○宇土市文化財指定及び選定基準

平成13年3月27日

教委告示第25号

宇土市文化財保護条例第4条に規定する宇土市文化財の指定及び選定は,次の基準により行う。

第1 重要文化財

1 建造物

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市の文化に密接な関係にあるもののうち,技術的に優秀なもの又は歴史的価値の高いもの

(3) 保存上重点的な措置が必要なものとして,次に掲げるもの

ア 鎌倉時代以前の石造塔墓で,完型又は完型に近いもの

イ 室町時代の石憧六地蔵で,完型又は完型に近いもの

ウ 江戸時代の代表的な寺社建築,民家及び眼鏡橋

エ 明治以降の建造物で優れたもの

2 絵画,彫刻及び工芸

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市に在住した作家の手になったもので優れたもの

(3) 市の絵画,彫刻及び工芸史上又は文化史上貴重なもので優れたもの

3 書跡,典籍及び古文書類

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 書跡は,市の歴史に重要な関係をもつ人,又は市に在住した歴史上著名な人の手になる古筆,法帖等で価値の高いもの

(3) 典籍は,市の文化に密接な関係のあるもので,原本若しくは優秀な古写本又は歴史的系統的にまとまっている稀で重要な版本等

(4) 古文書類は,記録,日記及び地図等を含む。

ア 室町時代以前の古文書類

イ 江戸時代の古文書類のうち,相当数まとまっていて,市の歴史を知るうえで史料的価値の高いもの

ウ 明治以降のもので,比較的まとまっていて,市の歴史上重要なもので,かつ,散逸のおそれのあるもの

4 考古資料

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市内の出土品又は伝世品で,市の文化史上貴重なもの

ア 各時代の遺物のうち,類型がまれで学術的価値の高いもの

イ 各時代の遺物のうち,標準となる典型的なもの

ウ 前ア,イのほか特に弥生時代の青銅器,石人石馬及び古墳出土品のうち一括して出土したもの等

5 歴史資料

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

第2 重要無形文化財

1 芸能

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 音楽,舞踊,演劇その他の芸能のうち,芸術上価値の高いもの

(3) 市内に伝承された古武術で,本市独特の特色をもち,その技術を正しく伝えるもの。例えば,流鏑馬,踏水術等

(4) 当該伝統に伴う用具等の製作,修理等の技術で優秀なものは,芸能の一部としてそれらとともに指定することができる。

2 工芸技術

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市内に伝承された工芸技術のうち,器材,技法等が手工業的であり,技術上優れたもの。例えば陶芸,染色,金工,木工及び漆工等

第3 民俗文化財

1 重要民俗文化財

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市内の生活文化の推移を示すもので典型的なもの

(3) 保存上重点的な措置が必要なものとして次に掲げるもの

ア 生産用具では,農具,漁業用具,狩猟用具,紙漉用具,機織用具,山師及び木地師道具等

イ 交通に関するものでは,駕籠,道標等

ウ 交易に用いられるものでは,看板,鑑札及び行商道具等

エ 信仰に用いられるものでは,庚申塔,絵馬及び棟札等

オ 民俗芸能又は娯楽に用いられるものでは,玩具,舞台衣装,道具及び楽器等

カ 民族文化に関するものでは,歌碑,句碑等

(4) 前3号の資料は,まとまっているものを優先し,個々のものでは特に貴重なものに限る。

2 重要無形民俗文化財

(1) 郷土に伝わる芸能のうち,よく伝統を保持し,優れたもの。例えば,練物,神事舞,仏事舞,雨乞踊り,人形芝居,囃子,民謡及び造物等

(2) 衣食住,生業,信仰等日常生活に関する風俗習慣の典型的なもの。例えば,神事,遊戯等

(3) 民芸品製作技術

第4 史跡

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市の歴史の正しい理解のために欠くことのできないもので,学術上価値があるもの

(3) 保存上重点的な措置が必要なものとして次に掲げるもの

ア 貝塚,古代住居址又は古墳等でよく原型を保っているもの。特に前方後円墳

イ 役所跡,城跡,館跡,寺社跡又は古戦場等のうち代表的なもの

ウ 文化史上重要な貢献をした人物の墳墓で原位置にあるもの及び住居で旧態を比較的保っているもの

エ 宿場その他の施設で建造物の存するもの

オ 街道,条里制跡,窯跡,堤防,池又は用水等産業交通土木に関する遺跡で,当時の形態を比較的保っているもの

カ 庭園等で歴史上由緒深いもの

第5 名勝

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市内の自然美を代表するもの

(3) 優れた展望地点

(4) 人工的なものについては,芸術的又は学術的価値の高いもの

第6 天然記念物

(1) 県の指定文化財に準ずるもの

(2) 市内に存在するまれで重要な動植物及び岩石鉱物

ア 個体数が少なく,又は滅亡に貧している動植物のうち学術上貴重なもの

イ 原生林,社叢,植物群落及び動物群集等の代表的なもの並びに老樹,名木,臣木,奇形木並びに栽培植物の原木

ウ 特殊な岩石,鉱物及び化石の産地

(3) 特殊な地形,地質学的現象を示す場所

(4) 特に貴重な動植物,岩石鉱物及び化石等の標本

(5) 動植物の分布上の限界地,自生地,繁殖地及び渡来地の主なもの

(6) 保護すべき天然記念物に富んだ代表的一定の区域

第7 選定保存技術

(1) 県の選定保存技術に準ずるもの

第8 その他(重複指定)

(1) 記念物等(史跡,名勝及び天然記念物)では,同一物件を二つ以上の種別で指定することができる。この場合において,名称については,より重要な方を先に名付ける。

宇土市文化財指定及び選定基準

平成13年3月27日 教育委員会告示第25号

(平成13年3月27日施行)

体系情報
第16類 育/第4章 文化振興
沿革情報
平成13年3月27日 教育委員会告示第25号