春日市開発行為等技術基準

○春日市開発行為等技術基準

(平成9年3月13日告示第18号)

改正

平成12年12月28日告示第101号

平成25年3月27日告示第35号

春日市開発行為等技術基準(昭和63年告示第12号)の全部を改正する。

(新設道路の標準横断構造)

第1条　新設道路の標準横断構造は、幅員又は有効幅員に応じ、下図のとおりとする。

(1)　幅員が9メートル以上のものについては、既設道路及び開発行為等の形状を勘案し、市長が別に指定する。

(2)　幅員が6メートルの場合

2　新設道路に設ける自転車歩行者道又は歩道は、セミフラットタイプを標準とし、その構造は下図のとおりとする。

(新設道路の自動車の回転広場の構造)

第2条　新設道路の自動車の回転広場の構造は、福岡県道路位置指定取扱い基準によるものとする。

(新設道路側溝の標準横断構造)

第3条　新設道路側溝は、U型及び暗渠については2次製品を、L型については組合せタイプを標準とし、その横断構造は下図のとおりとする。

(1)　U型(一般部分)(単位：mm)

ア　自由勾配側溝　240型

(注)　基礎材は、再生クラッシャーラン(RC-40)を標準とする。また、開発行為等事前協議書に構造図を添付すること。

イ　自由勾配側溝　300型

(注)　基礎材は、再生クラッシャーラン(RC-40)を標準とする。また、開発行為等事前協議書に構造図を添付すること。

(2)　暗渠(交差点内等)(単位：mm)

(注)　基礎材は、再生クラッシャーラン(RC-40)を標準とする。また、開発行為等事前協議書に構造図を添付すること。

(3)　L型(単位：mm)

ア　L型側溝　標準部

イ　L型側溝　車両乗入部

ウ　L型側溝　自転車歩行者乗入部

(注)　基礎材は、再生クラッシャーラン(RC-40)を標準とする。

(新設道路の舗装構造)

第4条　新設道路の舗装構造は、次のとおりとする。

(注)　路面の状態を勘案し市長が必要と認めたときは、事業者がCBR試験等を行い、その結果に基づき市長が決定する。

(1)　車道

ア　1級路線及び2級路線

表層5cm、基層5cm、上層路盤15cm、下層路盤23cmを標準とし、上層路盤材は、再生粒調砕石(RM-25)、下層路盤材は、再生クラッシャーラン(RC-40)とする。

イ　その他路線

表層5cm、路盤10cmを標準とし、路盤材は、再生粒調砕石(RM-25)とする。

(2)　歩道

表層4cm、路盤10cmを標準とし、路盤材は、再生クラッシャーラン(RC-40)とする。

(排水施設の設計基準)

第5条　発生雨水量は、次の算式又は数値に基づき算定する。

(1)　雨水量

Q＝1／360・C・I・A

ただし、Q＝雨水量(m3／秒)

　C＝流出係数＝0.9

　I＝福岡県の開発許可基準に定める降雨強度又は春日市御笠川那珂川流域関連公共下水道事業計画に定める10年確率による流達時間内の平均降雨強度のいずれか大きい数値(mm／時)

　A＝流域面積(m2)

(2)　汚水量

Q＝汚水量(ℓ／人日)は、下表のとおりとする。

区分	商業的地域	工業的地域	住居系地域
Q	308	273	250

2　排水施設の流量は、次の算式に基づき算定する。

Q＝A・V(マニング公式)

　Q＝雨水流量(m3／秒)又は汚水流量(m3／秒)

　A＝流水の断面積(m2)

V＝流速(m／秒)＝1／n・R2／3・I1／2

　n＝粗度係数＝0.013(汚水)又は0.015(雨水)

　R＝径深(m)＝A／P

　P＝流水の潤辺長(m)

　I＝勾配

　ただし、雨水開渠の最小断面は、300mm×300mmとし、管渠の最小断面は、雨水用にあつては250mm、汚水用にあつては200mmとする。

　また、雨水開渠の有効断面は、深さの9割とする。

　なお、流速は、雨水にあつては0.80m／秒から3.00m／秒の範囲、汚水にあつては0.60m／秒から3.00m／秒の範囲とする。

(汚水管渠の材質)

第6条　汚水管渠の材質は、原則として、直管にあつてはJIS・K6741、継手にあつてはJIS・K6739に規定する塩化ビニル管とする。

(雨水流出抑制施設)

第7条　春日市開発行為等整備要綱(平成9年3月告示第17号)第18条第1項の規定により設置しなければならない雨水流出抑制施設は、下表のとおりとする。

雨水流出抑制施設	貯留施設		浸透型施設
抑制方法	オンサイト貯留	オフサイト貯留	―
代表的な施設	駐車場貯留、グラウンド・公園貯留(主に地表上貯留)	調整池、地下貯留池(比較的規模の大きいもの)	浸透側溝、浸透ます、浸透性舗装
設置可能な施設	学校、公園、駐車場等		駐車場、歩道等