○南砺市郵便入札実施要領
令和2年5月25日
告示第199号
(目的)
第1条 この要領は、南砺市財務規則(平成16年南砺市規則第35号。以下「財務規則」という。)に基づき市が発注する工事等において、競争入札における従来の入札方法に加え、郵便による入札(以下「郵便入札」という。)の方法により、入札参加者の事務の省力化を促進し、入札の透明性を確保するため、必要な事項を定める。
(対象工事等)
第2条 郵便入札の実施対象は、条件付一般競争入札及び指名競争入札とする。
(入札の公告等)
第3条 市長は、郵便入札に付するときは、別に定める条件付一般競争入札の公告及び財務規則第125条に規定する指名する者への通知において、次に掲げる事項を併せて公告又は通知を行うものとする。
(1) 入札書及び入札価格の積算内訳書(以下「入札書等」という。)の郵送方法
(2) 入札書等の到達期限
(3) 入札書等の送付先
(4) 開札の日時及び場所
(5) この要領の規定に反して提出された入札書等を無効とする旨
(6) その他必要と認める事項
(入札回数)
第4条 郵便入札に付した場合の入札回数は、1回とする。ただし、第7条に規定する再度入札を行う場合は、この限りではない。
(入札書等の郵送方法)
第5条 郵便入札に参加しようとする者(以下「入札参加者」という。)は、入札書等に必要事項を記入し、記名押印(押印は、あらかじめ使用印として本市に届け出た印に限る。)した上で、第3条第2号の到達期限までに到達するよう、市長宛に、一般書留郵便又は簡易書留郵便により福光郵便局留として送付しなければならない。
2 前項の規定により入札書等を郵送する場合は、当該入札書等を中封筒に入れて封かんし、当該中封筒に入札参加者名、開札日、入札番号、工事名及び工事場所を記載した上で郵送用の外封筒に入れて封かんしなければならない。
3 前項の郵送用の外封筒は、宛名を「南砺市長(財政課)」とし、表側に「入札書等在中」及び「福光郵便局留」と記載し、表側に件名、表又は裏側に入札参加者の住所、名称及び氏名を記載して郵送しなければならない。
(入札書等の開札)
第6条 市長は、到達期限翌日に福光郵便局において郵送された入札書等を受領し、郵送用の外封筒を開封して入札書等を封かんした中封筒を確認し、これを開札日時まで財政課において厳重に保管するものとする。
2 市長は、あらかじめ指定した日時及び場所において、当該入札事務執行者以外の職員を入札立会人として立ち会わせて、前項の規定により保管した中封筒の開札を行うものとする。
3 入札参加者は、送付した入札書等について引き換え、若しくは変更し、又は取り消すことができない。
4 開札の結果、落札となるべき同価格の入札をした者が2以上あるときは、落札決定を保留した上で、当該入札参加者に出席を求め、くじを引かせて落札者を決定するものとする。その際の入札立会人は、不要とする。
(再度入札)
第7条 入札において、予定価格の制限の範囲内で入札した者がいないときは、日時を指定し再度入札を行うものとする。
2 前項の場合において、再度入札を行う回数は、1回とする。
3 再度入札で落札者がいないときは、随意契約に移行することができるものとする。
4 第1項に規定する再度入札に参加できる者は、1回目の入札において、予定価格を超える価格で入札(無効な入札を除く。)をした者とする。
(入札の延期又は中止)
第8条 市長は、必要があると認めるときは、理由を示した上で入札の開札の延期又は入札の中止をすることができる。
2 市長は前項の規定により郵便入札の開札を延期する場合は、到達期限までに到達した入札書等を延期後の開札日時まで厳重に保管するものとし、入札を中止する場合は、速やかに当該入札書等を入札参加者に返却するものとする。
(入札の無効)
第9条 南砺市建設工事等入札心得(平成20年南砺市告示第62号)及び南砺市物品調達等入札心得(平成28年南砺市告示第71号)に規定するもののほか、郵便による入札書が次の各号のいずれかに該当する場合は、当該入札を無効とする。
(1) 第3条2号の到達期限までに到達しなかった場合
(2) 第5条に規定する送付方法によらず送付した場合
(入札結果の公表)
第10条 市長は、落札者を決定したときは、速やかに当該落札者に連絡するとともに、入札結果を公表する。
(その他)
第11条 この要領に定めるもののほか、郵便入札の実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附則
この告示は、公表の日から施行する。