○甲府地区広域行政事務組合消防本部消防隊等出場規程

平成28年2月16日

消本規程第2号

(目的)

第1条 この規程は、甲府地区広域行政事務組合消防本部消防隊等の火災、救急、救助、特殊災害及びその他の災害出場について基準を定め消防隊の円滑なる運用を図り、その機能を十分発揮させて、生命、身体及び財産を災害等から保護するとともに、その被害を軽減することを目的とする。

(用語)

第2条 この規程において「延焼危険が大である場合」とは、火災危険区域、特殊消防対象物の火災及び火災警報発令中又はこれに準ずる気象状況若しくは断水等により火災が発生すると延焼拡大するおそれが著しく大であると認める場合をいう。

2 この規程において「火災危険区域」とは、火災が発生すると、延焼拡大のおそれがあると認めて消防長が指定した区域をいう。

3 この規程において「特殊消防対象物」とは、学校、工場、興行場、百貨店、旅館その他の消防対象物のうちから消防長又は消防署長が指定するものをいう。

4 この規程において「消防事象」とは、火勢、周囲の状態、気象及び消防力等、消防関係事象の全体をいう。

5 この規程において「特殊災害」とは、生物剤、化学剤、ガス・危険物等に係る事故若しくは放射性物質による事故又は航空機事故、トンネル内での火災若しくは事故等、一般的な出場体制では対応が難しい災害をいう。

6 この規程において「火災通報装置」とは、1の押しボタンの操作等により消防機関に通報ができる装置をいう。

(出場隊の編成)

第3条 別表に定める災害に対し出場する部隊(以下「出場隊」という。)は、災害現場の直近にいる部隊とし、その出場に係る区分及び隊数は別に定める甲府地区広域行政事務組合消防本部消防隊等出場計画表(以下「消防隊等出場計画表」という。)によるものとする。

2 消防隊等出場計画表以外の車両の出場は、消防長又は消防署長が必要と認めた場合において、特命により出場させることができる。

3 組織市町の消防団隊の出場は、別に定める消防団隊出場計画表によるものとする。

(火災出場の種別)

第4条 火災出場は、第1出場、第2出場及び第3出場に区分し、次の各号に定める場合に出場するものとする。

(1) 第1出場は、火災を覚知した場合とする。

(2) 第2出場は、次に掲げる場合とする。

 延焼危険が大である場合の火災を覚知した場合

 火災通報装置により火災を覚知した場合

 現場上席指揮者の要請があった場合

(3) 第3出場は、消防長又は管轄消防署長が著しく延焼拡大のおそれがあると判断し、必要と認めて指令した場合とする。この場合において、消防長又は管轄消防署長は、必要により非番職員を招集することができる。

(誤認出場した場合の処置)

第5条 出場指令により出場した災害等の現場が当本部管轄区域外の場合は、直ちに引き返すものとする。ただし、消防署長は、災害等の状況を判断して当該消防隊の全部又は一部を現場活動に従事させることができる。

2 前項の火災が当本部管轄区域内に延焼するおそれがあると判断される場合は、防御しなければならない。

(救急出場の種別)

第6条 救急出場は、第1出場、第2出場及び第3出場に区分し、次の各号に定める場合に出場するものとする。

(1) 第1出場は、傷病者の発生又は傷病者の発生のおそれがある火災及び事故等を覚知した場合とする。

(2) 第2出場は、次に掲げる場合とする。

 被害の拡大が著しい消防事象を覚知し、救急隊2隊が必要な場合

 現場上席指揮者の要請があった場合

(3) 第3出場は、次に掲げる場合とする。

 被害の拡大が著しい消防事象を覚知し、救急隊3隊以上が必要な場合

 現場上席指揮者の要請があった場合

(救助出場の種別)

第7条 救助出場は、第1出場、第2出場及び第3出場に区分し、次の各号に定める場合に出場するものとする。

(1) 第1出場は、要救助者の発生又は要救助者の発生のおそれがある火災及び事故等を覚知した場合とする。

(2) 第2出場は、次に掲げる場合とする。

 被害の拡大が著しい消防事象を覚知した場合

 現場上席指揮者の要請があった場合

(3) 第3出場は、消防長又は管轄消防署長が判断し、必要と認めて指令した場合とする。この場合において、消防長又は管轄消防署長は、必要により非番職員を招集することができる。

(特殊災害出場の種別)

第8条 特殊災害出場は、第1出場、第2出場及び第3出場に区分し、次の各号に定める場合に出場するものとする。

(1) 第1出場は、一般的な出場体制では対応が難しい災害を覚知した場合とする。

(2) 第2出場は、次に掲げる場合とする。

 被害の拡大が著しい消防事象を覚知した場合

 現場上席指揮者の要請があった場合

(3) 第3出場は、消防長又は管轄消防署長が判断し、必要と認めて指令した場合とする。この場合において、消防長又は管轄消防署長は、必要により非番職員を招集することができる。

(その他の災害出場の種別)

第9条 その他の災害出場は、火災とまぎらわしい火煙又は怪煙、警戒、調査、排除等を覚知した場合に偵察出場として出場する。

(第2次以上の災害等の出場)

第10条 第2次以上の災害等の出場は、第1次災害等で出場した消防隊以外の消防隊を第4条から前条までの規定に準じて出場させるものとする。

2 前項の第2次以上の災害等で、同一管轄内に発生した災害等の現場指揮は、管轄消防署長が第2次以上の災害現場に到達するまでの間、現場直近の管轄外の消防署長が行うものとする。

(防御計画の樹立)

第11条 地震、風水害、烈風時火災、大規模な林野火災、集団災害事故その他消防事象の特殊性により被害の拡大が予想される場合で、この規程によりがたいと認められるときは、別に計画を定めることができる。

2 前項の計画においては、必要により非番職員を招集することができる。

3 消防署長は、火災危険区域及び特殊消防対象物について火災防御計画をたてるものとする。

(残留隊の待機)

第12条 消防長又は管轄消防署長は、災害の発生及び大規模な訓練を実施する場合、その出場状況に応じ残留隊による出場計画をたて待機させるものとする。

(出場命令の伝達)

第13条 火災出場及び偵察出場並びに救急、救助隊等の出場の命令伝達は、指令課からの指令によるものとする。

(管轄外消防署の出場隊の指揮)

第14条 管轄外の消防署の出場隊は、現場を管轄する消防署長の指揮に従うものとする。

(非番職員等の出場)

第15条 招集の命をうけ、又は災害等を認知して出場した職員は、消防長又は消防署長の指示により消防活動に従事するものとする。

(その他)

第16条 この規程に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。

附 則

この規程は、平成28年4月1日から施行する。

別表(第3条関係)

災害名

No.

災害種別

災害区分

火災

1

建物火災

1

一般建物火災

2

病院・福祉施設火災

2

中高層建物火災

1

4階以上建物火災

2

4階以上の病院・福祉施設等建物火災

3

林野火災


林野火災

4

危険物施設等火災

1

危険物火災

2

毒劇物火災

3

高圧ガス火災

4

放射性物質火災

5

複合危険物火災

5

車両火災


車両火災

6

その他の火災


その他の火災

救急

救急事故

1

一般救急/急病/交通/けが人

2

PA連携救急/急病/交通/けが人

3

ヘリコプター搬送救急

4

転院搬送救急

5

医療機材搬送救急

救助

救助事故

1

一般救助

2

一般道路 多重衝突交通事故救助

3

高速道路 交通事故救助

4

高速道路 多重衝突交通事故救助

5

水難救助

6

山岳救助

7

高所救助

8

ガス・酸欠事故救助

9

機械事故救助

10

自然災害事故救助

11

建物等倒壊事故救助

特殊災害

特殊災害事故

1

航空機事故

2

列車事故

3

集団災害事故

4

トンネル内事故

5

ガス漏れ事故

6

NBC災害事故

その他の災害

偵察出場

1

偵察

2

警戒

3

調査

4

排除

甲府地区広域行政事務組合消防本部消防隊等出場規程

平成28年2月16日 消防本部規程第2号

(平成28年4月1日施行)