○長崎大学原爆後障害医療研究所情報保護規程

平成25年4月1日

原爆後障害医療研究所規程第8号

(目的)

第1条 この規程は,長崎大学原爆後障害医療研究所附属放射線・環境健康影響共同研究推進センター(以下「センター」という。)の資料収集保存・解析部の原爆被爆者及び放射線被曝者(以下「ヒバクシャ」という。)に関係する資料の取扱い及び利用において,ヒバクシャの個人情報を保護し,倫理的配慮を図ることを目的とする。

(定義)

第2条 この規程において「ヒバクシャ資料」とは,資料収集保存・解析部が収集し,保存しているヒバクシャに関するすべての資料をいう。

(所長の責務)

第3条 原爆後障害医療研究所長(以下「所長」という。)は,次に掲げる事項に関し責務を有するものとする。

(1) ヒバクシャ資料の取扱い及び利用における守秘義務について熟知すること。

(2) 守秘義務に関し,資料収集保存・解析部の職員(非常勤職員を含む。以下「職員」という。)に指導及び助言を行うこと。

(3) 職員以外の者の資料収集保存・解析部内への立入りを原則として制限すること。

(4) ヒバクシャ資料の搬入,搬出及び保管に関すること。

(5) その他ヒバクシャ資料の情報保護に関し,必要な措置を講じること。

(職員の遵守事項)

第4条 職員は,次に掲げる事項を遵守しなければならない。

(1) ヒバクシャ資料の取扱いにおける守秘義務を有し,所長の指示に従うこと。

(2) ヒバクシャ資料の保管及び整理に細心の注意を払うこと。

(3) ヒバクシャ資料を,収集及び保管の目的並びに第13条に規定する利用の目的以外に転用しないこと。

(情報保護委員会)

第5条 ヒバクシャの個人情報の保護に関する問題を検討するため,長崎大学原爆後障害医療研究所情報保護委員会(以下「情報保護委員会」という。)を置く。

(情報保護委員会の審議事項)

第6条 情報保護委員会は,次に掲げる事項を審議する。

(1) ヒバクシャ資料の取扱い及び利用におけるヒバクシャの個人情報の保護に関すること。

(2) ヒバクシャ資料に含まれるヒバクシャの個人情報の保護に必要な設備に関すること。

(3) ヒバクシャ資料に含まれるヒバクシャの個人情報の保護に係る職員の指導に関すること。

(4) ヒバクシャ資料の利用に関すること。

(5) その他ヒバクシャ資料の取扱い及び利用に関し必要な事項

(情報保護委員会の組織)

第7条 情報保護委員会は,委員長及び次に掲げる委員をもって組織する。

(1) 所長を除く教員 3人(うち1人以上は教授)

(2) その他所長が必要と認めた者

2 長崎大学原爆後障害医療研究所(以下「研究所」という。)の職員である委員は所長が命じ,研究所の職員以外の委員は所長が委嘱する。

3 委員の任期又は委嘱期間は,2年とする。ただし,再任を妨げない。

4 委員に欠員が生じた場合の後任者の任期又は委嘱期間は,前任者の残任期間とする。

(委員長)

第8条 情報保護委員会の委員長は,所長をもって充てる。

2 委員長は,会議を招集し,その議長となる。

(意見の聴取)

第9条 議長が必要と認めたときは,情報保護委員会に委員以外の者を出席させ,意見を聴取することができる。

(関係職員の出席)

第10条 議長は,必要に応じ,情報保護委員会に関係職員を出席させることができる。

(情報保護委員会の事務)

第11条 情報保護委員会の事務は,医歯薬学総合研究科事務部総務課において処理する。

(個人情報保護担当者)

第12条 所長は,個人情報の管理及び保護を図るため,長崎大学個人情報管理規程(平成17年規程第17号)第5条の規定に基づき,個人情報保護担当者を置く。

2 個人情報保護担当者は,センターの資料収集保存・解析部の職員のうちから,所長が指名する者をもって充てる。

3 個人情報保護担当者は,ヒバクシャ資料の個人情報を匿名化し,漏洩しないよう管理しなければならない。

4 個人情報保護担当者は,第15条第3項の規定に基づき,所長から情報の提示依頼があったときは,その情報を所長に提示しなければならない。

(ヒバクシャ資料の利用)

第13条 所長は,ヒバクシャ資料をヒバクシャに関する学術的調査,研究及び教育並びにヒバクシャの健康管理を目的とする利用にのみ提供するものとする。

第14条 ヒバクシャ資料を利用しようとする者(以下「利用者」という。)は,利用申込書を所長に提出し,その許可を受けなければならない。

2 利用申込書の様式は,所長が別に定める。

3 所長は,利用内容が不適当と思われるときは,情報保護委員会に諮り,その利用申込みを許可しないことができる。

4 利用者は,次に掲げる事項を遵守しなければならない。

(1) ヒバクシャ資料の取扱いに関し守秘義務を負うこと。

(2) ヒバクシャ資料の利用に際し,破損,亡失等がないよう細心の注意を払うこと。

(3) ヒバクシャ資料を,許可された目的以外に利用しないこと。

第15条 所長は,利用者に対し,可能な限りにおいてヒバクシャ資料の提供に便宜を図るものとする。

2 所長は,特定の個人を識別できるヒバクシャ資料の利用申込みがあったときは,情報保護委員会に諮り,許可するか否かを決定するものとする。

3 所長は,前項の規定によりヒバクシャ資料の利用を許可したときは,個人情報保護担当者から必要な情報を得て,利用者にヒバクシャ資料を提供するものとする。

第16条 所長は,利用者に対し,研究及び調査の結果に関し概要の報告を求めることができる。

第17条 所長は,利用者に対し,利用目的終了後のヒバクシャ資料の返却又は廃棄を求めることができる。

2 利用者は,ヒバクシャ資料を廃棄するときは,内容が第三者によって再編できないようにするとともに,特定の個人を識別できない措置を講じなければならない。

(報告等)

第18条 職員及び利用者は,ヒバクシャ資料の取扱いの過程において,ヒバクシャの個人情報の保護が侵害された可能性のある事態が生じた場合には,直ちに所長に報告しなければならない。

2 所長は,前項の事態が生じた場合は,情報保護委員会に諮り,適切な措置を講じるものとする。

(適用除外)

第19条 研究所と長崎県及び研究所と長崎市とのヒバクシャ等の個人情報の提供に関する協定により,提供を受けた資料のみに基づき研究所が作成したヒバクシャ資料を長崎県又は長崎市に提供する場合は,第13条から前条までの規定を適用しない。

2 研究所と長崎県及び財団法人長崎原子爆弾ヒバクシャ対策協議会(以下「協議会」という。)並びに研究所と長崎市及び協議会とのヒバクシャ等健康診断情報の相互使用に関する協定により,提供を受けた資料のみに基づき研究所が作成したヒバクシャ資料を長崎県,長崎市又は協議会に提供する場合は,第13条から前条までの規定を適用しない。

(規程の改廃)

第20条 この規程の改廃は,長崎大学原爆後障害医療研究所運営会議の議を経て,研究所長が行う。

(補則)

第21条 この規程に定めるもののほか,ヒバクシャ資料の取扱い及び利用に関し必要な事項並びに情報保護委員会の運営に関し必要な事項は,所長が別に定める。

附 則

この規程は,平成25年4月1日から施行する。

附 則(平成26年8月19日原爆後障害医療研究所規程第2号)

この規程は,平成26年9月1日から施行する。

附 則(平成27年3月30日原爆後障害医療研究所規程第2号)

この規程は,平成27年4月1日から施行する。

附 則(平成29年6月27日原爆後障害医療研究所規程第1号)

この規程は,平成29年7月1日から施行する。

長崎大学原爆後障害医療研究所情報保護規程

平成25年4月1日 原爆後障害医療研究所規程第8号

(平成29年7月1日施行)