(趣旨)

第1条　この条例は、生活環境の整備、公衆衛生の向上及び公共用水域の水質の保全を図るため設置する銚子市住宅団地下水道(以下「住宅団地下水道」という。)の管理に関し必要な事項を定めるものとする。

第2条　削除

(排水設備の設置)

第3条　処理区域内において、住宅団地下水道を使用する者(以下「使用者」という。)は、汚水を住宅団地下水道に流入させるために必要な排水管、汚水ますその他排水施設(以下「排水設備」という。)を設置しなければならない。

(排水設備等の計画の確認)

第4条　排水設備(これに接続する除害施設を含む。以下「排水設備等」という。)の新設、増設又は改築(以下「新設等」という。)を行おうとする者は、あらかじめ、その計画が前条の規定に適合するものであることについて、管理者が別に定めるところにより、管理者の確認を受けなければならない。

(排水設備等の工事の検査)

第5条　排水設備等の新設等を行つた者は、管理者が別に定めるところにより、その工事が完了した日から5日以内に管理者にその旨を届け出て検査を受けなければならない。

(使用開始等の届出)

第6条　使用者は、住宅団地下水道の使用を開始し、休止し、廃止し、又は再開しようとするときは、遅滞なくその旨を管理者に届け出なければならない。届け出た内容に変更があつたときも同様とする。

(使用料)

第7条　住宅団地下水道の使用料は、銚子市下水道条例(昭和58年銚子市条例第12号。以下「下水道条例」という。)の例による。

(固形物等の除去)

第8条　使用者は、汚水を住宅団地下水道に流入させるときは、汚水に含まれる固形物、油分その他施設の機能を妨げる物質を除去して行わなければならない。

(し尿排除の制限)

第9条　使用者は、し尿を住宅団地下水道に排除するときは、水洗便所によつてこれをしなければならない。

(使用の制限等)

第10条　管理者は、施設の機能に支障をきたすおそれがある場合その他施設の管理上必要があると認めた場合は、使用者の使用方法について改善を求め、又は使用者の使用について制限をすることができる。

(行為の許可)

第11条　住宅団地下水道の排水施設の暗渠きよである構造の部分に固着して排水施設(第3条第1項の規定により設置する排水設備を除く。以下この条において同じ。)を設けようとする者は、申請書に次の各号に掲げる図面を添付して管理者に提出し、許可を受けなければならない。許可を受けた事項を変更しようとするときも、同様とする。

(区域外汚水の排除)

第12条　管理者は、前条の許可をした場合において、住宅団地下水道の管理上支障がないと認めるときは、処理区域外の汚水を住宅団地下水道に排除させることができる。

(分担金)

第13条　管理者は、前条第1項の規定により処理区域外の汚水を住宅団地下水道に排除する者に対し、地方自治法(昭和22年法律第67号)第224条の規定により分担金を賦課する。

(準用)

第14条　下水道条例第3条の5、第3条の6及び第3条の8の規定は排水施設の構造について、下水道条例第9条の規定は排水設備等の新設等の工事について、下水道条例第25条及び第26条の規定は住宅団地下水道の敷地又は排水施設の占用について、それぞれ準用する。この場合において、下水道条例第3条の8中「前3条」とあるのは「第3条の5及び第3条の6」と、「公共下水道」とあるのは「住宅団地下水道」と、下水道条例第25条第1項本文中「公共下水道」とあるのは「住宅団地下水道」と、同項ただし書中「第23条」とあるのは「銚子市住宅団地下水道の管理に関する条例(昭和59年銚子市条例第38号)第11条」と、同条第2項第1号中「公共下水道」とあるのは「住宅団地下水道」と、同条第3項後段中「銚子市下水道条例(昭和58年銚子市条例第12号)」とあるのは「銚子市住宅団地下水道の管理に関する条例(昭和59年銚子市条例第38号)」と読み替えるものとする。

(補則)

第15条　この条例の施行に関し必要な事項は、管理者が別に定める。

(罰則)

第16条　市長は、詐欺その他不正の行為により使用料の徴収を免れた者に対しては、その徴収を免れた金額の5倍に相当する金額(当該5倍に相当する金額が5万円を超えないときは、5万円とする。)以下の過料に処する。