○尾張旭市消防本部非運用救急救命士の再運用に関する要領
1 趣旨
この要領は、尾張旭市における非運用救急救命士の再運用について、必要な事項を定めるものとする。
2 用語の定義
この要領において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 非運用救急救命士 人事異動等に伴い、日常的に救急業務に従事しなくなった救急救命士をいう。
(2) 教育指導者 検証管理者、検証担当官又は愛知県薬剤投与指導者の資格を有する救急救命士をいう。
3 対象となる救急救命士
再運用を必要とする非運用救急救命士
4 教育項目
非運用救急救命士の再運用前に運用資格に応じて次の表に定める項目について教育を実施するものとする。
運用資格 | シミュレーション訓練 | 病院実習 |
包括 | ○ | |
薬剤投与 | ○ | 静脈路確保 |
気管挿管 | ○ | 気管挿管 |
処置範囲拡大 | ○ |
5 評価等
教育指導者が、非運用救急救命士に対して行う評価又は確認は、次のとおりとする。
(1) シミュレーション訓練
教育指導者は、運用資格に応じ尾張東部メディカルコントロール協議会が定めるプロトコール運用試験等の採点表に基づき非運用救急救命士への訓練を行い、その結果が8割以上の者について「運用可」の評価を行う。
(2) 病院実習
ア 静脈路確保
非運用救急救命士は、「尾張旭市消防本部救急救命士再教育実施要領」に定める「再教育に係る病院実習評価シート(静脈路確保)」に基づき医師の評価を受け、6症例以上の静脈路確保成功例の終了確認を教育指導者が行う。
イ 気管挿管
非運用救急救命士は、「尾張旭市消防本部救急救命士再教育実施要領」に定める「再教育に係る病院実習評価シート(気管挿管)」に基づき医師の評価を受け、2症例以上の気管挿管成功例の終了確認を教育指導者が行う。
6 承認
シミュレーション訓練において「運用可」の評価及び病院実習において「終了確認」を受けた非運用救急救命士は、消防署長から再運用について承認を受ける。
附則
この要領は、平成26年4月11日から施行する。
附則
この要領は、平成31年3月1日から施行する。