(目的)

第1条　この条例は、宍粟市に勤務する消防団員等に賞じゅつ金若しくは殉職者特別賞じゅつ金又は見舞金(以下「賞じゅつ金等」という。)を授与することを目的とする。

(定義)

第2条　この条例において、「消防団員等」とは、次に掲げるものをいう。

(賞じゅつ金)

第3条　市長は、消防団員等が水火災等の災害に際し、その職務を遂行し、若しくはこれに準ずる事由によって被害を受け、そのために死亡し、又は被害を受けたことによる負傷若しくは疾病により死亡し、若しくは身体に障がいを生じた場合においては、賞じゅつ金等を授与することができる。

(殉職者特別賞じゅつ金)

第4条　市長は、消防団員等が水火災等の災害に際し、命を受け、特に生命の危険が予想される現場へ出動し、生命の危険を顧みることなく、その職務を遂行し、そのため死亡し、その功労が特に抜群と認められる場合においては、3,000万円の殉職者特別賞じゅつ金を授与することができる。

(授与の対象)

第5条　殉職者賞じゅつ金又は殉職者特別賞じゅつ金は、殉職者の遺族に授与するものとし、その遺族の範囲及び順位は、宍粟市消防団員等公務災害補償条例(平成17年宍粟市条例第178号。以下「災害補償条例」という。)第15条及び第16条の2第2項の規定の例による。

(賞じゅつ金等の授与の決定)

第6条　賞じゅつ金等の授与は、宍粟市消防賞じゅつ金等審査会の審査に付し、市長が決定する。

(適用の特例)

第7条　消防団員等が他の市町村長の要請に基づき、本市区域外においてその職務を遂行し、第3条第1項又は第4条第1項に定める事由の生じた場合において、当該市町村から賞じゅつ金その他どのような名称であっても、この条例に定めるものと趣旨を同じくする給付がなされる場合においては、この条例による賞じゅつ金等は授与しない。ただし、その給付がこの条例を適用した場合に受けるべき額に比して少額であるときは、その差額を授与することができる。

(この条例の準用)

第8条　他の市町村(一部事務組合を含む。)の消防職員又は消防団員等が市長の要請に基づき、本市区域内においてその職務を遂行し、第3条第1項又は第4条第1項に定める事由の生じた場合は、この条例を準用する。

(委任)

第9条　この条例の施行に関し必要な事項は、市長が定める。