(趣旨)

第1条　この規則は、銚子市介護保険条例(平成12年銚子市条例第11号)第3条の2第2項の規定により、介護給付等対象サービスのための費用に係る資金(以下「介護給付等対象サービス費用資金」という。)の貸付けに関し必要な事項を定めるものとする。

(貸付対象費用)

第2条　介護給付等対象サービス費用資金の貸付けの対象となる費用は、介護保険法(平成9年法律第123号。以下「法」という。)第51条第1項に規定する高額介護サービス費又は法第61条第1項に規定する高額介護予防サービス費(以下「高額介護サービス費等」という。)の支給対象となる居宅サービス、地域密着型サービス若しくは施設サービス又は介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス(以下「居宅サービス等」という。)を受けた被保険者(法第9条に規定する被保険者をいう。以下同じ。)が、当該居宅サービス等に要する費用の支払に充てるために一時的に必要となった資金とする。

(貸付対象者)

第3条　介護給付等対象サービス費用資金の貸付けを受けることができる者(以下「貸付対象者」という。)は、本市が行う介護保険事業の被保険者で次の各号のいずれにも該当するものとする。

(貸付金額)

第4条　貸付けする資金(以下「貸付金」という。)の額は、貸付対象者に対し支給が見込まれる高額介護サービス費等に相当する額(当該額に1,000円未満の端数がある場合は、これを切り捨てた額)とする。

(貸付利率)

第5条　貸付利率は、無利子とする。

(貸付期間)

第6条　貸付期間は、貸付けを受けた日から当該日以後支給が見込まれる高額介護サービス費等の支給を受ける日までとする。

(申請)

第7条　貸付対象者は、介護給付等対象サービス費用資金の貸付けを受けようとするときは、介護給付等対象サービス費用資金貸付申請書(別記様式第1号)に次の各号に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(決定)

第8条　市長は、前条の規定による申請があったときは、その内容を審査し、貸付けの可否を決定するとともに、介護給付等対象サービス費用資金貸付決定(却下)通知書(別記様式第2号)により、当該申請をした者に通知するものとする。

(貸付け等)

第9条　市長は、前条の規定により貸付けを決定したときは、速やかに貸付金を貸し付けるものとする。

(償還)

第10条　貸付金の償還は、当該貸付金に係る高額介護サービス費等の支給の際に、前条第2項第2号の委任状に基づき、当該高額介護サービス費等として支給されるべき給付額と当該貸付金の額に相当する額を相殺することにより行うものとする。この場合において、借受人は、当該支給されるべき給付額が当該貸付金の額に相当する額に不足するときは、市長が別に定めるところにより当該不足する額を納付しなければならない。

(変更等の届出)

第11条　借受人又はその世帯に属する者は、借受人が次の各号のいずれかに該当したときは、介護給付等対象サービス費用資金借受人異動届(別記様式第5号)により、その旨を市長に届け出なければならない。

(決定の取消し等)

第12条　市長は、偽りその他不正な手段により貸付けの決定又は貸付金の貸付けを受けた者があるときは、貸付けの決定を取り消し、又は既に貸付けした貸付金を直ちに償還させることができる。

(報告)

第13条　市長は、必要があると認めるときは、借受人に対し、その貸付けに関する事項について報告を求めることができる。

(補則)

第14条　この規則に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。