(設置)

第1条　本市は、観光の振興を図るため、愛宕山のシンボル及び海に親しめる観光施設として、地球の丸く見える丘展望館(以下「展望館」という。)を設置する。

(名称及び位置)

第2条　展望館の名称及び位置は、次のとおりとする。

(指定管理者による管理)

第3条　市長は、展望館の設置の目的を効果的に達成するため、その管理を指定管理者(地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項に規定する指定管理者をいう。以下同じ。)に行わせるものとする。

(指定管理者が行う業務)

第4条　指定管理者は、次の各号に掲げる業務を行うものとする。

(開館日)

第5条　展望館の開館日は、毎日とする。ただし、指定管理者が特に必要があると認めるときは、休館することができる。

(開館時間)

第6条　展望館の開館時間は、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定めるとおりとする。ただし、指定管理者が特に必要があると認めるときは、開館時間を変更することができる。

(入館の制限)

第7条　市長は、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、展望館への入館を拒否し、又は退館を命ずることができる。

(入館の承認)

第8条　展望館に入館する者(以下「入館者」という。)は、指定管理者の承認を得なければならない。

(利用料金の納入)

第9条　利用者は、展望館の入館に係る料金(以下「利用料金」という。)として、別表に定める額の範囲内で指定管理者が市長の承認を得て定める額をあらかじめ指定管理者に納入しなければならない。

(利用料金の収受)

第10条　市長は、地方自治法第244条の2第8項の規定により、指定管理者に利用料金を当該指定管理者の収入として収受させるものとする。

(利用料金の免除)

第11条　指定管理者は、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、利用料金の額の全部又は一部を免除することができる。

(利用料金の不還付)

第12条　既に納入された利用料金は、還付しない。ただし、指定管理者が入館者の責めに帰することのできない理由により展望館に入館することができないと認めるときは、この限りでない。

(ホール利用の許可等)

第13条　ホールを利用する者(以下「ホール利用者」という。)は、あらかじめ指定管理者の許可を受けなければならない。許可を受けた事項を変更しようとするときも、同様とする。

(原状回復の義務)

第14条　ホール利用者は、ホールの利用を終了したとき、又は前条第4項の規定により利用の許可を取り消されたときは、直ちにホールを原状に復さなければならない。ただし、指定管理者がその必要がないと認めるときは、この限りでない。

(損害賠償)

第15条　故意又は過失により展望館の施設又は附属設備に損害を与えた者は、市長が相当と認める損害額を賠償しなければならない。ただし、市長は、やむを得ない理由があると認めるときは、賠償額の全部又は一部を免除することができる。

(市長による管理等)

第16条　第3条の規定にかかわらず、市長は、指定管理者が展望館の管理に係る業務を行うことができないと認めるときは、当該業務を行うことができる。

(委任)

第17条　この条例に定めるもののほか、展望館の管理に関し必要な事項は、規則で定める。