(趣旨)

第1条　この規程は、近江八幡市下水道条例(平成22年近江八幡市条例第199号。以下「条例」という。)第7条第2項の規定に基づき、近江八幡市下水道排水設備指定工事店(以下「指定工事店」という。)について必要な事項を定めるものとする。

(指定工事店の資格)

第2条　指定工事店は、近江八幡市給水条例(平成22年近江八幡市条例第206号)第8条第1項に規定する近江八幡市指定給水装置工事事業者で、滋賀県内に営業に適する店舗を有し、かつ、第10条に規定する責任技術者を有するもののうちから指定するものとする。

(指定の申請)

第3条　指定工事店の指定を受けようとする者は、近江八幡市下水道排水設備指定工事店申請書(別記様式第1号)に次に掲げる書類を添付し、管理者(管理者の権限を行う市長をいう。以下同じ。)に提出しなければならない。

(指定の決定)

第4条　管理者は、前条の規定による申請を受理した場合は、これを審査し、指定工事店として適格であると認める決定をしたときは、近江八幡市下水道排水設備指定工事店名簿(別記様式第2号)に登録するとともに、近江八幡市下水道排水設備指定工事店の証(別記様式第3号。以下「工事店の証」という。)を交付するものとする。

(指定の期間)

第5条　指定工事店の指定は、随時行うものとし、その有効期間は指定した日から3年以内とする。ただし、管理者が必要と認めるときは、有効期間を短縮することができる。

(指定の更新)

第6条　指定工事店は、前条の有効期間満了後も引き続き指定を受けようとするときは、その期間が満了する30日前までに、近江八幡市下水道排水設備指定工事店更新申請書(別記様式第4号)に第3条各号に掲げる書類を添付し、管理者に提出しなければならない。ただし、管理者が特に認めた場合は、これを省略することができる。

(工事の範囲)

第7条　指定工事店が施工する工事の範囲は、公共ます等へ流入する排水設備及びこれに接続する除害施設(以下「排水設備等」という。)の新設、増設又は改築の工事とする。ただし、管理者が特に承認した工事については、この限りでない。

(指定工事店の義務)

第8条　指定工事店は、下水道関係法令、条例及び近江八幡市下水道条例施行規程(平成29年近江八幡市上下水道事業管理規程第1号。以下「管理規程」という。)に定める基準に従い、誠実に工事を施工するとともに、次に掲げる事項を遵守しなければならない。

(完了検査)

第9条　条例第8条第1項の規定により検査を受けようとする指定工事店は、責任技術者の立会いの上、検査を受けなければならない。

(責任技術者)

第10条　責任技術者は、公益財団法人滋賀県建設技術センターが実施する下水道排水設備工事責任技術者資格試験に合格し、当該センターに登録された者とする。

(責任技術者の義務)

第11条　責任技術者は、下水道関係法令、条例及び管理規程に定める基準に従い、排水設備等の設計・施工等の管理・監督の職務に当たっては、誠実に責任をもってこれに従事し、次に掲げる事項を遵守しなければならない。

(工事店証の再交付)

第12条　指定工事店は、第4条第1項の規定により交付された工事店の証を破損又は紛失したときは、速やかに管理者に対し近江八幡市下水道排水設備指定工事店の証再交付申請書(別記様式第7号)を提出し、その再交付を受けなければならない。

(指定の取消し等)

第13条　管理者は、指定工事店又は責任技術者が次の各号のいずれかに該当するときは、指定及び登録を取り消し、又は1年を超えない範囲内において業務及び登録の停止をすることができる。

(公示)

第14条　管理者は、指定工事店に関し次に掲げる措置をしたときは、その都度これを公示するものとする。

(業務の調査及び報告)

第15条　指定工事店及び責任技術者は、管理者から業態、材料又は帳簿について調査及び報告を求められたときは、速やかにこれに応じなければならない。

(その他)

第16条　この規程に定めるもののほか、必要な事項は、管理者が別に定める。