(趣旨)

第1条　この告示は、車の運転に不安のある高齢者が自主的に運転免許を返納した場合等において、日常生活の利便性を確保するため、自動車等に代わる移動手段を提供すること等の支援を行うことに関し必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(支援の対象者)

第3条　この告示の規定による支援の事業の対象となる者は、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)の規定に基づき若狭町の住民基本台帳に記録されている満65歳以上の者で、運転免許を自主返納し、又は更新を受けずに失効し、今後再取得の意思がないもの(以下「自主返納者等」という。)とする。

(支援の内容)

第4条　町長は、自主返納者等に対し1回限り、デマンドタクシー及び町営バスで使用することができる割引乗車券(以下「割引乗車券」という。)1冊50枚つづりを交付するものとする。

(支援の申請及び決定)

第5条　前条の規定による支援を受けようとする者は、若狭町高齢者運転免許自主返納支援事業申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)に、次の書類を添えて、町長に申請しなければならない。

(支援の実施)

第6条　町長は、前条の規定による支援の決定を受けた者(以下「被支援者」という。)に対し、割引乗車券を交付するものとする。ただし、割引乗車券の再交付は、行わないものとする。

(使用の制限)

第7条　前条の規定により交付を受けた割引乗車券については、換金又は譲渡をしてはいけない。

(支援の取消し)

第8条　町長は、被支援者が虚偽その他不正の手段により支援を受けた場合は、支援を取り消すことができる。

(その他)

第9条　この告示に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。