(趣旨)

第1条　この条例は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第1項の規定に基づき、神流町防災ヘリポートの設置及び管理に関し必要な事項を定めるものとする。

(設置)

第2条　緊急医療、消防活動、捜査・救難活動(以下「緊急活動等」という。)その他航空交通の用に供するため、神流町防災ヘリポート(以下「ヘリポート」という。)を設置する。

(名称及び位置)

第3条　ヘリポートの名称及び位置は、次の表に掲げるとおりとする。

(管理)

第4条　ヘリポートの管理は、町長が行う。

(運用時間)

第5条　ヘリポートの運用時間は、午前7時から午後7時(日没が午後7時前であるときは、日没時刻)までとする。

(使用の届出等)

第6条　ヘリコプターの離着陸のため又はその他の理由によりヘリポートを使用しようとする者は、規則で定めるところによりあらかじめ町長に届け出なければならない。届出事項を変更しようとするときも同様とする。

(全長及び重量の制限)

第7条　前条第1項の規定による届出をした者及び同条第2項の規定による許可を受けた者(以下「使用者」という。)は、機体の全長が20mを超え、又は最大離陸重量が9tを超えるヘリコプターを使用してはならない。ただし、町長の許可を受けた場合は、この限りでない。

(使用の禁止等)

第8条　町長は、公の秩序若しくは善良な風俗を害し、又はそのおそれのある者に対してヘリポートの使用を拒むことができる。

(停留等の制限)

第9条　使用者は、町長の定める場所以外の場所において、ヘリコプターを停留させ、又はヘリコプターに旅客を乗降させ、若しくは貨物の積卸しをしてはならない。

(入場の制限等)

第10条　町長は、ヘリポートの管理上必要があると認めるときは、ヘリポートへの入場の制限その他必要な措置をとることができる。

(立入りの制限)

第11条　着陸帯その他町長が定める制限区域(以下「制限区域」という。)には、次の各号に掲げる者を除き、立ち入ってはならない。

(車両の使用又は取扱いの制限)

第12条　何人も、制限区域において、第6条第1項及び第2項の規定による届出又は許可無く車両を運転し、駐車し、修理し、又は清掃してはならない。

(禁止行為)

第13条　何人も、ヘリポートにおいて、次の各号に掲げる行為をしてはならない。ただし、第2号及び第3号に掲げる行為については、町長が必要があると認めるときは、この限りではない。

(土地又は建物の使用等)

第14条　ヘリポート内に工作物を設置し、又はヘリポート内の土地若しくは建物を使用しようとする者は、第6条第1項及び第2項の規定により使用する場合を除き、町長の許可を受けなければならない。許可に係る土地の使用の態様又は目的を変更しようとするときも同様とする。

(検査)

第15条　町長は、ヘリポートの管理上必要があると認めるときは、前条第1項の規定により工作物の設置又は土地の使用の許可を受けた者(以下「工作物設置者等」という。)の施設に立ち入って、その使用状況について検査することができる。

(許可の取消し等)

第16条　町長は、工作物設置者等がこの条例の規定に違反したとき若しくは許可の条件に従わなかったとき、又はヘリポートの管理上必要があると認めるときは、その許可を取り消し、又は使用の停止その他の必要な措置を命ずることができる。

(原状回復義務)

第17条　工作物設置者等は、その土地の使用を終えたとき又は前条の規定により許可を取り消されたときは、町長の指示に従い、直ちにこれを現状に回復しなければならない。ただし、町長が承認した場合は、この限りではない。

(損害賠償)

第18条　ヘリポートの施設及び付近の公共施設をき損し、又は滅失した者は、町長の認定に基づきその損害を賠償しなければならない。

(使用料)

第19条　ヘリポートの使用料は、無料とする。

(罰則)

第20条　正当な理由がなくて、第6条第1項又は第2項の規定に違反してヘリポートを使用した者は、1万円以下の過料に処する。

(委任)

第21条　この条例に定めるもののほか、ヘリポートの管理に関し必要な事項は、規則で定める。