○佐賀市暴走族等追放条例

平成17年10月1日

条例第24号

(目的)

第1条 この条例は、暴走族等による暴走行為が市民生活に多大な影響を及ぼしている状況にかんがみ、暴走族等の追放の促進に関し本市、市民、保護者等の責務を明らかにするとともに、暴走行為をあおる行為を規制することにより、暴走族等のいないまちづくりを推進し、もって市民生活の安全及び平穏の確保に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 暴走族 暴走行為をすることを目的として結成された集団をいう。

(2) 暴走族等 暴走族、常習的に暴走行為をする者及び情を知って暴走行為に係る自動車等に同乗する者をいう。

(3) 暴走行為 次に掲げる行為をいう。

 道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第68条の規定に違反する行為

 道路において2台以上の自動車等を連ねて運行させ、又は並進させる行為で、かつ、法第7条、第17条、第22条第1項、第55条、第57条第1項又は第62条の規定に違反するもの

 法第71条第5号の3の規定に違反する行為又は第71条の2の規定に違反する行為で、著しく他人に迷惑を及ぼすこととなるような騒音を生じさせるもの

(4) 保護者 少年法(昭和23年法律第168号)第2条第2項に規定する保護者をいう。

(5) 少年 20歳未満の者をいう。

(6) 自動車等 法第2条第1項第9号に規定する自動車及び同項第10号に規定する原動機付自転車をいう。

(市の責務)

第3条 本市は、暴走族等の追放に関する施策を策定し、これを実施するものとする。

(市民の責務)

第4条 市民は、自らが暴走族等の追放を推進するとともに、本市が実施する施策に協力するものとする。

(保護者の責務)

第5条 保護者は、その監護に係る少年に関し次に掲げる措置を講ずるよう努めるものとする。

(1) 暴走族に加入させないようにするとともに、暴走族に加入していることを知ったときは、暴走族から離脱させること。

(2) 暴走行為を行わせないこと。

(3) 暴走行為に係る自動車等に同乗させないこと。

(4) 暴走行為の見物に行かせないこと。

(学校の責務)

第6条 学校は、在学中の少年に対し、交通安全教育の充実を図り、暴走族への加入又は暴走行為若しくはその見物を防止するよう努めるものとする。

(地域の関係団体の責務)

第7条 学校、職場その他少年の育成に携わる団体の関係者は、その職務、活動等を通じ、相互に連携し、暴走族への加入又は暴走行為若しくはその見物を防止するよう努めるものとする。

(事業者の責務)

第8条 自動車等の部品の販売又は自動車等の修理を業とする者は、暴走行為を助長するおそれのある自動車等の部品の販売若しくは取付け又は自動車等の改造をしないよう努めるものとする。

2 自動車等の燃料の販売を業とする者は、法第62条若しくは第71条の2又は道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第19条若しくは第73条第1項(同法第97条の3第2項において準用する場合を含む。)の規定に違反することが外観上明らかな自動車等の運転者に燃料を販売しないよう努めるものとする。

3 衣服、はちまき、旗等(以下「衣服等」という。)に刺しゅう又は印刷(以下「刺しゅう等」という。)をすることを業とする者は、衣服等に暴走族等を誇示する表示の刺しゅう等をしないよう努めるものとする。

(自動車等の所有者の責務)

第9条 自動車等の所有者及び使用者は、暴走族等に当該自動車等を貸与し、又は譲渡しないように努めるとともに、当該自動車等の盗難防止対策を十分に講ずるよう努めるものとする。

(施設等管理者の責務)

第10条 駐車場、空地その他施設等の管理者は、暴走族等又は暴走行為を見物する者を集合させないための措置を講ずるよう努めるものとする。

(道路管理者の責務)

第11条 道路の管理者は、その管理する道路において、容易に暴走行為をさせないための措置を講ずるよう努めるものとする。

(暴走行為、集合等の通報)

第12条 何人も、次に掲げる事項を知ったときは、速やかに、その旨を警察官に通報するよう努めるものとする。

(1) 暴走族等が暴走行為をするために集合していること。

(2) 暴走行為が行われていること。

(3) 暴走行為に使用されるおそれのある自動車等が隠匿されていること。

(暴走行為の助長の禁止)

第13条 不特定又は多数の者が道路、公園、広場、駅その他公衆が出入りすることができる場所に集合した場合において、当該集合した者は、現に第2条第3号アに規定する暴走行為を行っている者に対し、声援、拍手、手振り、身振り又は旗、鉄パイプその他これらに類するものを振ることにより、暴走行為をあおる行為をしてはならない。

(重点区域における措置)

第14条 市長は、暴走族等の拠点となっていると認める区域を、暴走族等追放活動重点区域(以下「重点区域」という。)として指定し、必要に応じ、次に掲げる措置を講ずるとともに、その区域の関係機関及び関係団体へ協力要請を行うものとする。

(1) 重点区域における暴走族等の追放に関する啓蒙啓発活動

(2) 前号に定めるもののほか、重点区域における暴走族等の追放を図るため必要と認める措置

(重点禁止区域の指定)

第15条 市長は、第13条に規定する暴走行為をあおる行為が頻繁に行われていると認める区域を、暴走行為に対する助長行為の重点禁止区域(以下「重点禁止区域」という。)として指定することができる。

2 市長は、前項の規定により重点禁止区域を指定するときは、その旨及びその区域を告示しなければならない。

3 前項の規定は、重点禁止区域の指定の解除及びその区域の変更について準用する。

(重点禁止区域における措置)

第16条 市長は、重点禁止区域を指定したときは、必要に応じ、次に掲げる措置を講ずるとともに、その区域の関係機関及び関係団体へ協力要請を行うものとする。

(1) 重点禁止区域における警察と連携した暴走族等及び暴走行為をあおる者を集合させない措置

(2) 重点禁止区域における深夜営業の店舗、事業所等と連携した暴走族等及び暴走行為をあおる者の監視及び通報の体制の整備

(3) 前2号に定めるもののほか、重点禁止区域における暴走族等の追放を図るため必要と認める措置

(佐賀市暴走族追放審議会)

第17条 暴走族等の追放に関する施策について調査審議させるとともに、重点区域の指定並びに重点禁止区域の指定、解除及び変更について審議させるため、佐賀市暴走族追放審議会(以下「審議会」という。)を置く。

2 審議会は、18人以内の委員をもって組織する。

3 委員は、暴走族等の追放の促進について優れた意見を有する者のうちから市長が委嘱する。

4 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。

5 前各項に定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し必要な事項は、規則で定める。

(情報の提供)

第18条 市長は、市民、保護者、事業者等に対し、暴走族等の追放のための情報の提供に努めるものとする。

(関係機関等に対する協力要請)

第19条 市長は、暴走族等の追放のための施策の実施について、必要に応じ、関係機関及び関係団体に対して協力の要請をすることができる。

(補則)

第20条 この条例に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。

(罰則)

第21条 重点禁止区域において第13条の規定に違反した者は、10万円以下の罰金に処する。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)前に、合併前の佐賀市暴走族等追放条例(平成14年佐賀市条例第1号)、諸富町暴走族等の追放の促進に関する条例(平成16年諸富町条例第1号)、大和町暴走族等の追放の促進に関する条例(平成16年大和町条例第4号)、富士町暴走族等の追放促進に関する条例(平成16年富士町条例第6号)又は三瀬村暴走族追放運動推進条例(平成13年三瀬村条例第12号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、それぞれこの条例の相当規定によりなされたものとみなす。

3 施行日の前日に合併前の佐賀市暴走族等追放条例第14条の規定により指定されていた暴走族等追放活動重点区域又は三瀬村暴走族追放運動推進条例第6条第1項の規定により指定されていた暴走族追放運動推進重点地域は、それぞれこの条例第14条の規定による重点地域とみなす。

4 施行日の前日に合併前の佐賀市暴走族等追放条例第15条第1項の規定により指定されていた暴走行為に対する助長行為の重点禁止区域は、この条例第15条第1項の規定による重点禁止地域とみなす。

5 施行日の前日までにした行為に対する罰則の適用については、なお合併前の佐賀市暴走族等追放条例の例による。

(川副町、東与賀町及び久保田町の編入に伴う経過措置)

6 川副町、東与賀町及び久保田町の編入の日の前日までに、編入前の川副町暴走族等の追放促進に関する条例(平成16年川副町条例第7号)、東与賀町暴走族及び暴走行為者等の追放に関する条例(平成16年東与賀町条例第1号)又は久保田町暴走族等の追放促進に関する条例(平成14年久保田町条例第13号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、それぞれこの条例の相当規定によりなされたものとみなす。

(平19条例136・追加)

附 則(平成19年9月25日条例第136号)

この条例は、平成19年10月1日から施行する。

佐賀市暴走族等追放条例

平成17年10月1日 条例第24号

(平成19年10月1日施行)