○七尾市議会議員政治倫理条例

平成16年10月14日

条例第248号

(目的)

第1条 この条例は、七尾市議会議員(以下「議員」という。)が市民全体の奉仕者として、常に政治倫理に徹し、誠実かつ公正に議員活動に取り組み、市民の厳粛な信託に応えることを目的とする。

(議員の責務)

第2条 議員は、市民全体の代表者として信頼される行動をし、地方自治の本旨に従い、その使命達成に努めなければならない。

2 議員は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれた場合には、自らの潔い態度をもって疑惑を解明し、その責任を明らかにしなければならない。

(政治倫理基準)

第3条 議員は、法令及び次に掲げる政治倫理基準を厳守しなければならない。

(1) 市民全体の奉仕者として、品位と名誉を損なう一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと。

(2) 市民全体の奉仕者として、常にその人格と倫理の向上に努め、その地位を利用していかなる金品も授受しないこと。

(3) (市が設立した公社及び市が資本金その他それに準ずるものを出資している一般社団法人又は一般財団法人を含む。)が行う工事などの請負契約、当該請負契約の下請契約、業務委託契約その他の契約に関し、特定の業者を紹介するなどの関与をしないこと。

(4) 市職員の公正な職務を妨げるような言動や強要をしないこと。

(5) 政治活動に関して会社その他の団体(政党及び政治団体を除く。)から寄附を受けないこと。後援団体についても、同様とする。

(6) 市民全体の奉仕者として、発言又は情報発信(議会報告会、チラシ、ウェブサイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービス等)において、個人又は法人の名誉を棄損し人格を損なう一切の行為をしないこと。また、第三者をして同様の行為をさせないこと。

(公共事業等の請負契約に対する遵守事項)

第4条 市が行う公共事業などの請負契約について、議員、配偶者、議員の2親等以内の親族若しくは同一家族が経営する企業又はこれらの者が支配力を持つと思われる企業は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第92条の2に規定する趣旨を尊重し、契約を締結しないものとする。ただし、当該請負契約が次の各号のいずれかに該当するときは、この限りではない。

(1) 請負契約の締結をしないことにより、市の行政執行に著しい支障があるもの

(2) 災害、事故、防災その他の直ちに対応しなければ市民生活に支障を来すおそれがあるもの

(就業の報告義務)

第5条 議員は、毎年4月1日現在の就業報告書を同月末日までに議長へ提出しなければならない。ただし、議員の任期開始日における役職については、速やかに提出しなければならない。

2 就業報告書の記入項目は、企業において有するすべての地位及び肩書を記入するものとする。

3 第1項の規定により提出した就業報告書の内容に変更があるときは、速やかに就業変更報告書を提出しなければならない。

(審査請求の手続き)

第6条 議員が、第3条及び第4条の規定に違反していると認められるときは、議員3人以上の連署をもって、代表者から、当該議員が倫理基準違反の事実を証明する書画を添えて、議長に対して審査の請求をすることができる。

(審査会の設置など)

第7条 議長は、審査請求を受けたときは、七尾市議会議員政治倫理審査会(以下「審査会」という。)を設置する。

2 審査会の委員は、7人以内とし、議員のうちから議長が議会運営委員会に諮って選任する。

3 審査会の委員は、審査会が当該事件の審査結果を議長に報告したときは、解任されるものとする。

4 審査会の委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、同様とする。

(審査会の審査)

第8条 議長は、審査会を設置したときは、速やかに審査請求の適否及び政治倫理基準違反の存否の審査を審査会に付するものとする。

2 審査会は、前項の審査を行うため、資料の請求、事情聴取その他の必要な調査を行うことができる。

3 審査会は、原則として公開とする。ただし、出席委員の3分の2以上の同意により非公開とすることができる。

(議員の協力義務)

第9条 審査請求の対象となった議員は、審査会の請求があるときは、審査に必要な資料等を提出し、又は審査会に出席して意見を述べなければならない。

2 審査会は、当該議員が前項の請求を拒否した場合は、その旨を議長に報告するものとする。

(釈明の機会の保障)

第10条 審査会は、審査に係る議員から審査会において釈明したい旨を求められたときは、その機会を保障しなければならない。

(審査結果報告書の提出等)

第11条 審査会は、設置された日から起算して60日以内に審査結果に係る報告書(以下「審査結果報告書」という。)を議長に書面で提出しなければならない。

2 議長は、前項の審査結果報告書が提出されたときは、その審査結果を、第6条の規定による審査請求をした者に通知し、その概要を公表しなければならない。

(審査結果の措置)

第12条 議長は、審査会の報告を尊重し、政治倫理基準に違反したと認められる議員に対して、議会の名誉と品位を守り、市民の信頼を回復するため、議会運営委員会に諮り、次に掲げる措置を講ずることができる。

(1) 議員の辞職勧告

(2) この条例の規定を遵守させるための警告を発すること。

(3) 前2号に掲げるもののほか、議長が必要と認める措置

(準用)

第13条 第7条から第11条までに定めるもののほか、審査会の運営に関し必要な事項は、七尾市議会委員会条例(平成16年七尾市条例第246号)及び七尾市議会会議規則(平成16年七尾市議会会議規則第1号)を準用する。

(委任)

第14条 この条例の定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

附 則

この条例は、公布の日から施行する。

附 則(平成19年3月26日条例第5号)

この条例は、平成19年4月1日から施行する。

附 則(平成20年9月29日条例第37号)

この条例は、平成20年12月1日から施行する。

附 則(令和2年9月18日条例第53号)

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(令和2年度における就業報告書の提出)

2 令和2年度における就業報告書の提出について、改正後の第5条の規定中「毎年4月1日現在の就業報告書を同月末日までに」とあるのは、「施行日現在の就業報告書を速やかに」とする。

七尾市議会議員政治倫理条例

平成16年10月14日 条例第248号

(令和2年9月18日施行)