(趣旨)

第1条　この告示は、高齢者のタクシー利用助成事業(以下「事業」という。)の実施及び運営について必要な事項を定めるものとする。

(事業目的)

第2条　この事業は、介護を必要とする高齢者の通院、買い物、娯楽等の利便を図るためにタクシー利用の助成を行うことにより、その者が居宅においてその有する能力に応じ、可能な限り自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的とする。

(対象者)

第3条　この事業の対象者は、本町に居住し、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)の規定により本町の住民基本台帳に記録されている者のうち、次の各号のいずれにも該当すると町長が認めるものとする。

(事業の内容)

第4条　対象者は、豊山町タクシー利用券(様式第1号。以下「利用券」という。)により、町長が指定したタクシー事業者による運送サービスを受けることができる。ただし、基本料金及び迎車サービス料金以外の利用料金は対象者の負担とする。

(申請)

第5条　事業による助成を受けようとする対象者は、豊山町タクシー利用券交付申請書(様式第2号)を町長に提出しなければならない。

(代理による申請)

第6条　対象者の代理人として前条の規定による申請を行うことができる者は、法定代理人のほか次に掲げる者に限る。

(決定及び通知)

第7条　町長は、第5条の規定による申請を受けたときは、利用券交付の可否を決定し、豊山町タクシー利用券交付決定通知書(様式第3号)又は豊山町タクシー利用券不交付決定通知書(様式第4号)により、申請者に通知するものとする。

(利用券の交付)

第8条　利用券の通用期間は、申請日の属する年度の末日までとする。

(利用券の譲渡等の禁止)

第9条　利用券は、これを譲渡し、貸与し、又は担保に供してはならない。

(取消し)

第10条　町長は、この事業の利用に関し不正の行為があったと認めたときは、利用券の交付決定を取り消すことができる。

(受給資格喪失の届出及び利用券の返還)

第11条　申請者は、当該申請に係る対象者が次の各号のいずれかに該当する場合は、豊山町タクシー利用券利用資格喪失届出書(様式第6号)に利用しなかった利用券を添えて町長に提出しなければならない。

(台帳の整備)

第12条　町長は、事業の実施状況を明確にするため、豊山町タクシー利用券交付台帳を整備するものとする。

(委任)

第13条　この告示に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。