○前橋市スポーツ推進条例

令和元年10月1日

条例第26号

スポーツは、心身の健全な発達、健康の維持増進、達成感や爽快感といった精神的充足感の獲得などを実現し、人と人及び地域との交流を促進し、地域の一体感の醸成や活力の向上を図るためには欠かせないものである。

全ての市民がそれぞれの興味、関心、適性等に応じたスポーツに親しむ社会的気運を醸成し、市民が誇りと愛着を持つことのできる活力と魅力あふれる地域社会の実現を目指し、スポーツを「する、る、支える」という新たな視点に立った政策を実行するため、ここに、この条例を制定する。

(目的)

第1条 この条例は、スポーツの推進に関する基本理念を定め、市の責務並びに市民、スポーツ団体等及び事業者の役割を明らかにするとともに、スポーツの推進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、スポーツの推進に関する施策を総合的かつ計画的に実施し、もって市民の心身の健全な発達と活力ある地域社会の実現に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 市民 市内に居住し、在勤し、又は在学する者をいう。

(2) 事業者 市内において事業を営む全ての者をいう。

(3) スポーツ活動 スポーツをすること若しくは観ること又はこれらを支援することをいう。

(4) スポーツ団体 市内においてスポーツに関係する活動を行う団体をいう。

(5) ホームタウンチーム 市内に主な活動の拠点を置き競技活動を行うプロスポーツチームで、全国的な組織に所属するものとして市長が認めるものをいう。

(基本理念)

第3条 スポーツの推進は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない。

(1) 全ての市民が生涯にわたって、自らの体力、年齢、技術、目的等に応じてスポーツに親しむことができること。

(2) 障害のある人が自主的かつ積極的にスポーツをすることができるよう、障害に応じて必要な配慮がなされるとともに、社会参加の推進に寄与すること。

(3) スポーツ団体、地域住民、学校、家族等の連携により、成長過程にある子どもの心身の健全な発達並びに体力及び運動能力の向上が図られること。

(4) スポーツを通じて世代間及び地域間の交流の基盤が形成され、更にその交流が促進され、競技水準の向上が図られること。

(5) 本市に関わるスポーツ選手及びスポーツチームの活動を応援する社会的気運を高め、地域の一体感の醸成及び活力の向上が図られること。

(市の責務)

第4条 市は、基本理念にのっとり、スポーツの推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するものとする。

2 市は、ホームタウンチームが行うスポーツの推進に関する取組に対し、助言、情報の提供その他必要な支援を積極的に行うものとする。

(市民の役割)

第5条 市民は、スポーツの推進に関する施策に関心を深めるとともに、自主的なスポーツ活動を通じて、自らの体力の向上及び健康の保持増進に努めるものとする。

(スポーツ団体等の役割)

第6条 スポーツ団体は、基本理念にのっとり、市民がスポーツに親しむ機会の提供、スポーツの普及及び競技水準の向上等、スポーツに関係する自主的な活動を通じて、スポーツの推進に関する施策に協力するよう努めるものとする。

2 ホームタウンチームは、自らの競技活動が地域社会と密接な関係を有していることを認識し、その競技活動の実施等を通じて地域の一体感の醸成及び活力の向上に寄与する等、スポーツの推進に主体的に取り組むよう努めるものとする。

(事業者の役割)

第7条 事業者は、自らが地域社会の一員であることを認識し、スポーツ活動を行いやすい環境の整備に取り組むとともに、スポーツの推進に関する施策に協力するよう努めるものとする。

(推進計画)

第8条 市長は、基本理念の実現のため、スポーツの推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための計画を定めるものとする。

(生涯スポーツの推進)

第9条 市は、全ての市民が生涯にわたって、自らの関心、目的、体力、技術、健康状態等に応じて、身近にスポーツに親しむことができるよう、スポーツ団体及び事業者と連携し、その機会の提供及び環境の整備その他の市民の生涯にわたるスポーツ活動の推進を図るために必要な施策を講ずるものとする。

2 市は、市民のスポーツを通じた心身の健康の保持増進、体力の向上、疾病の予防、介護予防等の健康づくりを推進するとともに、健康寿命の延伸に寄与するため、必要な施策を講ずるものとする。

(障害のある人のスポーツ活動の推進)

第10条 市は、スポーツ団体等と協力し、障害のある人が積極的にスポーツ活動に参加することができるよう、その障害の種類、程度及び特性に応じたスポーツ活動への参加の機会の提供、障害のある人のスポーツ活動に携わる人材の確保及び養成その他必要な施策を講ずるものとする。

(「する、観る、支える」スポーツの推進)

第11条 市は、市民がスポーツへの関心を高め、スポーツを「する」ことにより地域の一体感の醸成及び活力の向上が図られるための必要な施策を講ずるよう努めるものとする。

2 市は、市民がスポーツを「観る」視点に立ち、スポーツ施設機能の改善その他の必要な施策を講ずるよう努めるものとする。

3 市は、大会運営を行う団体を補助するボランティア等が活動しやすいようスポーツを「支える」市民の活動を支援するための必要な施策を講ずるよう努めるものとする。

(施設の整備)

第12条 市は、市民がスポーツに親しむことができる場の充実を図るため、市が設置するスポーツ施設のバリアフリー化を含む機能の強化その他の必要な環境の整備を行うものとする。

(財政上の措置)

第13条 市は、スポーツの推進に関する施策を実施するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする。

(委任)

第14条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、別に定める。

附 則

この条例は、令和2年1月1日から施行する。

前橋市スポーツ推進条例

令和元年10月1日 条例第26号

(令和2年1月1日施行)