(趣旨)

第1条　この要綱は，村内に存する文化財を保護し，もって村民の郷土に対する認識を高めるため，村内に存する文化財を保存し，及びその活用に努める者に対し，予算の範囲内において報奨金を支給することについて，必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において「文化財」とは，次に掲げるものをいう。

(報奨金の支給)

第3条　村長は，村内に存する文化財の所有者(権原に基づく占有者を含む。以下同じ。)に対し，報奨金を支給するものとする。この場合において，当該文化財に複数の所有者があるときは，協議の上，支給の対象となる所有者を定めるものとする。

(所有者等の責務)

第4条　所有者及び管理団体(以下「所有者等」という。)は，文化財が地域の歴史，伝統，文化等の理解のために欠くことができない貴重な財産であることに鑑み，これを滅失し，又は著しくその価値を損なわないよう適正に保存するとともに，その活用に最大限努めなければならない。

(報奨金の額)

第5条　報奨金の額は，文化財1件につき，年額18,000円以内とし，予算で定めるものとする。

(報奨金の支給時期)

第6条　報奨金は，毎年3月に支給する。

(補則)

第7条　この要綱に定めるもののほか，必要な事項は，村長が別に定める。