○滝沢市災害時等における私道の通行確保に関する条例

平成18年12月18日

条例第27号

第1章 総則

(趣旨)

第1条 この条例は、市が災害時等において緊急に実施する私道除雪等及び私道除雪に要する経費の補助に関して必要な事項を定め、もって本市の道路交通に関する総合的な防災対策に資することを目的とする。

(解釈の原則)

第2条 この条例のいかなる規定も、市が、私道管理に関する事務管理(民法(明治29年法律第89号)第697条第1項に規定する事務管理をいう。)を実施するものと解してはならない。

(用語の定義)

第3条 この条例において「私道」とは、一般交通を特別に制限していない道路であって、次の各号のいずれにも該当しないものをいう。

(1) 道路法(昭和27年法律第180号)第3条に規定する道路

(3) 建築物と道路(この号において建築基準法(昭和25年法律第201号)第43条第1項に規定する道路をいう。)を連絡する通路

2 この条例において「業務従事者」とは、私道除雪に従事する市の職員及び市が除雪作業を委託した者をいう。

3 この条例において「市道等」とは、道路法第3条第4号に規定する市道及び滝沢市法定外公共物管理条例施行規則(平成16年滝沢村規則第12号)第2条第1号に規定する一般交通の用に供する道をいう。

(私道の管理者等の責務)

第4条 私道の管理者及び通行者は、当該私道の管理に関し、各々の有する費用負担の義務の割合に応じた適正な維持管理に努め、もって通行に関する防災及び被災の軽減に寄与するよう努めなければならない。

第2章 市が実施する私道除雪

(災害発生時の応急除雪)

第5条 市が災害対策本部(災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第23条の2第1項に規定する災害対策本部をいう。以下同じ。)を設置した場合において、災害対策本部が、消防機関の消防活動を支援し、住民の避難経路を確保し、又は災害若しくは被害の調査のために私道除雪の実施が必要と決定したときは、市長は、災害に対する応急措置として、私道除雪を実施するものとする。

2 市長は、前項の規定により私道除雪を実施するときは、その実施に関し消防機関による消防活動との調整を十分に図らなければならない。

3 市長は、被災拡大の防止又は人命の救助その他の緊急の作業に必要と認めるときは、消防吏員又は消防団員に対し、消防法(昭和23年法律第186号)第29条第5項に規定する消防作業従事命令(災害の現場付近に在る業務従事者に対するものをいう。)の発令を要請しなければならない。

(被災防止のための応急除雪)

第6条 連続した降雪1回当たりで生じた積雪の深さ(以下「積雪」という。)が、50センチメートルに達したとき、又は達することが明らかに予見されるときであって、私道の通行権を有する者から市長に対し当該私道の除雪の実施要請があったときは、市長は、交通の途絶による関係住民の被災を未然に防止するための応急措置として、除雪を実施するものとする。

2 前項の私道除雪は、市道等の除雪作業に支障を生じない範囲で実施するものとする。

3 豪雪により災害対策本部を設置した場合の私道除雪の実施は前条の規定を適用するものとし、第1項の規定はこれを適用しないものとする。

(要請受諾の要件)

第7条 市長は、前条第1項に規定する私道除雪の実施要請があったときは、当該要請が、次の各号の全てに該当したときに、この条例の規定の範囲においてこれを受諾する。

(1) 当該降雪が止んだ日の午後12時から起算して7日以内に行われたものであること。

(2) 除雪を実施する私道の位置並びに要請者の住所及び氏名を明示したものであること。

(3) 当該私道の通行権を有する者からのものであること。

(4) 要請の内容と積雪等の事実が整合するものであること。

(5) この条例の規定による除雪の方法、時期その他の条件を要請者が了承したものであること。

(私道除雪の作業方法等)

第8条 市が実施する私道除雪は、市道等の除雪方法に準じ、かつ、合理的に必要と判断される程度において実施する。

(私道等への立入り等)

第9条 業務従事者は、私道除雪の実施又は事前調査のために除雪の対象となる私道に立ち入ることができる。

2 業務従事者は、私道除雪の現場に到着するために緊急の必要があるときは、一般交通の用に供しない通路又は公共の用に供しない空地を通行することができる。

第10条 業務従事者は、私道除雪又は除雪対象の私道の調査を行うときは、その身分を示す証票を携帯し、関係者から請求のあった場合にはこれを提示しなければならない。

(業務従事者の判断による除雪作業の一時中止等)

第11条 業務従事者は、私道除雪の現場において作業の着手又は継続が困難と認めるときは、自己の判断で私道除雪の実施を一時中止することができる。

2 業務従事者は、私道除雪の現場において消防吏員又は消防団員による除雪作業の指示を受けたときは、当該指示による作業を市長の指示に優先しなければならない。

3 業務従事者は、第1項の規定により私道除雪の実施を一時中止し、又は前項の規定により消防吏員若しくは消防団員から除雪作業の指示を受けたときは、速やかに市長に報告しなければならない。

4 市長は、前項の規定による報告を受けたときは、速やかに必要な措置を講じなければならない。

(除雪の実施決定の取消し)

第12条 市長は、第6条第1項の規定により実施を決定した私道除雪に関し、やむを得ない事情があるときは、その決定の一部又は全部を取り消すことができる。

(私道管理者等の協力)

第13条 私道の管理者及び通行者は、市が実施する私道除雪の円滑な実施及び除雪作業に伴って生じる雪の処理に協力しなければならない。

(放置物件の移動要請)

第14条 市長は、私道除雪実施のため必要がある場合においては、私道に放置された車両その他の物件(以下「物件」という。)の管理について責任がある者に対し、当該物件を除雪に支障のない場所へ移動することを要請することができる。

(禁止事項)

第15条 何人もこの条例の規定に基づき市が実施する私道除雪に関し、次の各号に掲げる行為をしてはならない。

(1) 業務従事者が実施する私道除雪の作業を妨害すること。

(2) 市の私道除雪作業に合わせて私道以外の雪をみだりに私道に堆積すること。

2 業務従事者は、その実施する私道除雪において、みだりに私道の区域外に雪を堆積してはならない。

(業務従事者の安全確保の義務)

第16条 市長は、現場で除雪作業に当たる業務従事者について、その者の身体又は生命の安全を確保できないときは、現場での除雪作業の着手又は継続を命じてはならない。

(費用の負担)

第17条 この条例の規定により実施する私道除雪に要する費用は、市が負担する。

2 この条例の規定により市が実施した私道除雪により市が他の者に与えた損失は、市がこれを補償する。ただし、除雪作業に付随して発生する雪の堆積等に起因する損失は、これを補償しない。

第3章 補助

(私道除雪に関する費用の補助)

第18条 市長は、市長の認める者が第4条の規定に基づき、当該私道の防災に寄与するため平時における除雪を実施しているときは、その負担を軽減することを目的として、予算の範囲内において、事業費の3分の1以内を補助することができる。

第4章 罰則

(過料)

第19条 第6条第1項の規定に基づき市が実施する私道除雪に関し、第15条第1項第2号の規定に違反したため市に損害を与えた者は、5万円以下の過料に処する。

(両罰規定)

第20条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても過料を科すことができる。

第5章 雑則

(災害に対する他の応急工事)

第21条 第5条第9条第14条及び第17条の規定は、災害に関して市が私道通行の障害を除去するために実施する応急工事について準用する。

(委任)

第22条 この条例に定めるもののほか、この条例の実施に関し必要な事項は、市長が規則で定める。

附 則

この条例は、公布の日から施行する。ただし、第19条及び第20条の規定は、平成19年7月1日から施行する。

附 則(平成25年12月13日条例第49号抄)

(施行期日)

1 この条例は、平成26年1月1日から施行する。

附 則(平成25年12月13日条例第50号)

この条例は、平成26年1月1日から施行する。

滝沢市災害時等における私道の通行確保に関する条例

平成18年12月18日 条例第27号

(平成26年1月1日施行)