(趣旨)

第1条　この規程は、水道事業及び下水道事業の管理者の権限を行う市長(以下「管理者」という。)の管理する排水樋門(以下「樋門」という。)の操作に関し必要な事項を定めるものとする。

(操作の対象)

第2条　操作の対象となる樋門の名称及び位置は、別表のとおりとする。

(操作の目的)

第3条　樋門の操作は、汐川、清谷川及び免々田川の洪水、高潮及び津波による公共下水道区域内にある雨水幹線への逆流を防止することを目的とする。

(操作の基本方針)

第4条　第8条から第10条までに定める場合の樋門の操作は、機側操作(樋門に設置した操作盤より、河川や雨水幹線、背後地の状況等を目視で確認しながら行う操作をいう。以下同じ。)を主たる操作方法とする。

(警戒体制の実施)

第5条　管理者は、次の各号のいずれかに該当するときは、直ちに、警戒体制に入るものとする。

(警戒体制における措置)

第6条　管理者は、警戒体制においては、次に掲げる措置をとるものとする。

(警戒体制の解除)

第7条　管理者は、洪水、高潮若しくは津波が終わったとき、又は洪水、高潮若しくは津波に至ることがなく洪水、高潮若しくは津波が発生するおそれがなくなったときは、警戒体制を解除するものとする。

(洪水時及び高潮時の操作方法)

第8条　洪水時及び高潮時の警戒体制における樋門の操作は、第3条の河川の水位状況を確認し、次の各号に定めるところにより行うものとする。

(津波のおそれがあるときの操作方法)

第9条　管理者は、田原市に津波警報又は大津波警報が発表された場合は、当該警報が解除されるまで、機側操作その他機側での作業を行わないものとする。

(平水時の操作方法)

第10条　管理者は、次の各号に掲げる河川が当該各号に掲げる場合に該当するときは、樋門のゲートを全開にするものとする。

(操作方法の特例)

第11条　管理者は、事故その他やむを得ない事情が生じたときは、必要な範囲で、前3条に規定する方法以外の方法によって樋門を操作するものとする。

(通知及び周知)

第12条　管理者は、樋門を操作すること又は操作しないことにより、公共の利害に重大な影響を生ずると認められるときは、あらかじめ関係機関に通知するものとする。

(操作の記録及び保存)

第13条　管理者は、樋門を操作したときは、次に掲げる事項を記録し、当該記録を保存するものとする。

(点検等)

第14条　管理者は、樋門及び樋門を操作するために必要な機械、器具等を年1回以上点検し、及び整備し、常に良好な状態に保つものとする。

(観測)

第15条　管理者は、汐川柳町観測所水位及び免々田川観測所水位の観測その他樋門の操作に必要な観測を行うものとする。

(訓練)

第16条　管理者は、樋門の操作机上又は実地における訓練を、年1回以上行うものとする。

(委任)

第17条　この規程に定めるもののほか、必要な事項は、管理者が別に定める。