○一橋大学大学院社会学研究科規則

平成16年4月1日

規則第102号

(目的)

第1条 この規則は、一橋大学学則(平成16年規則第2号。以下「学則」という。)中、各研究科において定めるように規定されている事項、一橋大学学位規則(平成16年規則第72号。以下「学位規則」という。)及び一橋大学大学院社会学研究科(以下「本研究科」という。)において必要と認める事項について定めることを目的とする。

(研究科、課程、専攻の設立目的)

第2条 本研究科は、社会科学の分野において、専門性と総合性を併せ持つ研究者と学識ある高度な専門的職業人を育成することを目的とする。

2 本研究科に、博士課程を置き、修士の学位を与える課程(以下「修士課程」という。)及び修士の学位を得た者を対象に博士の学位を与える課程(以下「博士後期課程」という。)に区分する。修士課程は、社会科学の幅広い知識と深い問題意識によって支えられた研究基盤と高度な実践能力を備えた人材を育成することを目的とし、博士後期課程は、高度な専門性と豊かな学識、卓越した研究能力と自立性を備えた研究者を育成することを目的とする。

3 本研究科に、総合社会科学専攻と地球社会研究専攻を置く。総合社会科学専攻では、各専門分野における学術探究とその総合的発展を担う人材の育成をめざした教育研究を行う。地球社会研究専攻では、理論と実践を統合し地球規模の諸問題に取り組む能力をもつ人材の育成をめざした教育研究を行う。

(修士課程修了の要件)

第3条 修士課程修了の要件は、2年以上在学し、30単位以上(第一演習8単位以上を含む。)を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、本研究科が行う学位論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし、学則第66条第1項ただし書及び同条第2項に基づき社会学研究科委員会(以下「研究科委員会」という。)の議を経て、在学期間の特例を認めることがある。

(博士後期課程修了の要件)

第4条 博士後期課程修了の要件は、3年以上在学し、14単位以上(第一演習12単位以上を含む。)を修得し、かつ、必要な研究指導を受け、学位論文計画書審査に合格した上、本研究科が行う学位論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし、学則第67条第1項ただし書に基づき研究科委員会の議を経て、在学期間の特例を認めることがある。

(長期にわたる教育課程の履修)

第5条 学生が標準修業年限を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し課程を修了することを希望する旨申し出た時は、学則第45条の2第1項に定めるところにより、研究科委員会の議を経て、これを認めることができる。

(科目及び単位数)

第6条 本研究科に開設する科目及び単位数は、別表のとおりとする。

(履修方法)

第7条 科目の履修については、一橋大学大学院社会学研究科細則(平成16年規則第103号。以下「研究科細則」という。)に定めるところに従って単位を修得することとする。

(演習)

第8条 第3条及び第4条に規定する第一演習は、春学期及び夏学期又は秋学期及び冬学期ごとに1科目を履修しなければならない。

(履修科目の登録及び撤回)

第9条 学生は、履修しようとする科目を所定の期間内に登録しなければならない。ただし、登録した履修科目を所定の期間内に撤回できるものとする。

2 留学又は休学等のため所定の期間内に登録ができない場合は、その事由が止んだ後遅滞なく、登録をしなければならない。

(履修科目の評価)

第10条 履修科目の評価は、科目担当教員が、試験、論文又は平常の成績により行う。

(試験)

第11条 学科試験は、期日を定めて行う。

(修士課程の学位論文)

第12条 修士課程の所定の単位を修得して修士の学位を得ようとする者は、学位論文を提出しなければならない。ただし、それを提出する学期に在学するものとする。

2 学位論文は、所定の日までに、研究科細則の定めるところにより社会学研究科長(以下「研究科長」という。)あてに提出するものとする。

3 学位論文審査及び最終試験については、研究科細則に定める。

(博士後期課程在学者の学位論文)

第13条 博士後期課程の所定の単位を修得して博士の学位を得ようとする者は、学位論文を提出しなければならない。ただし、論文審査期間中及び最終試験が終了するまで在学するものとする。

2 学位論文は、所定の期日までに、研究科細則の定めるところにより研究科長あてに提出するものとする。

3 学位論文審査及び最終試験については、研究科細則に定める。

(博士後期課程在学者の学位論文提出資格)

第14条 前条の学位論文を提出しようとする者は、学位論文計画書を提出し、その審査に合格しなければならない。ただし、その審査期間中は在学するものとする。

2 学位論文計画書は、研究科細則の定めるところにより研究科長あてに提出するものとする。

3 学位論文計画書の審査については、研究科細則に定める。

(博士課程単位修得者の認定)

第15条 博士後期課程の所定の単位を修得し、かつ、博士後期課程に3年以上在学した者が退学する場合には、これを博士課程単位修得者と認める。

2 博士課程単位修得者の取扱いについては、研究科細則に定める。

(他の大学院等における修得単位の認定)

第16条 本研究科において、学則第62条の規定により修得したものとみなすことのできる単位数は、15単位を限度とする。

2 前項に基づく単位認定は、振替認定又は科目認定により行うこととし、その方法は別に定めるところによる。

(入学前の既修得単位等の認定)

第17条 本研究科において、学則第65条の2の規定により修得したものとみなすことのできる単位は、編入学、転入学等の場合を除き、本大学院において修得した単位以外のものについては、15単位を超えないものとし、前条により本研究科において修得したものとみなす単位数とあわせて20単位を超えないものとする。

2 前項に基づく単位認定は、振替認定又は科目認定により行うこととし、その方法は別に定めるところによる。

(再入学)

第18条 学則第51条に基づき再入学を志願する者については、選考の上、再入学を許可することがある。

(補則)

第19条 この規則に定めるもののほか、この規則の実施に必要な事項は研究科委員会が定める。

この規則は、平成16年4月1日から施行する。

この規則は、平成17年4月1日から施行する。

この規則は、平成18年4月1日から施行する。

この規則は、平成19年4月1日から施行する。

この規則は、平成20年4月1日から施行する。

この規則は、平成21年4月1日から施行する。

1 この規則は、平成22年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成23年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成24年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成25年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、平成25年6月5日から施行し、改正後の一橋大学大学院社会学研究科規則の規定は、平成25年4月1日から適用する。

1 この規則は、平成26年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成27年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、平成27年9月28日から施行する。

1 この規則は、平成28年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、平成28年9月29日から施行する。

1 この規則は、平成29年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成30年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、平成31年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、令和元年9月1日から施行する。

1 この規則は、令和2年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、令和3年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、令和3年7月7日から施行する。

1 この規則は、令和4年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、令和4年9月10日から施行する。

1 この規則は、令和5年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

1 この規則は、令和6年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、令和6年11月2日から施行する。

1 この規則は、令和7年4月1日から施行する。

2 改正前の規則に示された授業科目に基づいて修得した単位については、改正後においても有効とする。

この規則は、令和7年9月13日から施行する。

別表(第6条関係)

科目群名

授業科目

分類

単位数

研究科専門科目

社会学研究

社会の構造と変動A

共修

2

社会の構造と変動B

共修

2

社会の構造と変動C

共修

2

社会ネットワーク分析

共修

2

国際社会と文化A

共修

2

国際社会と文化B

共修

2

ジェンダー論

共修

2

教育社会学特論

共修

2

Gender and Japanese Society

共修

2

都市のエスノグラフィ

共修

2

宗教社会学

共修

2

社会学A

専修

2

社会学B

専修

2

社会学C

専修

2

社会学D

専修

2

社会学E

専修

2

文化の社会学・社会理論

専修

2

国際社会学特論A

専修

2

国際社会学特論B

専修

2

平和とジェンダー

専修

2

第一演習


2

第二演習


2

リサーチ・ワークショップ


2

共生社会学研究

教育政策

共修

2

比較・国際教育学

共修

2

スポーツと開発

共修

2

スポーツ政策論

共修

2

スポーツ文化論

共修

2

スポーツの歴史

共修

2

社会政策特論

共修

2

社会福祉

共修

2

雇用関係特論

共修

2

都市・地域政策特論

共修

2

教育計画A

専修

2

教育計画B

専修

2

教育の社会史

専修

2

教育の研究方法論A

専修

2

教育の研究方法論B

専修

2

多文化社会の人間形成

専修

2

地球社会と共生

専修

2

国際スポーツ論

専修

2

地域スポーツ論

専修

2

福祉政策研究

専修

2

雇用政策/産業・労働社会学

専修

2

地域政策Ⅰ

専修

2

地域政策Ⅱ

専修

2

第一演習


2

第二演習


2

リサーチ・ワークショップ


2

歴史社会文化研究

日本史特論A

共修

2

日本史特論B

共修

2

日本史特論C

共修

2

日本史特論D

共修

2

アジア史特論A

共修

2

アジア史特論B

共修

2

ヨーロッパ史特論A

共修

2

ヨーロッパ史特論B

共修

2

ヨーロッパ史特論C

共修

2

アメリカ史特論A

共修

2

アメリカ史特論B

共修

2

アメリカ史特論C

共修

2

アメリカ史特論D

共修

2

ジェンダー史特論

共修

2

Topics of Modern and Contemporary History A

共修

2

Topics of Modern and Contemporary History B

共修

2

哲学特論

共修

2

倫理学特論

共修

2

社会思想史A

共修

2

社会思想史B

共修

2

社会思想史原典講読A

共修

2

社会思想史原典講読B

共修

2

社会文化論原典講読A

共修

2

社会文化論原典講読B

共修

2

社会文化論原典講読C

共修

2

言語社会学A

共修

2

言語社会学B

共修

2

言語社会学特論A

共修

2

言語社会学特論B

共修

2

日本政治史特論

共修

2

日本史A(前近代)

専修

2

日本史B(近代)

専修

2

日本史C(現代)

専修

2

日本思想史

専修

2

アジア史A(前近代)

専修

2

アジア史B(近現代)

専修

2

ヨーロッパ史A(中近世)

専修

2

ヨーロッパ史B(近現代)

専修

2

アメリカ研究

専修

2

平和の思想

専修

2

戦争と社会

専修

2

社会哲学A

専修

2

社会哲学B

専修

2

社会思想

専修

2

文化生成研究

専修

2

文芸思想研究

専修

2

言語社会学

専修

2

言語と人権

専修

2

日本政治史

専修

2

ジェンダー史の方法

専修

2

第一演習


2

第二演習


2

リサーチ・ワークショップ


2

超域社会研究

比較政治

共修

2

Political Behavior

共修

2

政治学特論

共修

2

Media Research Methods

共修

2

国際正義論

共修

2

Cultural Psychology

共修

2

Social Psychological Perspectives on Health

共修

2

Data Analysis and Presentation

共修

2

Cultural Neuroscience

共修

2

Biological Psychology

共修

2

Cognitive Neuroscience

共修

2

周辺状況の諸問題A

共修

2

周辺状況の諸問題B

共修

2

周辺状況の諸問題C

共修

2

エスノグラフィA

共修

2

エスノグラフィB

共修

2

エスノグラフィC

共修

2

国際社会開発論A

共修

2

国際社会開発論B

共修

2

人文地理学特論A

共修

2

人文地理学特論B

共修

2

地球環境と地域社会

共修

2

ジェンダーとセクシュアリティの心理学

共修

2

政治学A

専修

2

政治学B

専修

2

Politics and Social Media

専修

2

国際政治・平和研究

専修

2

国際政治・紛争研究

専修

2

社会心理学A

専修

2

社会心理学B

専修

2

社会心理学C

専修

2

社会心理学D

専修

2

社会心理学研究法A

専修

2

社会心理学研究法B

専修

2

社会人類学Ⅰ

専修

2

社会人類学Ⅱ

専修

2

民族誌論

専修

2

人類学特講Ⅰ

専修

2

人類学特講Ⅱ

専修

2

比較民族誌研究

専修

2

地域研究の理論A

専修

2

地域研究の理論B

専修

2

相関地域研究A

専修

2

相関地域研究B

専修

2

科学と技術

専修

2

環境とデータ

専修

2

食と環境

専修

2

第一演習


2

第二演習


2

リサーチ・ワークショップ


2

研究科共通科目

方法科目群

社会科学研究の基礎A

専修

2

社会科学研究の基礎B

専修

2

社会科学研究の基礎C

専修

2

社会科学研究の基礎D

専修

2

社会科学研究の基礎E

専修

2

地球社会研究の基礎A

専修

2

地球社会研究の基礎B

専修

2

社会調査Ⅰ

専修

2

社会調査Ⅱ

専修

2

実践データ分析特別演習

専修

2

質的調査研究

共修

2

質的研究と方法

専修

2

量的データ解析法Ⅱ

共修

2

アーカイブズの基礎と技法

専修

2

アーカイブズ総論

専修

2

アーカイブズ資源研究

専修

2

アーカイブズ管理研究Ⅰ(記録管理と評価選別)

専修

2

アーカイブズ管理研究Ⅱ(記述の実践)

専修

2

アーカイブズ管理研究Ⅲ(法制度と組織管理)

専修

2

アーカイブズ管理研究Ⅳ(保存管理)

専修

2

インターンシップ(アーカイブズ実習)

専修

2

発信英語力A

共修

2

(Discussion&Presentation 1)



発信英語力B

専修

2

(Discussion&Presentation 2)



発信英語力C

専修

2

(Discussion&Presentation 3)



発信英語力D

共修

2

(Academic Writing 1)



発信英語力E

専修

2

(Academic Writing 2)



発信英語力F

専修

2

(Academic Writing 3)



英語学術論文指導

専修

2

領域横断・実践科目群

先端課題研究

専修

2

セミナーシリーズ(国際社会学セミナー)

共修

2

環境をめぐる問題と実践

共修

2

文化交流の技法と実践

共修

2

国際協力の実務と方法

共修

2

デジタルメディアの実践Ⅰ

共修

2

デジタルメディアの実践Ⅱ

共修

2

教育技法の実践

専修

2

ジャーナリズム実践論(朝日新聞寄附講義)

共修

2

Philosophy and Law

共修

2

Psychology of Social Justice

共修

2

インターンシップⅠ

専修

2

インターンシップⅡ

専修

2

Topics in Global Studies A

共修

2

Topics in Global Studies B

共修

2

Topics in Global Studies C

共修

2

Topics in Global Studies D

共修

2

学際共創研究

専修

2

リサーチ演習Ⅰ

専修

2

リサーチ演習Ⅱ

専修

2

プロジェクト演習

専修

2

地球社会博士特論

専修

2

BTF異分野交流ワークショップ

専修

2

ENGAGE EU Global Active Learning - Sustainable Cities

共修

2

派遣留学特別講義

専修

1~

特別認定科目

専修

1~

備考

単位数「1~」とある科目については、授業開講形態に応じた単位を付与する。

一橋大学大学院社会学研究科規則

平成16年4月1日 規則第102号

(令和7年9月13日施行)

体系情報
第5章 大学院
沿革情報
平成16年4月1日 規則第102号
平成17年3月2日 種別なし
平成18年4月1日 種別なし
平成19年4月1日 種別なし
平成20年4月1日 種別なし
平成21年4月1日 種別なし
平成22年4月1日 種別なし
平成23年4月1日 種別なし
平成24年4月1日 種別なし
平成25年4月1日 種別なし
平成25年6月5日 種別なし
平成26年4月1日 種別なし
平成27年4月1日 種別なし
平成27年9月28日 種別なし
平成28年4月1日 種別なし
平成28年9月29日 種別なし
平成29年4月1日 種別なし
平成30年4月1日 種別なし
平成31年4月1日 種別なし
令和元年9月1日 種別なし
令和2年4月1日 種別なし
令和3年4月1日 種別なし
令和3年7月7日 種別なし
令和4年4月1日 種別なし
令和4年9月10日 種別なし
令和5年4月1日 種別なし
令和6年4月1日 種別なし
令和6年10月2日 規則第79号
令和7年3月6日 規則第26号
令和7年7月2日 規則第85号