(設置)

第1条　長良川鵜飼文化を発信する拠点として、文化の伝承及び観光の振興に寄与するため、岐阜市長良川鵜飼伝承館(以下「鵜飼伝承館」という。)を設置する。

(位置)

第2条　鵜飼伝承館の位置は、岐阜市長良51番地2とする。

(開館時間及び休館日)

第3条　鵜飼伝承館の開館時間及び休館日は、規則で定める。

(事業)

第4条　鵜飼伝承館は、次に掲げる事業を行う。

(施設)

第5条　鵜飼伝承館に次に掲げる施設を置く。

(指定管理者の指定)

第6条　市長は、地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第244条の2第3項の規定により、鵜飼伝承館の管理を指定管理者(同項に規定する指定管理者をいう。以下同じ。)に行わせる。

(指定管理者の指定の手続)

第7条　指定管理者の指定を受けようとする団体は、規則で定めるところにより事業計画書その他の書類を市長に提出しなければならない。

(指定管理者の行う業務)

第8条　指定管理者は、次に掲げる業務を行うものとする。

(使用の許可)

第9条　会議室又は鵜飼伝承館において有料で使用させる備品(以下「会議室等」という。)を使用しようとする者は、あらかじめ指定管理者の許可を受けなければならない。

(使用の制限)

第10条　指定管理者は、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、鵜飼伝承館の使用を許可してはならない。

(使用権の譲渡等の禁止)

第11条　第9条第1項又は第2項の規定により使用の許可を受けた者(以下「使用者」という。)は、許可を受けた目的以外の目的に使用し、又は使用の権利を譲渡し、若しくは転貸してはならない。

(使用許可の取消し等)

第12条　指定管理者は、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、使用の許可を取り消し、又は使用の中止を命ずることができる。

(利用料金の収入の帰属及び利用料金の額の決定)

第13条　市長は、法第244条の2第8項の規定により、指定管理者に鵜飼伝承館の利用に係る料金(以下「利用料金」という。)を当該指定管理者の収入として収受させるものとする。

(利用料金)

第14条　展示室を観覧しようとする者、駐車場若しくは会議室等を使用しようとする者又は多目的スペース等の全部若しくは一部を占有して使用しようとする者は、利用料金を規則で定めるところにより指定管理者に支払わなければならない。

(観覧料等)

第15条　第6条の規定にかかわらず、鵜飼伝承館の管理を市長が臨時に行う場合は、展示室を観覧し、又は駐車場、会議室等若しくは多目的スペース等を使用しようとする者は、観覧料又は使用料を市へ納付しなければならない。この場合において、観覧料又は使用料の額、減免等については、前2条の規定の例によるものとする。

(禁止行為)

第16条　鵜飼伝承館を利用する者(使用者を含む。以下「利用者」という。)は、鵜飼伝承館において次に掲げる行為をしてはならない。ただし、第1号又は第5号に規定する行為について市長の許可を受けて行う場合は、この限りでない。

(入場の制限)

第17条　指定管理者は、他人に危害を加え、又は他人の迷惑となる物を携行する者その他鵜飼伝承館の管理に支障を来すと認める者に対して、入場を拒絶し、又は退場を命ずることができる。

(原状回復の義務)

第18条　使用者は、鵜飼伝承館の使用が終わったとき又は使用の許可を取り消され、若しくは使用の中止を命ぜられたときは、直ちに原状に回復しなければならない。

(損害の賠償)

第19条　利用者及び指定管理者は、鵜飼伝承館の建物等を汚損し、損傷し、又は滅失したときは、その損害を賠償しなければならない。

(職員の立入り)

第20条　市長は、鵜飼伝承館の管理上必要があると認めるときは、市長が指定した職員を使用中の施設に立ち入らせることができる。この場合において、使用者は、当該職員の立入りを拒むことはできない。

(委任)

第21条　この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。