○桑名市安全安心で公正な地域社会の実現に関する条例

平成16年12月6日

条例第114号

(目的)

第1条 この条例は、市民及び事業者等(以下「市民等」という。)の安全意識の高揚と自主的な地域安全活動の推進を図るとともに、市民生活の平穏及び事業活動の自由を確保するための基本的事項を定めることにより、安全安心で公正な地域社会の実現に資することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(1) 市民 市内に住所を有する者及び通勤又は通学する者並びに滞在する者をいう。

(2) 事業者等 市内において事業活動(特定の目的のために行われる一切の活動をいう。第11条において同じ。)を行う個人又は法人その他の団体をいう。

(3) 地域安全活動 犯罪等(特殊詐欺その他の犯罪、不当要求行為その他市民等に不安又は恐怖を覚えさせる行為をいう。)による被害を未然に防止するとともに、反社会的勢力(暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。)、暴力団員(同条第6号に規定する暴力団員をいう。)、社会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロその他暴力、威力若しくは詐欺的手法を使用して経済的利益を追求する個人又は集団をいう。第9条において同じ。)を市内から排除することにより、安全安心で公正な地域社会の実現に資する活動をいう。

(4) 不当要求行為 個人又は法人その他の団体に対する要求、要望、提案、苦情等であって、そのものの作為又は不作為を求める行為(以下この号において「要求等」という。)のうち次のいずれかに該当するものをいう。

 特定のもの(市職員を含む。以下この号において同じ。)に対し、不当に有利な又は不利な取扱いをすることを求めるもの

 特定のものに義務のないことを行わせ、又はその権利の行使を妨げることを求めるもの

 法令等(法令、条例、規則、規程等をいう。)に違反する行為を行うことを求めるもの

 暴行、脅迫、暴言、大声その他社会的相当性を逸脱する言動を伴うもの

 要求等を執拗に継続するなど適正な職務又は業務の執行の妨げとなるもの

(5) 特殊詐欺 桑名市特殊詐欺根絶条例(令和元年桑名市条例第8号)第2条第1号から第7号までに規定するものをいう。

(市の責務)

第3条 市は、この条例の目的を達成するため、次の各号に掲げる事項について必要な施策を講じなければならない。

(1) 安全安心で公正な地域社会の実現に向けた市民等との連携協力及び環境の整備に関すること。

(2) 市民等の自主的な地域安全活動の支援に関すること。

(3) 安全意識の高揚を図るための広報及び啓発に関すること。

(4) その他この条例の目的を達成するために必要な事項に関すること。

2 市は、前項に規定する必要な施策を策定し、実施するに当たっては、市民等及び学校その他青少年の育成に携わる団体の関係者(以下「学校関係者」という。)の意見を反映するよう努めるものとする。

(市民の役割)

第4条 市民は、安全安心で公正な地域社会の実現に向けて、相互扶助の精神に基づき、地域社会における連帯意識を高めるとともに、市民生活の安全と安心に配慮し、自主的な地域安全活動の推進に努めるものとする。

2 市民は、前条の規定に基づき市が実施する施策に協力するよう努めるものとする。

(事業者等の役割)

第5条 事業者等は、地域社会の一員として、市民と協働して自主的な地域安全活動の推進に努めるものとする。

2 事業者等は、第3条の規定に基づき市が実施する施策に協力するよう努めるものとする。

(学校関係者の役割)

第6条 学校関係者は、その職務又は活動等を通じ、相互に連携して地域安全活動の推進に努めるものとする。

2 学校関係者は、第3条の規定に基づき市が実施する施策に協力するよう努めるものとする。

(安全安心で公正な地域社会の形成)

第7条 市は、安全安心で公正な地域社会の形成のため、桑名警察署、桑名地域生活安全協会その他関係機関及び関係団体と連携を図るものとする。

2 市民等及び学校関係者は、自主的かつ相互に連携協力して、安全安心で公正な地域社会を形成するよう努めるものとする。

(不当な金銭その他の要求等の禁止)

第8条 いかなる個人又は法人その他の団体も、協力金、協賛金その他いかなる名目によるかを問わず、不当な金銭その他の要求をし、又はこれに応じてはならない。

2 市長は、前項の規定に違反して不当な金銭その他の要求をしたものに対し、これを中止するよう命ずるとともに、そのものの氏名又は名称及び住所又は所在地を公表することができる。

(反社会的勢力の排除等)

第9条 市は、あらゆる反社会的勢力及び不当要求行為と対決し、これらと対決する市民等及び学校関係者を支援しなければならない。

2 市民等及び学校関係者は、あらゆる反社会的勢力との関係を遮断し、反社会的勢力を利することがないように努めなければならない。

3 いかなる個人又は法人その他の団体も、不当要求行為(前条第1項に規定する不当な金銭その他の要求を除く。)をしてはならない。

(暴走行為等の禁止)

第10条 何人も、公共の場所(道路、公園、広場その他不特定多数の者が通行し、又は出入りすることができる場所をいう。)において、暴走行為(道路交通法(昭和35年法律第105号)第68条の規定に違反する行為をいう。)やこれに準ずる行為を行って、市民等に不安又は恐怖を覚えさせてはならない。

(他の条例との関係)

第11条 安全意識の高揚、自主的な地域安全活動の推進、市民生活の平穏及び事業活動の自由に向けた取組については、他の条例の定めがある場合を除いて、この条例の定めるところによる。

(桑名市安全安心推進協議会)

第12条 市長は、安全安心で公正な地域社会の実現について調査審議させるため、桑名市安全安心推進協議会(以下この条において「協議会」という。)を設置する。

2 協議会は、安全安心で公正な地域社会の実現についての方策に関し、市長に意見を述べることができる。

3 前2項に定めるもののほか、協議会の組織及び運営に関し必要な事項は、規則で定める。

(委任)

第13条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。

附 則

この条例は、平成16年12月6日から施行する。

附 則(令和3年9月30日条例第29号)

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(桑名市暴力団排除条例の一部改正)

2 桑名市暴力団排除条例(平成23年桑名市条例第13号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(桑名市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例の一部改正)

3 桑名市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(平成31年桑名市条例第6号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(桑名市不当要求行為防止対策委員会条例の一部改正)

4 桑名市不当要求行為防止対策委員会条例(令和3年桑名市条例第17号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

桑名市安全安心で公正な地域社会の実現に関する条例

平成16年12月6日 条例第114号

(令和3年9月30日施行)