○大津町放置自動車の発生防止及び適正な処理に関する条例

平成15年3月24日

条例第5号

目次

第1章 総則(第1条~第7条)

第2章 通報及び調査等(第8条~第10条)

第3章 勧告及び撤去命令(第11条~第15条)

第4章 廃物認定(第16条・第17条)

第5章 放置自動車廃物判定委員会(第18条~第20条)

第6章 処分等(第21条~第24条)

第7章 雑則(第25条~第27条)

第8章 罰則(第28条・第29条)

附則

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、放置自動車の発生防止及び適正な処理に関し必要な事項を定め、公共の場所における放置自動車による障害を除去することにより、快適な生活と安全を確保し、良好な都市環境の形成を図ることを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(1) 自動車 道路運送車両法(昭和26年法律第185号。以下「法」という。)第2条第2項に規定する自動車及び同条第3項の規定による原動機付自転車をいう。

(2) 公共の場所 町が設置又は管理する道路、公園、緑地、河川その他の公共の用に供する場所をいう。

(3) 放置 自動車が正当な権原に基づき置くことが認められた場所以外の場所に2週間以上にわたり置かれていることをいう。

(4) 放置自動車 公共の場所に放置されている自動車をいう。

(5) 事業者等 自動車の製造、輸入、販売、整備、解体又は処分を業として行つている者及びこれらの者が構成する団体をいう。

(6) 所有者等 自動車の所有権、占有権又は使用権を現に有する者又は最後に有した者及び自動車を放置した者又は放置させた者をいう。

(7) 廃物 放置自動車で、自動車として本来の用に供することが困難な状態にあるものをいう。

(8) 処分等 廃物を撤去し、及び最終処分すること並びに処理するための必要な措置をいう。

(町の責務)

第3条 町は、放置自動車の発生防止及び適正な処理に関し必要な施策の実施に努めなければならない。

(町民等の責務)

第4条 町民等は、公共の場所に正当な理由がなく自動車を放置しないようにする等、放置自動車の発生を防止し適正な処理に努めるとともに、町が実施する施策に協力しなければならない。

(事業者等の責務)

第5条 事業者等は、自動車が放置自動車にならないように啓発、回収その他の適切な措置を講じるように努めるとともに、町が実施する施策に協力しなければならない。

(関係機関の協力要請)

第6条 町長は、放置自動車の発生防止及び適切な処理について必要があると認めるときは、警察署その他の関係機関に対し協力を要請することができる。

(放置の禁止)

第7条 何人も、正当な理由がなく自動車を放置し、若しくは放置させ、又はこれらを放置し、若しくは放置させようとする者に協力してはならない。

第2章 通報及び調査等

(通報)

第8条 公共の場所等において放置自動車を発見した者は、町長にその旨を通報するように努めなければならない。

2 町長は、前項の規定による通報を受けた場合において必要があると認めるときは、その内容を関係機関に通報する等適切な措置を講ずるものとする。

(調査)

第9条 町長は前条第1項の規定による通報があつたときその他必要があると認めるときは、当該自動車の状況、所有者等その他の事項を調査することができる。

2 町長は、前項の規定による調査に当たつては、関係機関への照会その他の方法により所有者等の確認に努めるものとする。

3 町長は、第1項の規定による調査の結果、当該自動車が放置自動車であると判明したときは、所有者等に適正な処理を促すため、当該放置自動車に警告書を貼り付けるものとする。

(立入調査)

第10条 町長は、前条第1項の規定による調査を実施するために必要があるときは、当該職員に、自動車が放置されている土地周辺に立ち入り、当該自動車の調査をさせることができる。

2 前項の規定により立入調査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、要求があつたときは、これを提示しなければならない。

3 第1項の規定による立入調査の権限は、犯罪調査のために認められたものと解釈してはならない。

第3章 勧告及び撤去命令

(所有者等への勧告)

第11条 町長は、第9条第1項の規定による調査の結果、当該放置自動車の所有者等が判明したときは、当該所有者等に対し、当該放置自動車を撤去するよう勧告することができる。

(撤去命令)

第12条 町長は、第9条第1項の規定による調査の結果、放置自動車の所有者等及び住所、居所その他の連絡先が判明し、かつ、連絡が可能な場合(以下「所有者等判明時」という。)は、当該所有者等に対し当該放置自動車の撤去を命じることができる。

2 町長は、前項の規定による命令をしようとするときは、あらかじめ当該命令を受けるべき者に対し期間を定めて弁明の機会を与えなければならない。ただし、緊急の必要のためあらかじめ弁明の機会を与えることができないときは、この限りではない。

(所有者等判明時の強制撤去等)

第13条 町長は、前条の規定により撤去命令を行つた日から規則で定める期間を経過しても所有者等が放置自動車を撤去しないときは、当該自動車を撤去し、保管することができる。

(所有者等不明時の強制撤去等)

第14条 町長は、放置自動車について、第9条第1項の規定による調査を行い、かつ、同条第3項の規定により警告書を貼り付けた日から規則で定める期間を経過しても所有者等を確認することができなかつた場合(所有者等は判明したが住所、居所その他の連絡先が不明で連絡がとれない場合を含む。以下「所有者等不明時」という。)においては、当該放置自動車を撤去し保管することができる。

2 町長は、前項の規定により放置自動車を撤去するときは、あらかじめその旨を2週間告示しなければならない。

3 町長は、第1項の規定により放置自動車を撤去したときは、当該自動車が放置してあつた場所に当該放置自動車を撤去した旨の内容及び期限を定めて引き取りを促す内容を表示するとともに2週間告示しなければならない。ただし、当該場所にその標示をすることが困難であると認められるときは、告示のみを行うものとする。

4 町長は、第1項の規定により保管した放置自動車の所有者等及び住所、居所その他の連絡先の判明に努めなければならない。

(引取通知)

第15条 町長は、第13条の規定により放置自動車を撤去し、保管したとき及び前条第4項の規定により当該所有者等判明時は、当該所有者等に対し当該放置自動車を引き取るよう通知しなければならない。

2 町長は、放置自動車の返還に際しては、当該放置自動車の所有者等の確認を行うものとする。

第4章 廃物認定

(廃物認定)

第16条 町長は、第13条の規定による撤去を行つた場合には、当該放置自動車を次章に規定する委員会の判定を経て、廃物として認定することができる。

第17条 町長は、前条の規定にかかわらず、放置自動車が次の各号のいずれにも該当する時は、委員会の判定を経ずに廃物と認定することができる。

(1) 自動車登録番号標又は車体番号が失しており、自動車登録が抹消されている等の事由により所有者が特定できないとき。

(2) エンジン、トランスミッション、ラジエーター、タイヤ、ハンドル、バッテリー等のいずれかがなく、又は腐食する等により自動車としての本来のように供することが困難な状態にあるとき。

2 町長は、前条及び前項の認定を行おうとするときは、あらかじめ、その旨を告示しなければならない。

第5章 放置自動車廃物判定委員会

(放置自動車廃物判定委員会)

第18条 放置自動車の廃物認定その他町長が必要と認める事項について町長の諮問に応じ、調査し、審査し、及び判定するため、大津町放置自動車廃物判定委員会(以下「委員会」という。)を置く。

(委員会の組織)

第19条 委員会は、委員10人以内をもつて組織する。

2 委員は、次の各号に掲げる者のうちから、町長が任命する。

(1) 自動車について専門知識を有する者

(2) 学識経験のある者

(3) 関係行政機関の職員

(4) 前各号に掲げる者のほか、町長が必要と認める者

3 委員会に委員長を置き、委員長は委員の互選によつて定める。

4 委員長は委員会を代表し、会務を総理する。

5 委員長に事故あるとき、又は委員長が欠けたときは、委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する。

6 委員会は、委員の過半数が出席しなければ会議を開くことができない。

7 委員会の会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

(委員の任期)

第20条 委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

2 委員は、再任を妨げない。

第6章 処分等

(処分等)

第21条 町長は、放置自動車を廃物として認定したときは、処分等を行うことができる。

(廃物認定外放置自動車)

第22条 町長は、廃物として認定しなかつた放置自動車(以下「廃物認定外放置自動車」という。)を別に定める保管場所に移動し、保管することができる。

2 町長は、前項の規定により廃物認定外放置自動車を保管したときは、所有者等に当該放置自動車の引き取りを促すため、規則で定める事項を2週間告示しなければならない。

(保管した放置自動車の措置)

第23条 町長は、前条第2項の規定による告示の日から起算して3箇月を経過してもなお当該放置自動車の引き取りのない場合は、当該放置自動車は捨てられたものとみなし、廃物として処分等を行うことができる。

(費用の徴収)

第24条 町長は、保管している放置自動車を引き取ろうとする所有者等に対し、その処分等に要した費用を請求することができる。

2 町長は、前条の規定により放置自動車の売却又は処分等を行つた後にその所有者等が判明したときは、その者に対し、その処分等に要した費用を請求することができる。

第7章 雑則

(国等との協議)

第25条 町長は国又は県が管理する公共の用に供している場所(以下「国有地等」という。)に放置されている自動車の適正な処理について、関係機関と協議するものとする。

(関係法規の活用)

第26条 町長は、放置自動車の発生防止及び適正な処理を行うため、関係機関と連携し、関係法規の積極的な活用を図るものとする。

(委任)

第27条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

第8章 罰則

(罰則)

第28条 第12条第1項の規定による命令に違反した者は、20万円以下の罰金に処す。

(両罰規定)

第29条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業員が、その法人又は人の業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対し、同条の罰金刑を科する。

附 則

この条例は、平成15年4月1日から施行する。

大津町放置自動車の発生防止及び適正な処理に関する条例

平成15年3月24日 条例第5号

(平成15年4月1日施行)

体系情報
第3編 執行機関/第1章 長/第7節 交通安全対策
沿革情報
平成15年3月24日 条例第5号