生の確保及び生活環境の保全に十分配慮するとともに、近隣住民と良好な関係を保つよう努めなければならない。

(報告、調査等)

第13条　事業者、施工業者又は設計者は、この要綱の施行に必要な範囲において市長から報告又は調査への協力を求められたときは、これに応じなければならない。

(承継の届出)

第14条　事業者からペット火葬施設の所有権を譲り受けた者は、その事実を証する書類を添えて、速やかにペット火葬施設承継届出書(様式第7号)を市長に届け出るものとする。

(勧告)

第15条　市長は、この要綱の規定を遵守しないでペット火葬施設を設置しようとする事業者に対し、建設、工事の中止又は変更を勧告することができる。

(公表)

第16条　市長は、前条の勧告を受けた事業者が当該勧告に従わない場合は、その旨及びその内容を公表することができる。

(補則)

第17条　この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。