(趣旨)

第1条　この告示は、地域防災力の強化を総合的に進めるために設置する、福津市地域防災推進員(以下「防災推進員」という。)及び、防災推進員を養成するため開催する講習(以下「養成講習」という。)に関し必要な事項について定めるものとする。

(防災推進員の役割)

第2条　防災推進員の役割は次の各号に掲げることとし、消防団、消防署及び警察等の防災機関と協力して地域における防災活動を推進していくとともに、地域防災に対する知識の習得及び理解を深め、地域住民の模範となるよう努めるものとする。

(市の役割)

第3条　市の役割は、次の各号に掲げる事項とする。

(養成講習の実施主体)

第4条　養成講習の実施主体は市とする。ただし、事業の一部又は全部を市長が適当と認める団体等に委託することができる。

(養成講習の開催)

第5条　市は、防災推進員として活躍する者を養成するための講習会を、予算の範囲内で開催するものとする。

(養成講習の受講)

第6条　防災推進員の認定を受けるためには、第4条の養成講習を受講しなければならない。

(養成講習受講生の募集)

第7条　養成講習受講生の募集については、自治会や郷づくり推進協議会単位又は個人のほか、市広報等を通じて実施するものとする。

(養成講習の受講資格)

第8条　養成講習を受講できる者は、原則として市内に在住し、自助・共助の精神を理解するとともに、地域において積極的に防災対策を推進する意思を持ち、かつ、地域防災活動全般に寄与できる者とする。

(養成講習の申込み)

第9条　養成講習の受講を希望する者は、福津市地域防災推進員養成講習受講申込書(様式第1号)を、郷づくり推進協議会を経由して市長に提出するものとする。

(養成講習の内容)

第10条　養成講習の内容は、自治会や郷づくり推進協議会等の地域における防災対策を推進する上で、必要となる基礎的知識及び技能を習得するものであり、次の各号を含む内容とする。

(防災推進員の認定)

第11条　市長は、養成講習を修了した者を防災推進員として認定するものとする。ただし、第8条に定める受講資格を持つ者で、かつ、次の各号に掲げる者は、養成講習受講の有無に関わらず、防災推進員の認定を受けることができる。

(養成講習の受講免除申請)

第12条　前条第1項第1号から第3号までにより防災推進員の認定を受けようとする者は、福津市地域防災推進員養成講習免除申請書(様式第2号)を市長に提出するものとする。

(登録)

第13条　第11条により認定を受けた防災推進員は、福津市地域防災推進員登録名簿(以下「登録名簿」という。)に登録されるものとする。

(認定の期間及び更新)

第14条　第11条により認定を受ける期間は、原則として、認定の日から起算して2年を経過する日の属する年度の3月31日又は登録名簿から消除した日までとする。

(防災推進員の公表)

第15条　防災推進員の氏名及び所属する自治会名は、郷づくり推進協議会等の地域に公表し、市民への周知を図るものとする。

(変更申請)

第16条　第11条により認定を受けた防災推進員が、登録名簿に記載した住所、氏名及び連絡先(以下「登録事項」という。)に変更が生じた場合は、福津市地域防災推進員登録事項変更届書(様式第4号)を市長に提出するものとする。

(費用負担)

第17条　受講者は、養成講習に関する受講料等の費用は負担しないものとする。

(登録名簿からの消除)

第18条　防災推進員について、次の各号のいずれかに該当する場合は、登録名簿から消除するものとする。

(雑則)

第19条　この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。