(目的)

第1条　この条例は、富士見町消防団員及び消防業務に協力した者に、賞じゆつ金又は殉職者特別賞じゆつ金を授与することを目的とする。

(賞じゆつ金授与の要件)

第2条　町長は、富士見町消防団員が消防業務に従事し、又は消防業務に協力した者(消防法(昭和23年法律第186号)第25条第2項、第29条第5項及び第35条の10第1項、又は水防法(昭和24年法律第193号)第17条若しくは災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第65条の規定により従事した者)が、一身の危険を顧みることなくその職務を遂行して障害を受け、そのため死亡し、又は障害の状態となつた場合賞じゆつ金を授与する。

(賞じゆつ金の種類及び金額)

第3条　賞じゆつ金の種類及び額は、次のとおりとし、別表に定めるところにより支給する。

(殉職者特別賞じゆつ金)

第3条の2　町長は、消防団員が、災害に際し、命を受け、特に生命の危険が予想される現場へ出動し、生命の危険を顧みることなく、その職務を遂行し、そのため死亡し、その功労が特に抜群と認められる場合においては、3,000万円の殉職者特別賞じゆつ金を授与することができる。

(授与)

第4条　町長は、殉職者賞じゆつ金又は殉職者特別賞じゆつ金を授与しようとするときは、富士見町賞じゆつ金等審査委員会の審査に付するものとする。

(授与の対象)

第5条　殉職者賞じゆつ金又は殉職者特別賞じゆつ金は、殉職者の遺族に授与するものとし、その遺族の範囲及び順位等については、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令(昭和31年政令第335号)第9条及び第9条の3第2項の規定の例による。

(審査会)

第6条　賞じゆつ金の授与について審査するため、富士見町賞じゆつ金等審査委員会(以下「審査会」という。)を置く。

(委員)

第7条　審査会は、委員8名以内をもつて組織し、次の各号に掲げる者のうちから必要のつど町長が委嘱する。

(会長及び副会長)

第8条　審査会に会長及び副会長各1人を置き、委員が互選する。

(会議)

第9条　審査会は、会長が招集し、会長が議長となる。

(関係者の出席)

第10条　会長は、審査会が必要と認めるときは、関係者の出席を求め、意見を聞くことができる。

(庶務)

第11条　審議会の庶務は、消防課において処理する。

(補則)

第12条　この条例に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。