入間東部地区事務組合消防職員の標準的な職及び標準職務遂行能力を定める規則

○入間東部地区事務組合消防職員の標準的な職及び標準職務遂行能力を定める規則

平成30年4月1日

規則第53号

入間東部地区消防組合職員の標準的な職及び標準職務遂行能力を定める規則(平成29年規則第11号)の全部を改正する。

(趣旨)

第1条　この規則は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第15条の2第1項第5号及び第2項に規定する職員の標準職務遂行能力及び標準的な職に関し必要な事項を定めるものとする。

(標準的な職)

第2条　職員の標準的な職は、別表第1に掲げるとおりとする。

(標準職務遂行能力)

第3条　職員の標準職務遂行能力は、別表第2に掲げるとおりとする。

(その他)

第4条　この規則に定めるもののほか、職員の標準的な職及び標準職務遂行能力に関し必要な事項は、管理者が別に定める。

附則

この規則は、平成30年4月1日から施行する。

別表第1(第2条関係)


職制上の段階	標準的な職
消防長の属する職制上の段階	消防長
理事、次長、署長、参事又はこれに相当する職の属する職制上の段階	次長
副署長、課長、副参事、主幹又はこれに相当する職の属する職制上の段階	課長
分署長、副課長、副主幹又はこれに相当する職の属する職制上の段階	副課長
係長又はこれに相当する職の属する職制上の段階	係長
高度の知識又は経験を必要とする業務を行う係員の属する職制上の段階	主任
知識又は経験を必要とする業務を行う係員の属する職制上の段階	主事
定型的な業務を行う係員に属する職制上の段階	主事補

別表第2(第3条関係)


標準的な職	具体的な職		標準職務遂行能力		階級
標準的な職	消防本部	消防署	標準職務遂行能力		階級
消防長	消防長		倫理	全体の奉仕者として、高い倫理観を有し、所管行政の重要課題に責任を持って取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防正監
			構想	所管行政を取り巻く状況を的確に把握し、先々を見通しつつ、住民の視点に立って、重要課題について基本的な方針を示すことができる。
			判断	所管行政の重要課題について、高い識見をもって冷静かつ迅速に適切な判断を行うことができる。
			説明・調整	所管行政について適切な説明を行うとともに、組織方針の実現に向け、関係者と困難な調整を行い、職場内外において合意を形成することができる。
			業務運営	関連分野への影響を把握し、幅広い視野から適切に業務を運営することができる。
			組織統率・人材育成	高い指導力を発揮し、部下の統率、組織マネジメントを行い、成果を挙げるとともに、部下の指導・育成を行うことができる。
			危機管理	組織全体の危機管理能力を継続して向上させるために必要な取組を行うことができる。
次長	理事・次長・参事	署長・参事	倫理	全体の奉仕者として、高い倫理観を有し、担当分野の重要課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防監
			構想	所管行政を取り巻く状況を的確に把握し、住民の視点に立って、担当分野の重要課題について基本的な方針を示すことができる。
			判断	担当分野の重要課題について、高い識見をもって冷静かつ迅速に適切な判断を行うことができる。
			説明・調整	所管行政について適切な説明を行うとともに、組織方針の実現に向け、消防長を補助し、関係者と困難な調整を行い、職場内外において合意を形成することができる。
			業務運営	関連分野への影響を把握し、幅広い視野から適切に業務を運営することができる。
			組織統率・人材育成	高い指導力を発揮し、部下の統率、組織マネジメントを行い、成果を挙げるとともに、部下の指導及び育成を行うことができる。
			危機管理	組織全体の危機管理能力を継続して向上させるために必要な取組を行うことができる。
			指揮(災害現場において活動する消防吏員)	災害状況を的確に把握した上で、自ら活動方針を決定し、全部隊の統括的な指揮を行うことにより、成果を挙げることができる。
課長	課長・副参事・主幹	副署長・課長・副参事・主幹	倫理	全体の奉仕者として、高い倫理観を有し、所掌する事務の課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防司令長
			構想	所管行政を取り巻く状況を的確に把握し、住民の視点に立って、所掌する事務の課題に対応するための方針を示すことができる。
			判断	所掌する事務の責任者として、豊富な知識、経験及び情報に基づき、適切な判断を行うことができる。
			説明・調整	所管行政について適切な説明を行うとともに、組織方針の実現に向け、関係者と調整を行い、組織内外において合意を形成することができる。
			業務遂行	適切に業務を配分し、進捗管理及び的確な指示を行うことができる。
			組織統率・人材育成	部下の統率を行い、成果を挙げるとともに、部下の指導及び育成を行うことができる。
			指揮(災害現場において活動する消防吏員)	災害状況を的確に把握した上で、自ら活動方針を決定し、全部隊の指揮を行うことにより、成果を挙げることができる。
副課長	副課長・副主幹	分署長・副課長・副主幹	倫理	全体の奉仕者として、担当業務の第一線において課題に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防司令
			企画・立案、課題対応	担当業務について、問題点を的確に把握し、施策の企画及び立案並びに課題対応の実務の中核を担うことができる。
			判断	自ら処理すべき事案について適切な判断を行うことができる。
			説明・調整	担当する事案について論理的な説明を行うとともに、関係者と調整を行うことができる。
			業務遂行	段取り及び手順を整え、効率的かつ効果的に業務を進めることができる。
			部下の活用・育成	部下の活用を行うとともに、指導及び育成を行うことができる。
			指揮(災害現場において活動する消防吏員)	災害状況を的確に把握した上で、自らも具体的な活動方針を決定し、出動部隊の指揮を行うことにより、成果を挙げることができる。
係長	係長・主査	係長・主査	倫理	全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防司令補
			課題対応	業務に必要な知識及び技術を十分に有しており、課題に対応することができる。
			説明・協調性	担当する事案について分かりやすい説明を行うとともに、職場内外において協力的な関係を構築することができる。
			業務遂行	計画的に業務を進め、担当業務全体のチェックを行い、確実に業務を遂行することができる。
			部下の活用・育成	部下の活用を行うとともに、指導及び育成を行うことができる。
			指揮(災害現場において活動する消防吏員)	災害状況を的確に把握し、上位階級者を補佐するとともに、自らも具体的な活動方針を決定し、出場部隊の指揮を行うことができる。
主任	主任	主任	倫理	全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防司令補・消防士長
			知識・技術	業務に必要な知識・技術を有している。
			コミュニケーション	職場内外において円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。
			業務遂行	計画的かつ確実に業務を遂行することができる。
			消防活動(災害現場において活動する消防吏員)	災害状況を的確に把握し、上位階級者の下命又はこれがないときには自らの判断により、活動方針を決定し、効果的な消防活動を行うことができる。
主事	主事	主事	倫理	全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防副士長
			知識・技術	業務に必要な知識・技術を習得することができる。
			コミュニケーション	上司及び同僚等と円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。
			業務遂行	計画的に業務を遂行することができる。
			消防活動(災害現場において活動する消防吏員)	自己の隊長の下命の下、災害状況に応じて、より効果的な消防活動を行うことができる。
主事補	主事補	主事補	倫理	全体の奉仕者として、責任をもって業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。	消防士
			知識・技術	業務に必要な知識及び技術を習得することができる。
			コミュニケーション	上司及び同僚等と円滑かつ適切なコミュニケーションをとることができる。
			業務遂行	計画的に業務を遂行することができる。
			消防活動(災害現場において活動する消防吏員)	自己の隊長の下命の下、災害状況に応じて消防活動を行うことができる。