○篠栗町医療的ケア児在宅レスパイト事業助成金交付要綱
令和5年3月13日
要綱第2号
(趣旨)
第1条 この要綱は、在宅の医療的ケア児の看護又は介護を行う家族の負担軽減を図るために実施する篠栗町医療的ケア児在宅レスパイト事業助成金(以下「助成金」という。)の交付に関し必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条 この要綱において「医療的ケア」とは、人工呼吸器管理、たん吸引、経管栄養等の日常生活に不可欠な支援をいう。
2 この要綱において「医療的ケア児」とは、次の要件の全てに該当する者とする。
(1) 篠栗町に居住し、篠栗町の住民基本台帳に記録されている者であること。
(2) 0歳から18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にあること。
(3) 在宅で同居の医療的ケアが必要な児童の保護者又は看護若しくは介護を行う者(以下「保護者等」という。)による看護若しくは介護を受けて生活していること。
(4) 医師の訪問看護指示書(保険医療機関及び保険医療養担当規則(昭和32年厚生省令第15号)第19条の4第1項の規定に基づく訪問看護指示書をいう。)による医療的ケアを必要としていること。
(5) 訪問看護(健康保険法(大正11年法律第70号)第88条第1項に規定する訪問看護をいう。)により医療的ケアを受けていること。
3 この要綱において「家族」とは、医療的ケア児の保護者等で、現に当該医療的ケア児の看護又は介護を行っていると町長が認めたものをいう。
(助成対象者)
第3条 助成金の交付を受けることができる者(以下「助成対象者」という。)は、医療的ケア児の家族とする。
(助成対象経費及び助成金額)
第4条 助成対象経費は、利用しようとする指定訪問看護ステーション(以下「利用訪問看護ステーション」という。)が医療的ケア児の自宅で行う看護又は介護に要する費用とする。ただし、健康保険法の適用対象となる訪問看護を除く。
2 町長が特に必要と認めるときは、医療的ケア児が自宅以外の場所で受ける看護又は介護に要する費用を対象とすることができる。
(利用の申請等)
第5条 助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、利用訪問看護ステーションを経由して、町長に篠栗町医療的ケア児在宅レスパイト事業利用申請書(様式第1号)を提出するものとする。
4 前項の規定による支払があったときは、助成対象者に対し助成金を交付したものとみなす。
(助成金の交付申請及び実績報告)
第6条 利用訪問看護ステーションは、助成対象訪問看護を実施した月ごとに、篠栗町医療的ケア児在宅レスパイト事業利用者台帳(別紙)により管理を行うこととし、篠栗町医療的ケア児在宅レスパイト事業助成金交付申請書兼実績報告書(様式第3号。以下「実績報告書」という。)により助成金の交付を申請するとともに、関係書類を添えて、利用実績を町長に報告するものとする。
2 実績報告書の提出期限は、町長が別に定める日とし、その提出部数は、1部とする。
(助成金支払の取消し等)
第9条 町長は、偽りその他不正の行為により助成金の支払を受けた者があると認めたときは、当該事業の利用決定を取り消し、助成金の全部又は一部を返還させるものとする。
(補則)
第10条 この要綱に定めるもののほか、助成金の交付に関し必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この要綱は、令和5年4月1日から施行する。
別表(第4条、第5条関係)
助成金額 |
次の算式により算定した額とする。 助成金額=A×7,500円(1時間当たり単価) 備考 この算式に掲げる記号の意義は、次に定めるとおりとする。 A 利用訪問看護ステーションが、在宅の医療的ケア児を対象に、家族に代わって看護を行う1日当たりの時間から健康保険法の適用対象となる訪問看護の時間を控除した数(1時間未満切捨て)。ただし、助成対象者1人につき、1年度当たり48時間を上限とする。 |







