○真室川町議会基本条例

平成28年12月26日

条例第25号

(前文)

地方分権の時代を迎え、自治体の自己責任と自己決定の範囲が拡大する中で、二元代表制の一翼である議会が担うべき行政の監視機関及び意思決定機関としての役割と責任は、これまで以上に重要になってきている。

こうした中、真室川町議会は、町民の福祉向上と安心安全に生活できる豊かな真室川町の実現に寄与するため、町民の多様な意見の反映と、議会の情報を町民にわかりやすく説明する「開かれた議会」を目指し、公正性、透明性、信頼性を確保しながら、議会の権能を十分に発揮していかなければならない。

議員は、常に自己研さんを心がけ、議会議員としての役割と責任を強く自覚し、主体的、機動的な議会活動を実践して、絶えず努力を続けることを決意し、議会運営の最高規範となるこの条例を制定する。

(目的)

第1条 この条例は、住民自治にふさわしい、町民に開かれた議会及び議会活動に必要な議会運営の基本的な事項を定め、議会及び町政の情報公開と町民参加を基本とし、町民の負託に応え、真室川町の発展に寄与することを目的とする。

(議会の活動原則)

第2条 議会は、町民の代表機関として次に掲げる原則に基づいて活動するものとする。

(1) 公正、公平及び透明性を確保し、町民に開かれた議会を目指すこと。

(2) 町民の代表という立場から、町政運営が適正であるかを常に監視及び評価すること。

(3) 議員間の自由かっ達な討議を重んじること。

(4) 町民の多様な意見を町政に反映させるため、意見交換の場を設け、町民参加の機会確保に努めること。

(5) 議会運営は、議会及び町政に対する町民の関心が高まるよう、分かりやすい視点及び方法で行うよう努めること。

(議員の活動原則)

第3条 議員は、次に掲げる原則に基づき活動するものとする。

(1) 議員は、議会が言論の府であるとともに、合議制機関であることを認識し、議員間の自由かっ達な討議を重んじること。

(2) 議員としての品位及び秩序を保ち活動すること。

(3) 特定の地域、団体及び個人の代表にとどまらず、全体の奉仕者として、町民全体の福祉向上を目指して活動すること。

(4) 町民の意見を的確に把握するとともに、自己の資質を高める不断の研さんを重ね、町民の代表にふさわしい活動をすること。

(町民と議会の関係)

第4条 議会は、町民に対し積極的に情報を発信するとともに、説明責任を果たさなければならない。

2 議会は、町民、各種団体及び地域との連携を図り、広報及び広聴活動を強化し、町民の意見を政策の立案に反映させるよう努めるものとする。

3 議会が行う会議は、公開を原則とし、町民が傍聴しやすい環境整備に努めるものとする。

4 議会は、請願等の審査において、必要により提出者の意見を聴取する機会を設けることができる。

(議会報告会)

第5条 議会は、町民の参加と連携を高める方策として、町民に対し説明責任を果たす議会報告会を年1回以上開催し、広く町民の意見を聴取して、議会としての政策形成、政策提言その他の議会活動に反映させるものとする。

(議会広報の充実)

第6条 議会は、議会及び町政に係る情報を常に町民に対しわかりやすい表現で周知するとともに、より多くの町民が議会及び町政に関心を持つよう議会広報活動に努めるものとする。

2 前項の広報活動は、情報技術の発展を踏まえ、多様な広報手段を活用するものとする。

(議会と行政の関係)

第7条 議会は、二元代表制の下、議事機関としての立場及び機能を生かし、町長等との緊張関係を保ちながら、議事機関としての役割を果たすものとする。

2 議員が町長又は執行機関職員と質疑応答を行う際は、案件の論点及び争点を明確にし、十分な質疑のもとに政策の立案と提言につなげるものとする。

3 定例会における一般質問は、広く町政上の論点及び争点を明確にするため、一問一答方式で行うものとする。

(監視及び評価)

第8条 議会は、町長等の事務執行について監視を行い、重要な施策について効果の検証及び評価をするものとする。

(議会改革の推進)

第9条 議会は、地方議会のあり方を常に議論し、絶えず議会改革を推し進めるよう努めるものとする。

(議会議員の定数及び報酬)

第10条 議員の定数及び報酬は、別に条例で定める。

2 議員の定数及び報酬の改正にあたっては、町政の現状と課題、将来の予測と展望を十分に考慮するとともに、議員活動の評価等に関して町民の意見を聴取し、尊重するものとする。

(議員の政治倫理)

第11条 議員は、町民全体の代表者として倫理を保持する必要性を常に自覚し、町民及び行政機関に対し、その権限又は地位を利用することにより、公正な執務を妨げたり、町民の疑惑を招いたりするような行動をしてはならない。

(議会の最高規範性)

第12条 この条例は、議会運営における最高規範であって、議会は、この条例の趣旨に反する議会に関する条例及び規則等を制定してはならない。

2 議会は、議会に関する法令等の条項を解釈し運用する場合においても、この条例に照らして判断しなければならない。

(検証及び見直し手続)

第13条 議会は、議会運営がこの条例の目的に即して行われているかを絶えず検証し、町民の意見、社会情勢等を勘案して、必要と認めるときは、全議員で見直しを検討するものとする。

2 議会は、この条例を改正する場合には、全議員が賛同する改正案であっても、本会議において改正理由及び背景を詳しく説明しなければならない。

この条例は、平成29年4月1日から施行する。

真室川町議会基本条例

平成28年12月26日 条例第25号

(平成29年4月1日施行)