○前橋市興行場法施行条例

平成23年12月9日

条例第43号

(趣旨)

第1条 この条例は、興行場法(昭和23年法律第137号。以下「法」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。

(設置の場所及び構造設備の基準)

第2条 法第2条第2項の規定による興行場の設置の場所及びその構造設備について公衆衛生上必要な基準は、次のとおりとする。

(1) 設置の場所は、湿潤な場所等入場者の衛生に支障を来す場所でないこと。ただし、興行場の周囲の構造上排水が容易に行え、かつ、興行場の床面がコンクリートその他の不浸透性材料で覆われ、又は地盤面から45センチメートル以上の高さに設けられている等防湿上有効な措置が講じられている場合は、この限りでない。

(2) 構造設備は、次の要件を備えること。

 清掃及び排水が容易に行える構造であること。

 観覧場(入場者が興行を見聞きする場所をいう。以下同じ。)、ロビー、食堂等の入場者が利用する場所(以下「場内」という。)は、入場者が容易に移動及び避難ができるよう適当な広さを有し、場内の天井は、興行目的に応じ、十分な高さを有していること。

 観覧場は、他の場内と隔壁により区画されていること。

 座布団等を入場者の利用に供する場合には、当該座布団等を清潔に保管できる設備が設けられていること。

 給気口、排気口等常に外部に開放されている箇所には、ねずみ及び昆虫の侵入を防止することができる金網等が設けられていること。

 便所は、次に掲げるところにより場内に設けられていること。ただし、他の用途を主とする建築物の一隅に設置された小規模施設等で、これらに近接して入場者の需要を満たすことができる適当な規模を有する便所が設けられている場合は、この限りでない。

(ア) 食堂、調理室及び食品販売設備の付近に設けられていないこと。ただし、次室を有する水洗便所であって、衛生上支障がないと認められるものについては、この限りでない。

(イ) 各階に男性用及び女性用に区画して設けられていること。ただし、上下の階の中間階に設ける等入場者の利便を損なわないと認められる場合は、この限りでない。

(ウ) 出入口は、直接観覧場に開放されない構造であること。ただし、次室を有する水洗便所であって、衛生上支障がないと認められるものについては、この限りでない。

(エ) 床面及び床面から1メートルまでの高さの内壁は、不浸透性の材料を用いて築造され、便器は、陶磁器等の不浸透性材料で造られていること。

(オ) 各階における便所((イ)ただし書に該当する場合における当該便所を含む。)の便器の数は、次により適正に設けられていること。

a 男性用便器及び女性用便器の合計数は、原則として次の表の床面積の欄に掲げる各階の観覧場の床面積の区分に応じ、同表の便器数の欄に掲げる便器数以上であること。ただし、(イ)ただし書に該当する場合の観覧場の床面積は、主として当該便所を利用する入場者に対応する階の観覧場の床面積の合計とする。

床面積

便器数

300平方メートル以下の場合

15平方メートルごとに1個

300平方メートルを超え600平方メートル以下の場合

20個に床面積から300平方メートルを減じた面積20平方メートルにつき1個の割合で算出される数を加えた数

600平方メートルを超え900平方メートル以下の場合

35個に床面積から600平方メートルを減じた面積30平方メートルにつき1個の割合で算出される数を加えた数

900平方メートルを超える場合

45個に床面積から900平方メートルを減じた面積60平方メートルにつき1個の割合で算出される数を加えた数

b 男性用大便器は、少なくとも小便器5個以内ごとに1個が設けられていること。ただし、座便式便器その他の小便器と兼用できる便器を設ける場合は、その割合を適宜変えることができる。

(カ) 男性用便器と女性用便器の数の比率は、男性及び女性がそれぞれ便所の利用に要する時間、当該興行場を利用する男性及び女性の比率等を考慮したものとすること。

(キ) 窓又は換気設備を設けた水洗便所であること。ただし、当該興行場が公共下水道処理区域以外の区域に設置される場合において、浄化槽放流水の排出先がないとき又は当該放流水を排出することにより排出先に衛生上支障を生ずるときは、窓又は換気設備を設けた改良便槽とすることができる。

(ク) 清浄な水を供給することができる流水式給水栓を有する手洗い設備が設けられていること。

 喫煙室を設ける場合は、当該興行場の出入口から極力離して設けることとし、たばこの煙が喫煙室以外の施設に流入しない構造であること。

 空気環境に係る構造設備は、次に掲げるところによること。

(ア) 衛生的環境を確保することができる機械換気設備(空気を浄化し、その流量を調整して供給又は排出することができる設備をいう。以下同じ。)又は空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調整して供給及び排出することができる設備をいう。以下同じ。)が設けられていること。

(イ) 機械換気設備及び空気調和設備の換気能力は、床面積1平方メートル当たり毎時75立方メートル以上のものであること。ただし、次条第3号の空気環境の基準を満たしている場合は、この限りでない。

 照明設備は、次に掲げるところによること。

(ア) 床面から80センチメートルの高さの全ての場所で100ルクス以上の照度を有する設備が設けられていること。

(イ) 場内は、床面において150ルクスから300ルクスまでの照度を満たす機能を有する設備が設けられているとともに、床面において30ルクスから70ルクスまでの照度を満たす機能を有する電源の異なる補助設備が設けられていること。

(ウ) 観覧場は、消灯を行う場合には、電圧昇降器等による漸減式照明を行うことができる設備が設けられているとともに、映写中又は演技中であっても、客席の床面の全ての場所において0.2ルクス以上の照度を満たす機能を有する設備が設けられていること。

(平28条例42・一部改正)

(入場者の衛生に必要な措置の基準)

第3条 法第3条第2項の規定による興行場営業を営む者が講じなければならない換気、照明、防湿及び清潔その他入場者の衛生に必要な措置の基準は、次のとおりとする。

(1) 次に掲げるところにより興行場の維持管理を行うこと。

 衛生上支障のないように補修を行い、清掃すること。

 定期的にねずみ及び昆虫の駆除を実施し、その記録を2年以上保存すること。

 場内は、定期的に消毒を行い、その実施記録を2年以上保存すること。

(2) 機械換気設備及び空気調和設備並びに照明設備は、定期的に点検し、保守すること。

(3) 空気環境は、次に掲げる基準を満たすように調整すること。

 炭酸ガス濃度は、0.15パーセント以下とすること。

 観覧場にあっては、浮遊粉じん量は、1立方メートル当たり0.2ミリグラム以下とすること。

(4) 休憩時間は、おおむね2時間30分を超えない時間ごとに10分間以上設けること。

(5) 次に掲げるところにより入場者への案内又は適当な場所への掲示を行うこと。

 男性用便所又は女性用便所である旨の掲示を行うこと。

 喫煙室以外での喫煙を禁止し、禁煙である旨の掲示を行うこと。

 喫煙室である旨の掲示を行うこと。

 ごみ等場内を不潔にするおそれのあるものをごみ箱以外に捨てない旨の掲示を行うこと。

(6) 救急医療品及び衛生材料を適切に備えておくこと。

(7) 伝染のおそれのある疾病にかかっている者又はその疑いがある者は、業務に従事させないこと。ただし、医師の診断により支障がない場合にあっては、この限りでない。

(8) 定員を超えて入場させないこと。

(平28条例42・一部改正)

(基準の緩和等)

第4条 市長は、次の各号のいずれかに該当し、かつ、衛生上支障がないと認めるときは、興行場の特性に応じ、前2条の基準の一部を緩和し、又は適用しないことができる。

(1) 観覧場が屋外にあるとき。

(2) 一の建物の中に複数の観覧場があるとき。

(3) その他市長が特別の事情があると認めるとき。

(委任)

第5条 この条例の施行に関し必要な事項は、市規則で定める。

附 則

この条例は、平成24年4月1日から施行する。

附 則(平成28年6月27日条例第42号)

1 この条例は、平成28年7月1日から施行する。

2 この条例の施行の際現に改正前の前橋市興行場法施行条例第2条第2号カ(カ)の規定により設けられている便器及び同号キの規定により設けられている喫煙室(それぞれこの条例の施行の際現に営まれている興行場に設置されているものに限る。)に係る公衆衛生上必要な基準については、なお従前の例による。

前橋市興行場法施行条例

平成23年12月9日 条例第43号

(平成28年7月1日施行)

体系情報
第9編 環境・衛生/第2章 生/第1節 保健衛生
沿革情報
平成23年12月9日 条例第43号
平成28年6月27日 条例第42号