○浦添市男女共同参画推進条例

平成19年12月25日

条例第38号

目次

第1章 総則(第1条―第8条)

第2章 基本的施策(第9条―第16条)

第3章 男女共同参画審議会(第17条)

第4章 雑則(第18条)

附則

「すべての市民が太陽のように光り輝く、世界に開かれた活力あふれる平和で豊かな住みよいまち」、これが「てだこの都市まち・浦添」の目指す姿である。その姿を実現していくためには、すべての市民が男女の性別にかかわらず個人として尊重され、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野の活動に参画する機会が確保されることが必要である。このため浦添市においては、男女共同参画社会の実現を目指し、様々な取組を進めてきた。

しかしながら、現状は、長い歴史の中で形成された性別による固定的な役割分担意識やこれに基づく社会通念、慣習、しきたり等が依然として根強く存在し、真の男女共同参画社会の実現には、なお多くの課題が残されており、その克服に向けてなお一層の努力が求められている。

ここに私たち浦添市民は、一人ひとりが輝き男女が共に責任を担いながら、多様な生き方を選択できる地域社会の実現を目指して、浦添市の男女共同参画の推進に関する基本理念を明らかにし、市、市民及び事業者が協働で男女共同参画を総合的かつ計画的に推進するため、この条例を制定する。

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、男女共同参画の推進に関し、基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、市の施策について基本的な事項を定めることにより、男女共同参画の総合的かつ計画的な推進を図り、もって男女共同参画社会を実現することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 男女共同参画 男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うことをいう。

(2) 積極的改善措置 社会のあらゆる分野における活動に参画する機会についての男女間の格差を改善するため、必要な範囲において男女のいずれか一方に対し、当該機会を積極的に提供することをいう。

(3) 事業者 営利又は非営利を問わず、市内において事業を行う個人及び法人その他の団体をいう。

(4) セクシュアル・ハラスメント 性的な言動により相手方を不快にさせ、若しくは生活環境を害し、又は性的な言動に対する相手方の対応によって不利益を与えることをいう。

(5) ドメスティック・バイオレンス 配偶者間等の男女の間における身体的又は精神的な苦痛を与える暴力行為をいう。

(基本理念)

第3条 男女共同参画の推進は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない。

(1) 男女の個人としての尊厳が重んぜられること、男女が性別による差別的扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されること。

(2) 性別による固定的な役割分担等に基づく社会の制度又は慣行が、男女の社会における活動の自由な選択に対して影響を及ぼすことのないように配慮されること。

(3) 男女が社会の対等な構成員として、市における政策又は事業者における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保されること。

(4) 家族を構成する男女が、相互の協力及び社会の支援の下に、子の養育、家族の介護その他の家庭生活における活動について、家族の一員としての役割を円滑に果たし、かつ、社会生活における活動を行うことができること。

(5) 男女共同参画の推進は、国際社会における取組と協調の下に行われること。

(市の責務)

第4条 市は、前条の基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、男女共同参画の推進に関する施策(積極的改善措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。

2 市は、男女共同参画の推進に関する施策を実施するに当たっては、市民、事業者、国及び他の地方公共団体と連携し、及び協力するよう努めるものとする。

(市民の責務)

第5条 市民は、基本理念にのっとり、男女共同参画に関する理解を深め、その推進に努めるとともに、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めなければならない。

(事業者の責務)

第6条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動に関し、男女共同参画の推進に努めるとともに、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するよう努めなければならない。

(性別による人権侵害の禁止)

第7条 何人も、社会のあらゆる分野において、性別による差別的取扱い、セクシュアル・ハラスメント、ドメスティック・バイオレンスその他の行為により男女の人権を侵害してはならない。

(公衆に表示する情報に関する配慮)

第8条 何人も、公衆に表示する情報において、性別による固定的な役割分担、男女間における暴力等を正当化する表現若しくは助長させる表現又は過度の性的な表現を行わないよう配慮しなければならない。

第2章 基本的施策

(男女共同参画行動計画)

第9条 市長は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための男女共同参画行動計画を策定するものとする。

2 市長は、男女共同参画行動計画を策定するに当たっては、第17条の浦添市男女共同参画審議会(同条第1項及び次条第2項を除き、以下「審議会」という。)の意見を聴かなければならない。

3 市長は、男女共同参画行動計画を策定したときは、これを公表するものとする。

4 前2項の規定は、男女共同参画行動計画の変更について準用する。

(施策の策定等に当たっての配慮及び積極的改善措置)

第10条 市は、あらゆる施策を策定し、及び実施するに当たっては、男女共同参画の推進に配慮するものとする。

2 市は、附属機関として設置する審議会等の委員を委嘱し、又は任命するときは、積極的改善措置を講ずることにより、男女の均衡を図るよう努めるものとする。

(調査研究)

第11条 市は、男女共同参画の推進に関する施策に必要な調査研究を行うものとする。

(市民及び事業者の理解を深めるための措置)

第12条 市は、男女共同参画の推進に関して市民及び事業者の理解を深めるため、広報活動その他必要な措置を講ずるものとする。

(市民及び事業者の活動への支援)

第13条 市は、市民及び事業者が男女共同参画の推進に関して行う活動を支援するため、情報の提供その他必要な措置を講ずるものとする。

(拠点施設)

第14条 男女共同参画の推進に関する施策を実施し、及び市民及び事業者による男女共同参画の推進に関する取組を支援するため、浦添市市民協働・男女共同参画ハーモニーセンター(浦添市市民協働・男女共同参画ハーモニーセンターの設置及び管理に関する条例(平成19年条例第39号)に基づき設置された施設をいう。)を拠点施設とする。

(平30条例6・一部改正)

(苦情の申出)

第15条 市民及び事業者は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策又は男女共同参画の推進に影響を及ぼすと認められる施策について苦情があるときは、書面により、市長に申し出ることができる。

2 市長は、前項の規定による申出があったときは、必要に応じて審議会の意見を聴き、適切な措置を講じるものとする。

(実施状況の公表)

第16条 市長は、男女共同参画の推進に関する施策の実施状況を公表するものとする。

第3章 男女共同参画審議会

(男女共同参画審議会)

第17条 市長は、男女共同参画行動計画その他男女共同参画に関し必要な事項を調査審議させるため、浦添市男女共同参画審議会を置く。

2 この章に定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し必要な事項は、規則で定める。

第4章 雑則

(委任)

第18条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成20年4月1日から施行する。

(浦添市附属機関設置に関する条例の一部改正)

2 浦添市附属機関設置に関する条例(昭和47年条例第4号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

附 則(平成30年3月29日条例第6号)

この条例は、平成30年4月1日から施行する。

浦添市男女共同参画推進条例

平成19年12月25日 条例第38号

(平成30年4月1日施行)