(目的)

第1条　この規則は、森林法(昭和26年法律第249号。以下「法」という。)第21条に規定する火入れの許可に関し必要な事項を定めることを目的とする。

(許可の申請)

第2条　法第21条第1項の規定に基づき火入れの許可を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、火入れを行おうとする日の3日前までに火入許可申請書(別記第1号様式)に次の各号に掲げる書類を添付して町長に提出しなければならない。

(許可の要件)

第3条　町長は、前条の規定により提出された火入許可申請書等の内容が、次の各号に掲げる要件を満たすものでなければ、許可をしてはならない。

(許可の対象期間)

第4条　火入れの許可の対象期間は、1件につき10日以内とする。

(火入れの許可)

第5条　町長は、第2条の許可の申請に対して許可をするときは、火入許可証(別記第2号様式)を申請者に交付するものとする。この場合において、町長は法第21条第1項の規定に基づき、火入れの適正な実施を確保するために必要な条件を付すことができる。

(消防署長等への通知)

第6条　町長は、火入れの許可をしたときは、火入通知書(別記第4号様式)により消防署長及び火入地の所在地を管轄する消防団分団長にその旨を通知するものとする。

(許可後における指示)

第7条　町長は、火入れの許可をした後において延焼その他危害の発生のおそれが生じたときは、法第21条の規定に基づき火入れの差止め又は火入れの方法若しくは期日の変更その他必要な指示を行うことができる。

(火入者の義務)

第8条　火入れの許可を受けた者(以下「火入者」という。)は、火入れを行う前日までに、火入れの場所及び日時を町長及び消防署長に通知しなければならない。

(火入責任者の義務)

第9条　火入責任者は、火入れの現場において、直接火入れの実施の指揮監督に当たらなければならない。

(火入れの方法)

第10条　火入れは、風速、湿度等を勘案して延焼のおそれがない日を選び、できる限り小区画ごとに風下から行わなければならない。ただし、火入地が傾斜地である場合は、上方から下方に向かって行わなければならない。

(火入れの中止)

第11条　火入者及び火入責任者は、火入れの許可の期間中であっても、強風注意報、異常乾燥注意報又は火災警報が発令された場合は、火入れを行ってはならない。

(緊急連絡体制の整備)

第12条　火入者及び火入責任者は、火入れを行うに当たっては、町長及び消防署長に連絡することができる体制を確保しなければならない。

(職員の立入り等)

第13条　町長は、火入れの許可をする場合において必要があると認めるときは、その職員を火入地に立ち入らせ、実地調査をさせることができる。

(委任)

第14条　この規則に定めるもののほか必要な事項は、町長が別に定める。