○雲南市寝たきり老人等歯科保健事業実施要綱

平成16年11月1日

訓令第44号

(目的)

第1条 雲南市内の歯科医師等の協力のもとに寝たきり老人等歯科保健事業を実施することにより、寝たきり又は重度身体障害により歯科治療を受けることが困難な市民に歯科治療及び口腔衛生指導の確保を図ることを目的とする。

(運営)

第2条 この事業の実施主体は雲南市とし、事業業務を市内歯科医師に委託する。事業の実施に当たっては、歯科医師の日常診療を大きく妨げないよう十分配慮する。

2 歯科衛生士等診療補助者については、一部在宅の歯科衛生士等にも委託する。

(協議)

第3条 この事業の円滑な推進を図るため、関係者により次について定例的に協議する。

(1) 事業に係る連絡調整

(2) 口腔衛生指導内容の検討

(3) その他必要事項

(対象者)

第4条 この事業の対象者は、原則として65歳以上の寝たきり老人又は重度身体障害者とし、主治医のあるものとする。

(申請)

第5条 歯科診療の申請は、診療を希望する者又はその家族が市の総合相談窓口へ電話等で申請するものとする。

(訪問調査の実施)

第6条 市長は申請のあった者に対し、その実態を調査するために家庭訪問調査を実施し、必要に応じて内科主治医の意見を求める。

2 家庭訪問調査は、市の保健師(看護師を含む。)と在宅歯科衛生士が実施する。

(歯科医師による診療)

第7条 市長は、前条により歯科診療を必要と認めた者に対して歯科医師の派遣を依頼する。

その際、在宅での歯科診療には危険又は治療限界を伴うものであり、寝たきり者の口腔内や全身状況等により、できるだけ診療所に移送して治療を受けれるよう配慮する。

2 歯科医師は、必要に応じ歯科衛生士又は歯科技工士(以下「診療補助者」という。)を同行し、家庭訪問歯科診療に当たるものとする。

3 市長は、診療所に移送して治療を受けさせる場合、寝たきり者の心身への負担が少ない移送介助方法を採るものとする。

4 歯科医師は、歯科治療及び歯科的健康管理が終了したとき又は引き続き定期的に健康管理を実施するときは、その旨市に報告するものとする。

(訪問診療日時)

第8条 診療日時については、歯科医師と受診者との間で設定するものとする。

(口腔衛生指導の実施)

第9条 市長は、訪問調査によって歯科診療に該当しない者で口腔衛生指導が必要なもの及び診療後特に指示のあったものについては、歯科医師又は歯科衛生士(勤務)による口腔衛生指導を行う。

(設備)

第10条 訪問歯科診療に必要な医療機器は、市長が設備、管理する。

2 訪問歯科診療に従事する歯科医師は、これを無償で使用できるものとする。

(診療費)

第11条 歯科医師の診療は、原則として保険診療とする。また老人医療証又は福祉医療証の書類提示については、それぞれの手続により処理するものとする。

2 前項による診療収入は、歯科医師に帰属するものとする。

(入院医療機関の紹介)

第12条 市長は、第6条の家庭訪問調査により、入院歯科治療の必要があると認められた者に対して、入院治療ができる病院を紹介することができる。

(災害補償)

第13条 この業務(訪問調査、訪問診療、訪問指導)の従事者の事故については、雲南市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例(平成16年雲南市条例第47号)の例による。

(医事紛争)

第14条 この事業に関して医事紛争が発生したときは、市長は、歯科医師と協議の上、誠意を持って解決を図るための適切な処置を採るものとする。

(委託料)

第15条 市長は、この事業を推進するために必要な研究、会合などの諸費用について、委託契約書に定める金額を市内歯科医師等で組織する歯科研究会に支払うものとする。

附 則

この訓令は、平成16年11月1日から施行する。

雲南市寝たきり老人等歯科保健事業実施要綱

平成16年11月1日 訓令第44号

(平成16年11月1日施行)