(目的)

第1条　この要綱は、傷病等により寝具を衛生的に管理することが困難な在宅のねたきり高齢者等に対し、寝具を乾燥及び消毒又は水洗いするサービスを提供することにより、ねたきり高齢者等の保健衛生の向上を図り、もって高齢者の福祉の増進に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(事業対象者)

第3条　寝具乾燥消毒等サービスを利用することができる者(以下「事業対象者」という。)は、本市に住所を有し、住民基本台帳に記録されている者で、次の各号に掲げるものとする。

(利用回数及び実施時期)

第4条　寝具乾燥消毒等サービスを利用することができる回数は、事業対象者1人当たり年4回以内(乾燥消毒サービスの利用については年3回以内、水洗いサービスの利用については年1回以内)とする。ただし、市長が特に必要と認める場合は、この限りでない。

(申請及び決定)

第5条　事業対象者又はその家族は、寝具乾燥消毒等サービスを利用しようとするときは、寝具乾燥消毒等サービス利用(変更)申請書(別記様式第1号)を市長に提出しなければならない。寝具乾燥消毒等サービスの内容を変更しようとするときも、また同様とする。

(届出)

第6条　前条第2項の規定により寝具乾燥消毒等サービスの利用の決定を受けた者(以下「利用者」という。)又はその家族は、次の各号の一に該当するときは、寝具乾燥消毒等サービス利用取消し(変更事項)届(別記様式第4号)により市長に届け出なければならない。

(取消し等)

第7条　市長は、前条第1号から第3号までのいずれかに該当する旨の届出があったとき、又は他の理由により寝具乾燥消毒等サービスを提供する必要がないと認めるときは、その利用を取り消し、又は停止することができる。

(費用負担)

第8条　利用者は、乾燥消毒サービスの利用にあっては1回につき300円を、水洗いサービスの利用にあっては1回につき1,000円を市長が発行する納入通知書により納入しなければならない。

(委託)

第9条　市長は、寝具乾燥消毒等サービス事業の目的を効果的に達成するため、事業の一部を適当と認める者に委託することができる。

(補則)

第10条　この要綱に定めるもののほか必要な事項は、別に定める。