○猪名川町建設工事総合評価落札方式(特別簡易型)実施要綱

平成20年12月12日

要綱第54号

(趣旨)

第1条 この要綱は、本町が発注する建設工事の請負契約において、地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の10の2の規定に基づき、価格及びその他の条件が最も有利なものをもって申込みをした者を落札者とする方式(以下「総合評価落札方式」という。)のうち、技術的な工夫の余地が小さい工事において、施工計画を除く簡易な評価によって総合評価を行う方式(以下「総合評価落札方式(特別簡易型)」という。)の試行に関して、必要な事項を定めるものとする。

(対象工事)

第2条 総合評価落札方式(特別簡易型)により入札を行う工事(以下「対象工事」という。)は、次のいずれかに該当するものとする。

(1) 入札者の施工能力及び地域貢献と入札価格を総合的に評価することが妥当と認められる工事

(2) その他必要と認める工事

(総合評価の方法)

第3条 総合評価落札方式(特別簡易型)で定める評価の方法については、別記の「落札者決定基準」を標準とし、入札ごとに決定する。

(入札方法)

第4条 総合評価落札方式(特別簡易型)により入札を行うときは、制限付き一般競争入札を原則とし、この要綱により実施する。この要綱に定めのない事項については、財務規則(昭和51年規則第4号)及び制限付一般競争入札実施要綱(平成15年要綱第25号)によるものとする。

(技術審査)

第5条 総合評価落札方式(特別簡易型)の技術審査等は、猪名川町工事請負業者審査委員会(以下「業者審査委員会」という。)が行う。

2 業者審査委員会は、下記の技術審査等を行う。

(1) 総合評価落札方式(特別簡易型)を行うことの適否

(2) 総合評価落札方式(特別簡易型)における落札者決定基準の決定

(3) 技術資料に関する評価についての審査

(4) 技術資料の評価結果への照会に対する審議

(5) 技術資料の内容が満足できない場合のペナルティの決定

(入札参加資格設定)

第6条 町長は、実施対象工事の入札に参加させようとする者の資格の設定については、業者審査委員会で審査を受けるものとする。

(入札参加者への周知)

第7条 町長は、入札参加者に対し、入札公告又は入札説明書により次の事項を周知するものとする。

(1) 総合評価落札方式(特別簡易型)を採用していること。

(2) 技術資料を提出すること。

(3) 価格以外の評価項目及びその配点に関すること。

(4) 落札者の決定方法

(5) 評価内容の担保

(6) 総合評価に関する審査結果が公表されること。

(7) 価格以外の評価点について疑義の照会ができること。

(資料の提出)

第8条 入札者は、前条第2号の資料を入札参加申込書の提出期間内にすべて提出しなければならない。

(落札者の決定方法)

第9条 契約担当者は、落札者を決定しようとするときは、次の要件に該当する入札者のうち、評価値の最も高い者を落札候補者とし、入札参加資格を満たしたことを確認したときは、落札決定とする。ただし、その者により当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき又はその者と契約を締結することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であると認められるときは、その者を落札者としないことがある。

(1) 入札価格が予定価格の制限の範囲内にあること。

(2) 評価値が標準点を下回らないこと。

(3) 入札価格が最低制限価格以上の価格であること。

2 評価値が最も高い者が2者以上いる場合は、くじ引きにより決定するものとする。

(落札者の決定通知及び公表)

第10条 落札結果の通知は、落札者決定後できるだけ速やかに行う。

2 入札者は、前項の通知された日から5日以内に、自らの価格以外の評価点について様式第1号により照会を求めることができる。

3 町長は、前項の照会に対し、業者審査委員会の審議に付して、様式第2号により回答するものとする。

4 総合評価方式(特別簡易型)を実施したときは、落札者決定後、猪名川町の競争入札に関する公表要綱による公表項目に加え、評価値を公表することとする。ただし、評価値は、予定価格の制限範囲内で最低制限価格以上の場合の案件のみ公表するものとする。

(価格以外の評価内容の確保)

第11条 落札者決定に反映させた技術資料に記載した配置予定技術者と同等以上の能力を有するものを配置できない場合には、工事成績を減点するものとする。

2 総合評価に関して提出した資料等に虚偽記載等明らかに悪質な行為があった場合には、工事成績評定点の減点又は契約の解除及び指名停止等の措置を講じることができるものとする。

(技術資料に関する機密の保持)

第12条 町長は、技術資料の内容に関する事項が、提案者以外の者に知られることのないように取り扱わなければならない。

(その他)

第13条 町長は、本試行要綱の執行に関して疑義が生じた場合は、業者審査委員会において協議し対応するものとする。

附 則

(施行期日)

1 この要綱は、平成20年12月12日から施行する。

附 則(平成27年1月23日要綱第2号)

この要綱は、公布の日から施行する。

別記(第3条関係)

落札者決定基準

入札参加者は「価格」及び「企業の技術力」「企業の信頼性、社会性」をもって入札に参加し、次の①~③の要件に該当する者のうち総合評価の方法によって得られた数値(以下「評価値」という)の最も高い者を落札候補者とし、入札参加資格を満たしたことを確認したときは落札決定とする。

①入札価格が予定価格の制限の範囲内にあること。

②評価値が、標準点を下回らないこと。

③入札価格が最低制限価格以上の価格であること。

ただし、その者により当該契約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき、又はその者と契約を締結することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって、著しく不適当であると認められるときは、その者を落札者としないことがある。

1 総合評価の方法

(1) 技術評価の「標準点」を100点とし「加算点」の満点は10点を基本とする。

(2) 「加算点」の算出方法について

加算点の算出方法は、次のア~エの評価項目ごとに評価基準に基づき評価をおこなった結果、評価項目ごとに得点を与える。この得点合計に換算係数(10/満点の得点)を乗じ、その値を加算点とする(最大10点)。

(加算点(10点満点)=得点合計×換算係数(10/満点の得点)

なお、加算点は小数第3位(4位四捨五入)とする。)

ア 企業の施工実績

①過去5年間の同種工事の施工実績の有無(県、県内市町の発注工事に限る。)

②過去2年間の工事成績評定点の平均点(猪名川町発注建設工事に限る。)

イ 地域貢献

①本店(建設業法に基づく主たる営業所に限る。)の所在地に基づく評価

②町との防災協定及び過去5年間の防災関係活動実績

③町内在住者の雇用者数

ウ 配置予定技術者の能力

①過去5年間の同種工事の施工実績の有無(町発注工事に限る。)

②主任(監理)技術者が保有する、工事を施工しうる資格

エ その他

①環境・品質ISOの認証取得

(3) 価格と価格以外の要素がもたらす総合評価は、入札参加者の「標準点」と、上記によって得られる「加算点」の合計を、当該入札者の入札価格で除して予定価格を乗じて得た「評価値」をもって行う。

(評価値=「標準点(100点)+加算点(満点10点)」/入札価格×予定価格(税抜き)

なお、評価値は小数第3位(4位四捨五入)とする。)

(4) 次のものは競争参加資格を失うか失格とする。

○技術資料の未提出者及び白紙提出者

○加算点がマイナス点の場合。

2 評価の基準

評価項目

評価基準

配点

得点

企業の施工実績

過去5年間の同種工事の施工実績(県・県内市町発注工事)[注1]

町内で同種工事の実績あり

3点

/3点

県内で同種工事の実績あり

1点

実績なし

0点

過去2年間の同規模工事以上の工事成績評定点の平均点

(町発注工事に限る)

[注2]

80点以上

3点

/3点

75点以上80点未満

2点

70点以上75点未満(工事成績なし含む)

1点

65点以上70点未満

0点

65点未満

-1点

地域貢献

本店(建設業法に基づく主たる営業所に限る)の所在地

町に本店あり

3点

/3点

なし

0点

町との防災協定及び過去5年間の防災関係活動実績(町内活動に限る)

活動実績あり

4点

/4点

協定あり

2点

活動実績なし

0点

町内在住者の雇用者数

5人以上

3点

/3点

3人以上5人未満

2点

1人以上3人未満

1点

0人

0点

配置予定技術者の能力

過去5年間の同種工事の施工実績(町発注工事)[注1][注3]

同種工事の実績あり

1点

/1点

実績なし

0点

主任(監理)技術者が保有する、工事を施工しうる資格

1級の国家資格又は技術士の資格を有する者

2点

/2点

2級の国家資格を有する者

1点

上記以外の資格

0点

その他

環境・品質ISOの認証

ISO14001もしくは9001の認証を受けている

1点

/1点

認証なし

0点

合計得点

/20点

注1 過去5年間の同種工事の施工実績とは、入札公告日の5年前の属する年度から技術資料提出日までに完成し、引渡しが完了した工事をいう。

注2 入札公告日の前年度及び前々年度の2カ年間の工事成績の平均点とする。なお、同規模工事以上とは、予定価格の80%相当以上の同種工種契約工事の実績とする。

注3 配置予定技術者の施工実績とは、主任技術者、監理技術者、現場代理人として施工した経験をいう。

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猪名川町建設工事総合評価落札方式(特別簡易型)実施要綱

平成20年12月12日 要綱第54号

(平成27年1月23日施行)