(趣旨)

第1条　この規程は、法令その他別に定めがあるもののほか、市が執行する建設工事(以下「工事」という。)について藤岡市契約規則(平成11年規則第2号。以下「規則」という。)第41条の規定に基づき市の職員が行う検査(以下「検査」という。)に関し、必要な事項を定めるものとする。

(検査の種類)

第2条　検査の種類は、次に掲げるとおりとする。

(検査員)

第3条　規則第41条第1項の規定により検査を行う職員(以下「検査員」という。)は、次に掲げるとおりとする。

(検査の範囲)

第4条　当初設計金額(消費税及び地方消費税を含む。以下この条において同じ。)が200万円を超える工事の検査は専門検査員が、当初設計金額が200万円以下の工事の検査は担当課検査員が行うものとする。ただし、地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の2第1項第5号の規定により随意契約した工事の検査については、当初設計金額にかかわらず、担当課検査員が検査を行うことができる。

(検査の実施手続)

第5条　主管課長は、次の各号のいずれかに該当するときは、検査依頼書(様式第1号)に検査に必要な書類を添付して契約検査課長に検査を依頼し、又は担当課検査員に検査を命じなければならない。

(検査の準備)

第6条　規則第40条第1項の規定により監督を行う者(以下「監督員」という。)は、受注者に検査に必要な資機材を準備させるものとする。

(検査の立会い)

第7条　検査員は、検査を行うときは、監督員及び現場代理人並びに主任技術者又は監理技術者に立会いを求めなければならない。

(検査の実施)

第8条　検査員は、検査に当たっては、厳正で公平かつ精密を旨とし、あらかじめ当該検査に係る工事の内容について把握し、設計図書その他契約条件に適合するか否かを検査しなければならない。

(検査の基準)

第9条　完成検査は、別に定める藤岡市建設工事検査基準により行うものとする。

(工事成績評定)

第10条　監督員及び専門検査員は、専門検査員が完成検査を行ったときは、別に定める藤岡市建設工事成績評定要領により工事成績の評定を行わなければならない。

(検査の結果報告等)

第11条　専門検査員は、完成検査を完了したときは、工事完成検査調書(規則様式第7号)に工事成績採点表を添付して、市長に報告しなければならない。

(不合格工事の措置)

第12条　検査員は、検査の結果不合格と判定した工事について、受注者に規則第41条第4項の必要な措置(次条において「必要な措置」という。)をすることを求めたときは、その旨を主管課長に報告しなければならない。

(再検査)

第13条　検査員は、必要な措置をすることを求めた工事について、当該措置が完了した旨受注者から通知があったときは、再検査を行わなければならない。ただし、軽易なものについては、監督員に再検査を委任することができる。

(検査台帳)

第14条　契約検査課長は、検査員、検査日、検査結果、評定点その他必要事項を検査台帳に記載し、経過を明確にしておかなければならない。

(補則)

第15条　この規程に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。