○豊島区文学・マンガ資料収集管理要綱

令和3年12月8日

文化商工部長決定

(目的)

第1条 この要綱は、豊島区が収集・管理する文学・マンガ資料に関し、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(1) 収集 資料を寄贈、購入によって取得することをいう。

(2) 登録 収集した資料に資料番号を付し、記録することをいう。

(3) 保管 収蔵資料の滅失および棄損を防ぐため適切に保存・管理し、その価値を保全することをいう。

(4) 処分 保管を要さなくなった収蔵資料について、資料としての用途を廃止する行為をいう。

(5) 除籍 処分または返還した収蔵資料の登録を抹消することをいう。

(基本方針)

第3条 豊島区は、次に掲げる方針に基づき、文学・マンガ資料を管理するものとする。

(1) 豊島区は、区民等の教養、調査・研究、教育普及等に資する資料を収集する。

(2) 豊島区は、収蔵資料を良好な状態で展示、調査・研究、教育普及その他に利用することができるよう適切に保管しなければならない。

(3) 豊島区は、適正な資料構成の維持に努めるとともに、区民等の共通の財産として有効に活用しなければならない。

(収集)

第4条 豊島区は、文学・マンガ資料を収集するときは、その価値及び希少性等を調査するとともに、収蔵資料と照合の上、収集の必要性および活用方法等を十分に検討しなければならない。

2 収集する文学・マンガ資料の基準は、原則として、「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム条例」及び「トキワ荘マンガミュージアム資料収集委員会設置要綱」に基づき取り扱う事項を除く、次の各号のいずれかに該当するものとする。

(1) 豊島区ゆかりの文学者及びマンガ家の著作及び刊行物

(2) 豊島区ゆかりの映画・演劇、出版美術・出版文化に関する資料

(3) 上記(1)(2)の関連資料(原稿、書簡、作品創作に関するメモ及びノート類などの自筆資料、豊島区での暮らしがわかるような愛用品、写真、書籍など)

(4) 豊島区が舞台となった文学作品及びマンガ作品、映画・演劇作品

(5) 豊島区に関連する作家を知る上で、特に必要と認められる日本文学史及びマンガ史、映画・演劇などの文化史に関する資料

(6) 展示、調査・研究、教育普及その他に利用する資料として特に必要と認められる資料

(寄贈)

第5条 資料を寄贈しようとする者は、寄贈申込書(第1号様式)を提出しなければならない。

2 寄贈の申込みがあった場合、当該資料について、前条第2項各号に該当するか十分調査し、寄贈資料調書を作成し、必要に応じて学識経験者の意見を聴取した上で、受入れの可否を区が決定する。

3 資料の寄贈を受ける際には、寄贈受領書(第2号様式)を寄贈者に交付する。

(購入)

第6条 資料を購入する場合は、第4条に基づき購入する。なお、購入資料調書を作成し、必要に応じて学識経験者の意見を聴取した上で、区が決定する。

(登録及び保管)

第7条 資料を収集したときは、資料番号を付し、必要事項を記録保存し、展示、調査、研究、教育普及その他に利用するため、収蔵資料として登録、管理しなければならない。

2 豊島区は、収蔵資料を良好な状態で保管するとともに、適時に点検及び調査を行い、その所在及び状態を確認しなければならない。

(資料の貸出し)

第8条 豊島区は、他の文学館、博物館等の教育、学術又は文化に関する施設等のうち適当と認めるものに収蔵資料の貸出しをすることができる。

2 収蔵する文学・マンガ資料の貸出しを受けようとする者(以下「借用者」という。)は、貸出し希望日の1か月前までに、企画書、図面、資料等を添付の上、資料借用申請書(第3号様式)を提出しなければならない。

3 著作権が発生する場合、著作権者等の同意書を添付すること。著作権法上の責任は借用者が負うものとする。

4 豊島区は、収蔵資料の貸出しを承認した時には、資料貸出許可書(第4号様式)を交付する。

(貸出し期間)

第9条 資料の貸出し期間は、原則として60日以内とする。ただし、特別の事由がある場合はこの限りではない。

2 豊島区は、資料貸出し時に借用者から資料借用書(第5号様式)を受け取り、資料返却と引き換えに借用書を返却するものとする。

(貸出し条件)

第10条 資料の貸出しに際して、借用者は次の条件を遵守しなければならない。

(1) 借用者は、貸出しを受けた資料(以下「貸出し資料」という。)について、厳重な注意をもって管理すること。

(2) 貸出し資料の取扱いは、学芸員又はこれと同等の資格技能を有すると認められる者が行うこと。

(3) 資料の貸出し及び貸出し期間中の保管等のために要する費用等は、すべて借用者の負担とすること。

(4) 借用者は、貸出し資料を申請事項以外の目的には使用しないこと。

(5) 借用者は、原則として貸出し期間中に貸出し資料の評価額に相当する金額の保険を掛けること。貸出し資料を滅失し、又は棄損したときは、資料を貸出し時の原状に復するか、これによって生じた損害を賠償すること。

(6) 貸出しに伴い、著作権等の問題が生じた場合は、借用者が一切の責任を負うこと。

(7) 公開にあたっては、資料の名称及び所蔵先等について、豊島区の指示通りに明記すること。

(8) 印刷物や映像等の成果物を作成した場合は、1部を豊島区に納めること。

2 借用者において、貸出し条件に違反する行為がある時又は特別の事由が生じた時は、貸出し期間中であっても貸出しを取り消すことができる。この場合において生じた損害については、豊島区はその責を負わない。

(特別利用)

第11条 収蔵資料の閲覧、調査、複写、写真撮影、印刷物掲載、放映等の特別利用をしようとする者は、資料特別利用申請書(第6号様式)を区に提出しなければならない。

2 区は、特別利用の承認をしたときには、資料特別利用許可書(第7号様式)を交付する。

(特別利用の条件)

第12条 特別利用を受ける者(以下「特別利用者」という。)は、次の各号の条件を遵守しなければならない。

(1) 特別利用者は、資料の取扱いに十分注意すること。

(2) 特別利用者は、資料を申請事項以外の目的には使用しないこと。

(3) 特別利用に際して生じる費用等は、すべて特別利用者の負担とすること。

(4) 特別利用者は、資料を棄損等したときは、資料を原状に復するか、これによって生じた損害を賠償すること。

(5) 特別利用に際して著作権等の問題が生じた場合は、特別利用者が一切の責任を負うこと。

(6) 特別利用にあたっては、資料の名称及び所蔵先等について、豊島区の指示通りに明記すること。

(7) 印刷物や映像等の成果物を作成した場合は、1部を豊島区に納めること。

(8) 前各号に定めるほか、豊島区の指示に従うこと。

(借用)

第13条 展示または研究等のために資料の借用をする場合は、借用依頼書を作成し、資料の借用時には、資料借用書(第8号様式)を相手方に交付する。

2 借用資料の返却は、借用書と引き換えに行わなければならない。

(処分および除籍)

第14条 豊島区は、収蔵資料を正確に把握し、適正な資料構成を維持するため、その価値を失ったと認められる資料その他の収蔵することが適当でないと認められる資料について、処分および除籍することができる。

2 資料を処分および除籍する場合は、第15条および第16条に定める基準に基づき、処分・除籍資料調書を作成し、必要に応じて学識経験者に意見を聴取した上で行うものとする。

3 豊島区は、資料の処分および除籍の記録を保存しなければならない。

(処分)

第15条 処分の対象となる資料等およびその基準は、次の各号のとおりとする。

(1) 汚損、破損が著しく、補修が不可能であり、資料価値を失ったと認められるもの

(2) 資料の状態、資料構成、利用頻度、展示、調査・研究、教育普及その他の活用および収蔵能力等を総合的に判断して、収蔵することが適当でないと認められる資料

(除籍)

第16条 豊島区は、収蔵資料を処分したときは、除籍しなければならない。

2 除籍の対象となる資料およびその基準は、次の各号のとおりとする。

(1) 第7条第2項に規定する資料点検および調査の結果、誤登録であることが判明した資料で、除籍することが適当と認められるもの

(2) 貸出し期間中に紛失した資料で、現物弁償が不可能なもの

(3) 予期し得ない災害その他の事故により、滅失した資料

(委任)

第17条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は文化商工部長が別に定める。

この要綱は、令和3年12月9日から施行する。

第1号様式(第5条関係)

 略

第2号様式(第5条関係)

 略

第3号様式(第8条関係)

 略

第4号様式(第8条関係)

 略

第5号様式(第9条関係)

 略

第6号様式(第11条関係)

 略

第7号様式(第11条関係)

 略

第8号様式(第13条関係)

 略

豊島区文学・マンガ資料収集管理要綱

令和3年12月8日 文化商工部長決定

(令和3年12月9日施行)