○富士吉田市男女共同参画推進条例

平成15年3月24日

条例第2号

目次

第1章 総則(第1条―第7条)

第2章 基本的施策(第8条―第13条)

第3章 推進体制(第14条―第18条)

第4章 補則(第19条)

附則

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、本市における男女共同参画に関し、基本理念を定め、その実現に向けて、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、市の基本的施策及び推進体制について必要な事項を定め、男女共同参画を総合的かつ計画的に推進することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、「男女共同参画」とは、男女が、互いにその人権を尊重し、社会的文化的に形成された性別にとらわれず、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保されることにより、男女が均等に多様な利益を受けることができ、かつ、共に責任を担うことをいう。

(基本理念)

第3条 男女共同参画の推進は、男女が自立した個人として尊重されること、男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する機会が確保されること、男女が生涯にわたり性と生殖に関する健康と権利に配慮されることその他の男女の人権が尊重されることを旨として、行わなければならない。

2 男女共同参画の推進に当たっては、社会における制度又は慣行が、性別による固定的な役割分担意識を反映して、男女の社会における主体的で自由な活動の選択を妨げるおそれがあることを考慮し、社会における制度又は慣行が男女の社会における活動の選択に対して及ぼす影響をできる限り中立なものとするように配慮しなければならない。

3 男女共同参画の推進は、男女が、社会の対等な構成員として、市における政策又は民間の団体における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保されることを旨として、行わなければならない。

4 男女共同参画の推進は、家族を構成する男女が、相互の協力と社会の支援のもとに、子の養育、家族の介護その他の家庭生活における活動について家族の一員としての役割を円滑に果たし、かつ、家庭以外の生活における活動を行うことができるようにすることを旨として、行わなければならない。

5 男女共同参画の推進が国際社会における取組みと密接な関係を有していることを考慮し、男女共同参画の推進は、国際的協調のもとに行わなければならない。

(市の責務)

第4条 市は、前条に定める基本理念にのっとり、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に策定し、及び実施するものとする。

2 市は、男女共同参画を推進するに当たっては、市民及び事業者(以下「市民等」という。)との密接な協力及び協調を図るものとする。

(市民の責務)

第5条 市民は、男女共同参画について理解を深め、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野において、男女共同参画の推進に自主的かつ積極的に役割を果たすよう努めなければならない。

2 市民は、市が行う男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めなければならない。

(事業者の責務)

第6条 事業者は、その事業活動を行うに当たっては、男女共同参画の推進に自主的かつ積極的に取り組むとともに、男女が職場における活動と家庭、地域等における活動を両立して行うことができるような環境の整備に努めなければならない。

2 事業者は、市が行う男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めなければならない。

(性別による権利侵害の禁止)

第7条 何人も、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野において、性別を理由として直接的にも間接的にも差別的な取扱いをしてはならない。

2 何人も、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野において、他の者に対し、その意に反した性的な言動を行うことにより、その者の生活環境を侵害して不快な思いをさせる行為又は性的な言動を受けた者の対応により、その者に不利益を与える行為をしてはならない。

3 何人も、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野において、男女共同参画を阻害する暴力的行為(精神的に著しく苦痛を与える行為を含む。)をしてはならない。

第2章 基本的施策

(男女共同参画プラン)

第8条 市長は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、男女共同参画の推進に関する基本的な計画(以下「男女共同参画プラン」という。)を定めるものとする。

2 男女共同参画プランは、次に掲げる事項について定めるものとする。

(1) 総合的かつ長期的に講ずべき男女共同参画の推進に関する施策の大綱

(2) 男女の人権の尊重に関する事項

(3) 男女共同参画の普及啓発に関する事項

(4) 前3号に掲げるもののほか、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項

3 市長は、男女共同参画プランを定めるに当たっては、その創意工夫のもとに市民等の主体的かつ積極的な参加を求めてその意見を反映することができるよう適切な措置を講ずるものとする。

4 市長は、男女共同参画プランを定めたときは、遅滞なく、これを公表するものとする。

5 前2項の規定は、男女共同参画プランの変更について準用する。

(男女共同参画に影響を及ぼす施策への配慮)

第9条 市は、男女共同参画に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、男女共同参画の推進に配慮しなければならない。

(市民等の関心と理解を深めるための普及啓発)

第10条 市は、情報の提供、広報活動並びに教育及び学習の機会を通じて、基本理念についての市民等の関心と理解を深めるため、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野において、必要な普及啓発を行うよう努めなければならない。

(市民等の活動に対する支援)

第11条 市は、市民等が行う男女共同参画の推進に関する活動を支援するため、情報の提供、活動機会の確保その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする。

(調査研究)

第12条 市は、男女共同参画の推進に関する施策を策定し、及び実施するため、必要な調査研究を行うものとする。

2 市長は、必要があると認める場合には、市民等に対し、男女共同参画の状況に関する調査について協力を求めることができる。

(財政上の措置)

第13条 市は、男女共同参画の推進に関する施策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする。

第3章 推進体制

(推進体制の整備)

第14条 市は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ効果的に推進するため、職員の意識啓発を図るとともに、必要な推進体制を整備するものとする。

(市が設置する附属機関等における措置)

第15条 市は、その設置する附属機関等の構成員については、男女間の格差を改善するため必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、参画する機会を積極的に提供するよう努めるものとする。

(市民等により構成される会議の開催)

第16条 男女共同参画の推進に当たっては、市民等の主体的かつ積極的な参加を求めて男女共同参画の推進に関する施策に反映するため、市民等により構成される会議を開くものとする。

2 市民等により構成される会議を開くに当たっては、家庭、地域、職場、学校その他のあらゆる分野における男女共同参画の推進に配慮するものとする。

(市民等からの相談への対応)

第17条 市は、性別による差別的取扱いその他男女共同参画を阻害する行為についての市民等からの相談に対し、関係機関と連携して適切に対応するよう努めるものとする。

(県、他の市町村等との連携及び協力)

第18条 市は、男女共同参画を推進するに当たっては、県、他の市町村等との密接な連携及び協力を確保するものとする。

第4章 補則

(補則)

第19条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。

(施行期日)

1 この条例は、平成15年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の際、現に策定されている男女共同参画の推進に関する市の基本的な計画であって、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するためのものは、この条例の規定により策定された男女共同参画プランとみなす。

富士吉田市男女共同参画推進条例

平成15年3月24日 条例第2号

(平成15年4月1日施行)