(趣旨)

第1条　この規則は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第18条第2項及び第23条第2項の規定に基づき、珠洲市消防団(以下「消防団」という。)の組織及び消防団員の階級等を定めるとともに、珠洲市消防団員の定員、任免、報酬及び服務等に関する条例(令和3年条例第20号。以下「条例」という。)の施行に関し、必要な事項を定めるものとする。

(設置)

第2条　消防団に、団本部及び分団を置く。

(組織)

第3条　条例第2条に定める定数の範囲内で団本部付団員及び分団員を置くことができる。

(職務)

第4条　団長は、消防団の事務を統括し、所属する消防団員を指揮監督する。

(任期)

第5条　団長、副団長、分団長、副分団長、部長及び班長の任期は、3年とし、欠員を生じた場合の後任者の任期は、前任者の残任期間とする。ただし、再任を妨げない。

(宣誓)

第6条　消防団員に任命された者は、宣誓書(別記様式)に署名しなければならない。

(分限の手続)

第7条　任命権者は、条例第6条の規定に該当する者として消防団員を降任又は免職する場合は、その旨を記載した書面を当該消防団員に交付して行う。

(懲戒の手続)

第8条　任命権者は、消防団員を戒告、停職又は免職の処分をする場合は、その旨を記載した書面を当該消防団員に交付して行う。

(出動)

第9条　消防車両が水火災その他の災害現場に出動するときは、交通法令等及び次の各号に掲げる事項を遵守し、事故を防止するための警戒信号としてサイレンを吹鳴するものとする。ただし、当該現場から引き揚げるときの警戒信号は、鐘又は警笛によるものとする。

(出動区域)

第10条　消防団は、奥能登広域圏事務組合消防長(以下「消防長」という。)又は奥能登広域圏事務組合珠洲消防署長(以下「消防署長」という。)の所轄の下に行動するものとし、消防長又は消防署長の命令があるときは、本市の区域外においても行動することができる。ただし、本市の区域内として認めたにもかかわらず、現場に近づくに従つて本市の区域外と判明したときは、この限りでない。

(活動)

第11条　水火災その他の災害現場に到着した消防団員は、相互に連絡協調し設備、機械器具及び資材を最高度に活用して住民の生命身体及び財産の保護にあたり、当該災害の防ぎよ鎮圧に努めなければならない。

(死体を発見したときの措置)

第12条　水火災その他の災害現場において死体を発見したときは、当該現場を指揮する者は、消防長に報告するとともに警察職員又は検屍員が到着するまでその現場を保存しなければならない。

(放火の疑いのある火災現場)

第13条　火災の現場において当該現場を指揮する者は、火災の原因として放火の疑いがあると思料するときは、直ちに消防長及び警察職員に通報するとともに、当該現場の保存に必要な措置を講じなければならない。

(教養訓練及び礼式)

第14条　団長は、消防団員の資質の向上と消防技術の練磨を図るため、教養訓練を行わなければならない。

(文書簿冊)

第15条　消防団には、次の文書簿冊を備え、常に整備して置かなければならない。