○雲南市かんがい用ダム管理規則

平成16年11月1日

規則第136号

目次

第1章 総則(第1条―第5条)

第2章 貯水、取水又は放流に関する事項

第1節 ダムの水位及び貯水(第6条―第10条)

第2節 取水(第11条―第15条)

第3節 放流(第16条―第18条)

第3章 ゲート及びバルブの操作(第19条―第21条)

第4章 点検及び整備に関する事項(第22条・第23条)

第5章 緊急事態における措置に関する事項

第1節 洪水(第24条―第27条)

第2節 かんばつ(第28条)

第6章 観測及び調査に関する事項(第29条―第32条)

第7章 雑則(第33条)

附則

第1章 総則

(趣旨)

第1条 この規則は、雲南市かんがい用ダム条例(平成16年雲南市条例第236号)の施行に関し塩田ダム(以下「ダム」という。)の管理について必要な事項を定めるものとする。

(ダム及び貯水池の諸元等)

第2条 ダム及び貯水池の諸元その他管理上参考となるべき事項は、次のとおりとする。

(1) ダム

 高さ 39.70m

 堤頂の標高 314.70m

 余水吐越流頂の標高 311.90m

 設計洪水流量 毎秒 42.0m3

(2) 貯水池

 直接集水地域の面積 1.25km2

 堪水区域の面積 30,033m2

 設計洪水位 標高 313.25m

(水位計による表示標高 313.25m)

 常時満水位 標高 311.90m

(水位計による表示標高 311.90m)

 最低水位 標高 295.30m

 有効貯水容量 272,300m3

 総貯水容量 311,833m3

(3) 取水放流設備

 取水ゲート(鋳鉄製スライドケート) 6門

 非常放流バルブ(直径400mm 制水弁) 1門

 流量調整バルブ(直径250mm バタフライ弁) 1門

(管理責任者)

第3条 市長は、ダムの維持、操作その他の管理を適正に行うため、管理責任者を置くものとする。

(管理責任者の業務)

第4条 管理責任者は、この規則の定めるところにより、ダムを管理しなければならない。

(異例の処置)

第5条 管理責任者は、この規則に定めない事項を処理しようとするときは、あらかじめ市長の承認を得なければならない。ただし、異常事態の発生により緊急に措置を要するものについては、この限りでない。

2 前項ただし書の場合は、事後速やかに市長に報告するとともに、その後の措置についての指示を受けなければならない。

第2章 貯水、取水又は放流に関する事項

第1節 ダムの水位及び貯水

(常時満水位)

第6条 ダムの常時満水位は、標高311.90メートルとする。

(低水位)

第7条 ダムの低水位は、標高295.30メートルとし、監査補修その他特に必要とする場合を除き、水位をこれより低下させてはならない。

(水位の基準)

第8条 ダムの水位は、すべてダム本体に取り付けられた水位計の示度によるものとする。

(貯水)

第9条 管理責任者は、かんがい用水を確保するため、原則として毎年4月25日までにダムの貯水を満水位にしなければならない。

(かんがい用水のための利用)

第10条 かんがい用水のための利用は、標高311.90メートルから、標高295.30メートルまでの容量、最大272,300立方メートルを利用して行うものとする。

第2節 取水

(かんがい期間)

第11条 毎年4月26日から8月28日までを、かんがい期間とする。

(かんがい用水の放流)

第12条 管理責任者は、かんがい期間において気象、水象及びかんがいの状況を考慮して受益地に必要な水量をダムから放流しなければならない。

2 管理責任者は、かんがい期間において異常渇水等によって、必要な水量を放流することが困難な場合には、市長に報告しその指示を受けて適切な措置をとらなければならない。

(計画放流量)

第13条 かんがい用水のためのダムからの放流量は、下流各地点における時期別の取水量からそれぞれの取水地点における河川の自然流量を控除した量とし、別に定める水量を基準とする。

(渇水期放流量)

第14条 渇水期の取水は、ダムからの最大放流量が毎秒0.123立方メートルに制限されているため、各取水口では、同時取水を行ってはならないものとする。なお、この場合の取水の方法は、別に定めるものとする。

(責任放流)

第15条 ダムから金谷川への維持流量(かんがい用水を除く。)は、毎秒0.0125立方メートルを限度とし、流入量の範囲内で放流するものとする。

第3節 放流

(放流の制限)

第16条 ダムに貯留された水は、次の各号のいずれかに該当する場合に限り、放流するものとする。

(1) 第12条第1項及び前条の規定により放流する場合

(2) 第22条の規定により点検整備を行う必要があるとき。

(3) 第26条の規定により非常放流を行う場合

(4) その他特にやむを得ない理由により必要があるとき。

(放流量)

第17条 ダムから放流を行う場合の放流量は、第26条の規定による非常放流を行うときを除き、毎秒0.123立方メートルを超えてはならない。

(放流の通知)

第18条 市長は、ダムから放流することによって下流の水位に著しい変動を生ずると認めるときは、これによって生ずる危害を防止するため放流の開始の少なくとも1時間前に別表第1に定める関係機関に通報するとともに、有線放送及び拡声機等により一般に周知するものとする。

2 前項に規定する一般に周知するための必要な措置は、ダム地点から下流2キロメートルまでの区間についてとるものとする。

第3章 ゲート及びバルブの操作

(取水ゲートの操作)

第19条 取水ゲートは、取水の必要に応じて開扉するものとし、開扉の順序は、常に貯水位からの表面取水ができるよう上部のゲートから順次1門ずつ全開していくものとする。

2 第22条の規定による取水ゲートの点検整備は、かんがい期間以外の期間に行うものとする。

(流量調整バルブの操作)

第20条 第12条第1項及び第15条の規定による放流を行う場合の流量調整は、流量調整バルブの操作によって行うものとする。

(非常放流バルブの操作)

第21条 非常放流バルブは、常に閉塞しておくものとし、次の各号のいずれかに該当する場合には、これを操作するものとする。

(1) 第26条の規定により非常放流を行うとき。

(2) その他やむを得ない理由により貯水池の水位を急激に低下させる必要があるとき。

第4章 点検及び整備に関する事項

(点検及び整備)

第22条 管理責任者は、堤体、取水放流設備、監視設備その他附帯する機械及び器具、通信、連絡及び観測のために必要な設備を常に良好な状態に保つための点検及び整備を行い、特にバルブ・ゲート等については、適時試運転を行わなければならない。

(ダム及び貯水池周辺の監視)

第23条 管理責任者は、ダム及び貯水池周辺について定期的に監視を行い、その維持及び保全に支障を及ぼす行為の取締り並びに危険防止に努めなければならない。

第5章 緊急事態における措置に関する事項

第1節 洪水

(非常警戒体制)

第24条 市長は、次の各号のいずれかに該当する場合においては、非常警戒体制をとらなければならない。

(1) 水位が設計洪水位を超え、又は超えるおそれがあると認められるとき。

(2) ダムに重大な危険を生じたとき、又はそのおそれがあると認められるとき。

(非常警戒体制時における措置)

第25条 市長は、前条の規定により非常警戒体制をとったときは、別に定める塩田ダム管理体制により職員を呼集してそれぞれ必要な部署に配置し、次に掲げる措置をとらなければならない。

(1) 別表第1に定める関係機関に通報するとともに、気象、水象に関する観測及び情報の収集を密接に行うこと。

(2) ダムに異状を認めたとき、速やかに必要な措置をとること。

(3) ダムから非常放流を行うこと。

(非常放流)

第26条 管理責任者は、貯水池の水位が設計洪水位(標高313.25メートル)を超え、又は超えるおそれがあると認められる場合においては、ダムから非常放流を行わなければならない。

(非常警戒体制の解除)

第27条 市長は、気象及び水象の状況により非常警戒の必要がなくなったと認めたときは、堤体等の異状の有無を点検し、異状を認めたときは、速やかに必要な措置をとり、その後に非常警戒体制を解除するものとする。

第2節 かんばつ

(かんばつ時における措置)

第28条 管理責任者は、ダムの貯水状況及び長期にわたる降雨量の予報等を勘案して、かんばつのおそれがあると認めたときは、取水に関する節水計画を立てこれにより取水を行い、著しい用水不足を生じないよう努めなければならない。

第6章 観測及び調査に関する事項

(気象及び水象の観測)

第29条 管理責任者は、気象及び水象について、別表第2に定めるところにより行うものとする。

(ダムの滞砂状況の調査)

第30条 管理責任者は、毎年低水位時9月に1回又は洪水の直後で必要があると認めたときは、ダムの滞砂状況を調査しなければならない。

(堤体の計測)

第31条 管理責任者は、堤体に設置された測定機器により、堤体の漏水等について別表第3に定めるところにより計測を行わなければならない。

(ダム管理日誌)

第32条 管理責任者は、ダム管理日誌を備え、次に掲げる事項について記録しなければならない。

(1) 前3条の規定による調査又は観測の結果

(2) ダムの状況及び点検整備に関する事項

(3) 緊急時における措置に関する事項

(4) ゲート及びバルブの操作を行ったときは、操作の理由、操作の時刻、開度、放流量

(5) その他ダムの管理に関すること。

第7章 雑則

(その他)

第33条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、市長が定める。

附 則

この規則は、平成16年11月1日から施行する。

別表第1(第18条、第25条関係)

通報の相手先

通報の方法

摘要

名称

担当機関の名称

雲南市長(河川管理者)

建設課

防災行政無線電話

NTT電話

 

木次土木建築事務所長

維持管理課

 

木次警察署長

木次警察署阿用駐在所

 

雲南市消防団長

雲南市消防団本部

 

通報系統図

画像

別表第2(第29条関係)

観測すべき事項

観測施設

観測回数

摘要

位置

構造又は能力

天気

雲南市大東町篠渕(塩田ダム)

 

毎日

 

貯水位

同上

テレメータ遠隔監視現場自記水位計

毎日1回(放流時及び大雨警報発令時においては60分ごとに1回)

 

降水量

同上

テレメータ遠隔監視現場自記雨量計

別表第3(第31条関係)

計測項目

計測点と計測回数

摘要

漏水量

日本大ダム会議制定のダム構造物管理基準による

 

揚圧力

 

雲南市かんがい用ダム管理規則

平成16年11月1日 規則第136号

(平成16年11月1日施行)

体系情報
第9編 産業経済/第3章 農林畜産/第2節
沿革情報
平成16年11月1日 規則第136号