○滑川市区議会条例

昭和29年3月1日

条例第30号

(条例の目的)

第1条 この条例は、高月町区の所有する財産及び営造物に関し区議会を設けてその管理及び処分の公正を期することを目的とする。

(設置区域)

第2条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第295条の規定による財産及び営造物に関し、滑川市高月町の区域に高月町区議会(以下「区議会」という。)を設ける。

(議員の定数)

第3条 区議会の議員の定数は、6人とする。

(議員の任期)

第4条 区議会の議員の任期は、4年とし、総選挙の日から起算する。ただし、区議会の議員の任期満了の日前に総選挙を行つた場合においては、前任者の任期満了の日の翌日から起算する。

2 補欠議員は、前任者の残任期間在任する。

(選挙権及び被選挙権)

第5条 第2条の区域に住所を有し滑川市議会議員の選挙権を有する者は区議会の議員の選挙権を有する。

2 区議会の選挙権を有するもので年齢25年以上の者は、区議会議員の被選挙権を有する。

3 区議会の議員の選挙権及び被選挙権については、前2項に規定するものを除く外、市町村の議会の議員選挙の例による。

(選挙管理委員会)

第6条 区議会議員の選挙に関する事務は、滑川市選挙管理委員会が管理する。

(選挙人名簿)

第7条 区議会の議員の選挙人名簿については、市町村の議会の議員の選挙名簿の例による。

1 この条例は、公布の日から施行する。

2 この条例施行の際、現に区会議員の職にあるものは、この条例により選挙されたものとみなし、その任期は、なお従前の規定による選挙の日から起算する。

区会設置の理由書

(明治40年12月13日)

滑川市高月町ハ明治22年町村制実施前ニアリテハ独立ノ一村ニシテ其面積16町8反27歩戸数214戸ヲ有シ其位置海岸ニアルヲ以テ漁業者最多ク商業農業之ニ亜ク而シテ村内土木衛生勧業警備救恤等ノ事業ハ其資力ニ拠リテ経営セラレ一村ノ安寧秩序ヲ保持シ来リシ事久矣然ルニ維新後漸次制度ヲ確立セラレ区町村会法ノ実施トナリ町村制ノ施行トナリ之ニ伴ツテ従来独立セル数ケ町村ヲ合併シテ一行政区域トセラレタルカタメ其共同支弁ニ属スル費用ハ役場費、教育費若クハ伝染病費等ノ如ク管轄区域一般ニ等シク利害ノ関係ヲ及スモノハ之ヲ其区域ノ収入ニ需ムルハ当然ナルモ大字各町村ニ専属スル営造物ニ要スル費用ノ如キハ特ニ従来ノ慣行有テ事実地ニ関係ナキモノハ其各大字町村ニ於テ之ヲ負担シ之ヲ整理スルハ唯ニ事理ニ於テ適当ナルノミナラス斯ノ如キハ従来ノ慣行ヲ持続シ一町ノ平和ヲ保維スルヲ似テ自治行政ノ宜シキヲ得タルモノナラン然リ而シテ今大字高月村カ従来共有セル漁業収益ノ如キハ往古ヨリ村万造ト称シ一村ニ要シタル諸入費ノ方ヘ先ツ之ヲ収入シ尚不足スル金額ハ之ヲ村民ニ賦課徴収シ来レリト雖モ制度施行後ニ至リテハ財産収入ヲ似テ其局部ニ専属スル諸費ヲ支弁シ漸ク余裕ヲ見ルニ至レリ而シテ其諸入費ニ在テ漁業諸入費神社費ノ如キ最モ主ナル費用ニシテ今日迄支弁シ来タリシ為メ今後モ神社諸費ノ方ヘ支出スルノ慣行ヲ廃止スルヲ得サルヲ似テ之ヲ持続セントス而シテ漁夫ノ多数ハ貧窮ナルカ為メ一朝不漁ニ際セハ多数ノ救恤ヲ要スルノ例ニシテ収益ノ幾分ヲ割キ以テ賑恤スルノ止ムヲ得サル場合往往之レアリ是亦時宜ニ従ヒ之ヲ摂理セントス、従来ノ状況前述ノ如クニシテ関係者ハ一ニ旧慣ニ則リ便宜ノ処置ヲ為シ来リシモ今ヤ時運ノ発達ニ伴ヒ事態ノ漸ク推移スルト共ニ町財政ノ整理ヲ計ルノ必要ヲ認ムルヲ以テ苟モ公共資産トシテ其目的ヲ完カラシメンニハ之等局部ノ資産ヲ挙テ全町ノ資ニ提供セシメ以テ利害ノ関係ヲ均一ナラシムルニ如カスト雖モ現下ノ状態ニアリテハ到底望ムヘカラサル企図ナリトス依テ之ヲ在来ノ儘同町会ノ議ニ附シ之レカ整理ヲ計ラントスルモ是亦其利益ヲ享有スヘキ関係者ノ絶対服従セサルノミナラス之レカ関係者ニシテ同町会ニ列スルモノハ僅カ6分ノ1ニ過キサルカ為メ該資産ニ対スル処分ニ関シテハ事実周到ヲ欠クノ虞ナシトセス又或ハ利害ノ相衝突スルノ場合アルヲ免レサルニ付関係者ノ希望ニ従ヒ該財産及営造物ニ関スル事務ノ為メ自第124条至第126条ニ依リ大字高月町ヲ一区トシ区会ヲ設置シ財産ノ増殖ヲ計ルト共ニ一区ノ事業ヲ整理シ益々区民ノ幸福ヲ増進セント欲スルニアリ

滑川市区議会条例

昭和29年3月1日 条例第30号

(昭和29年3月1日施行)