○福智町職員倫理条例

平成18年3月6日

条例第30号

(目的)

第1条 この条例は、福智町職員が町民全体の奉仕者であって、その職務は町民から負託された公務であることにかんがみ、職員の職務に係る倫理(以下「職員倫理」という。)の保持に資するため必要な事項を定めることにより、職務の執行の公正さを確保するとともに、公共の利益に奉仕する職員の意識を高め、もって公務に対する町民の信頼を確保することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 職員 地方公務員法(昭和25年法律第261号)第3条第2項に規定する一般職に属する福智町職員をいう。

(2) 任命権者 地方公務員法第6条第1項に規定する任命権者(同条第2項の規定により権限を委任された者を含む。)をいう。

(3) 管理監督者 福智町課設置条例(平成18年福智町条例第6号)に掲げる課の課長及び学校教育課長、生涯学習・人権同和教育課長、公民館長兼社会体育課長並びに議会事務局長をいう。

(4) 事業者等 法人その他の団体及び事業を行う個人(当該事業の利益のためにする行為を行う場合における個人に限る。)をいう。

2 この条例の規定の適用については、事業者等の利益のためにする行為を行う場合における役員、従業員、代理人その他の者は、前項第4号の事業者等とみなす。

(基本的心構え)

第3条 職員は、町民全体の奉仕者であって、町民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚し、常に公正な職務の執行に当たらなければならない。

2 職員は、常に公私の別を明らかにし、いやしくもその職務や地位を自己若しくは自己の属する組織又は特定の個人若しくは特定の組織の私的利益のために利用してはならない。

3 職員は、公務が町民の負託によるものであることを自覚し、町職員としてふさわしい品位と能力を養い、常に良識ある行動をしなければならない。

4 職員は、福智町を愛する心を持ち、町民の福祉の増進に全力で取り組まなければならない。

(倫理行動規準)

第4条 職員は、前条に規定する基本的心構えの下に、次に掲げる事項を職員倫理の規準として行動しなければならない。

(1) 職員は、職務上知り得た情報について町民の一部に対してのみ有利な取扱いをする等町民に対し不当な差別的取扱いをしてはならないこと。

(2) 職員は、法律又は条例により与えられた権限の行使に当たっては、当該権限の行使の対象となる者からの贈与等を受ける等町民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならないこと。

(3) 職員は、勤務時間外においても、自らの行動が公務の信用に影響を与えることを常に認識して行動しなければならないこと。

(4) 職員は、常に自己啓発に努め、職務に必要な能力の開発及び向上に努めなければならないこと。

(5) 職員は、幅広い視野と進取の精神を持ち、積極的に職務に取り組まなければならないこと。

(町民の責務)

第5条 町民は、職員の公正な職務の執行を妨げ、又はその権限を不正に行使させるよう働きかけてはならない。

(職員倫理規則の制定)

第6条 町長は、第3条及び第4条の規定の趣旨を踏まえ、福智町職員倫理規則(平成18年福智町規則第22号。以下「職員倫理規則」という。)を定めるものとする。

2 職員倫理規則には、職員の職務に利害関係を有する者からの贈与等の禁止及び制限その他の町民の疑惑や不信を招くような行為の防止に関し職員の遵守すべき事項が含まれていなければならない。

3 町長は、職員倫理規則の制定又は改廃に際しては、あらかじめ、福智町政治倫理条例(平成18年福智町条例第9号)第6条の規定に基づき設置された福智町政治倫理審査会(以下「審査会」という。)の意見を聴かなければならない。

(禁止行為)

第7条 職員は、職員倫理規則の規定により禁止されている行為(以下「禁止行為」という。)を行ってはならない。

(管理監督者の責務)

第8条 職員を管理監督する任にある者(以下「管理監督者」という。)は、職員倫理の保持を図るため、部下職員に対し適切な指導及び助言を行うとともに、部下職員の能力の開発及び向上に努めなければならない。

2 管理監督者は、部下職員が禁止行為を行った疑いがあると考え、かつ、職員倫理の保持に関し必要があると認めるときは、任命権者に対し、必要な調査を求めなければならない。

(任命権者の責務)

第9条 任命権者は、職員倫理の保持を図るとともに、職員の能力の開発及び向上に資するため、職員に対する研修の実施その他の必要な措置を講じなければならない。

2 任命権者は、前条第2項に規定する調査を求められたとき、又は職員が禁止行為を行った疑いがあると自ら考え、かつ、職員倫理の保持に関し必要があると認めるときは、必要な調査を行うため調査委員会を設置しなければならない。

(調査委員会)

第10条 調査委員会は、次に掲げる委員をもって構成する。

(1) 総務課長

(2) 禁止行為を行った疑いがある職員の所属課の課長

(3) 前2号以外の課の課長 若干人

2 調査委員会は、職員が禁止行為を行ったかどうかについて必要な調査を行い、その結果を書面により任命権者及び町長に報告しなければならない。

3 調査委員会は、禁止行為を行った疑いがある職員から事情を聴取しなければならない。

4 調査委員会は、必要な調査を行うため関係者から事情を聴取し、又は書類等の提出を求めることができる。

(任命権者の措置)

第11条 任命権者は、禁止行為があった旨の調査委員会の報告を受けたときは、当該職員に対し、懲戒処分その他の適切な措置をとるものとする。

2 任命権者は、前項に規定する措置をとったときは、町長に報告しなければならない。

3 任命権者は、職員が禁止行為を行ったことを事由として懲戒処分を行ったときは、その概要を公表するものとする。

(政治倫理審査会への通知)

第12条 町長は、第10条第2項及び前条第2項に規定する報告を受けたときは、審査会に通知しなければならない。

(不正な働きかけの禁止)

第13条 町民、事業者等及び町議会の議員(以下「議員」という。)は、職員に対し、第7条に規定する禁止行為を行わせるよう不正な働きかけ(以下「不正な働きかけ」という。)を行ってはならない。

(不正な働きかけの拒否等)

第14条 職員は、不正な働きかけを受けたときは、これを拒否し、遅滞なく、その旨を管理監督者に報告しなければならない。

2 不正な働きかけに関しては、第8条第2項第9条第2項及び第10条の規定を準用する。この場合において、第8条第2項第9条第2項第10条第1項第2号同条第2項及び第3項中「禁止行為を行った」とあるのは「不正な働きかけを受けた」と読み替える。

(町長の措置)

第15条 町長は、不正な働きかけがあった旨の調査委員会の報告を受けた場合において、職員の職務の執行の公正さを確保するため必要があると認めるときは、不正な働きかけを行った当該町民、事業者等又は議員に対し、警告その他の必要な措置をとることができる。この場合において、町長は、あらかじめ、審査会の意見を聴くものとする。

2 町長は、前項に規定する措置をとったときは、審査会に通知しなければならない。

(政治倫理審査会の事務)

第16条 審査会は、政治倫理の確立と併せ職員倫理の保持に資するため、次に掲げる事務を行うものとする。

(1) 職員倫理規則の制定又は改廃に際して、あらかじめ、町長に対し、意見を述べること。

(2) この条例及び職員倫理規則の遵守のために必要な体制の整備に関して、町長に対し、意見を述べること。

(3) 前条第1項の規定により町長が警告その他の必要な措置をとる場合において、あらかじめ、町長に対し、意見を述べること。

(委任)

第17条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

附 則

この条例は、平成18年3月6日から施行する。

福智町職員倫理条例

平成18年3月6日 条例第30号

(平成18年3月6日施行)