○阿智村の村花、村木及び村鳥
平成21年3月31日
公告第3号
阿智村の村花、村木及び村鳥を次のように定める。
1 村花
(1) 福寿草
(注)フクジュソウは、キンポウゲ科の多年草で、伍和寺尾地区の群生地をはじめ、村内の庭先によく生えている。和名は福寿草で、新年を祝う花として元旦に用いるので、別名を元日草とも呼ばれる。早春の雪解けを待たず春一番に咲く黄金色の花は、春を迎える喜びと、生きる勇気を与えてくれる花である。
(2) れんげつつじ
(注)レンゲツツジは、ツツジ科の落葉低木で、村内各所に自生している。治部坂高原一帯では、「つつじ園」として整備され、保護されている。花言葉は“情熱”、花の色は夕焼けのような濃いオレンジ色で、治部坂高原の別荘やスキー場などの開発を村づくりの主眼として取り組んできた旧浪合村民の熱意を象徴する植物として愛されてきた。
(3) しだれざくら
(注)シダレザクラは、バラ科の植物で、全国的にも少ない品種である。清内路地区のしだれざくらは、古くから清内路地区の誇りとして保存され、神社、寺院に古木が多いのは、その証である。優雅なその花は、人々に潤いとロマンを与える生活の花である。
2 村木
(1) 栃の木
(注)トチノキは、渓谷に沿った適湿の地を好むトチノキ科の落葉高木で、村内に自生し、特に神坂神社の巨木は、本村の長い歴史を見守ってきた木として、村の天然記念物に指定されている。かつては、秋に果実を拾い集め、渋抜きをし、トチ餅等の食用にした。たくましく育つその樹形は、無限の生命力を象徴し、永遠に発展を続ける阿智村の木としてふさわしい。
(2) しらかば
(注)シラカバ(白樺)は、本州中部以北に自生し、標高1,000m以上の山地帯の気候を好むカバノキ科の落葉高木で、高原地帯ではしらかば林となって密集し、木肌の白と新緑の美しさがより一層高原の装いを醸し出している。特に治部坂高原やあららぎ高原では、しらかば林に群集する植生があるレンゲツツジとあわせて治部坂高原における観光開発の象徴とされてきた。この開発を手がけた故塩澤匡一旧浪合村長は、治部坂を「静寂素朴な白樺の高原」と称している。
(3) なら
(注)ナラは、ブナ科の植物で、清内路地区全域に自生している。ならは、人々に四季の風情と豊かなめぐみを与える。その代表的な小黒川のミズナラ(おおまき)や、奥山にそびえるならの原生巨木は、強靭で無限の生命力を表し、永遠に生き生き発展する清内路を象徴している。
3 村鳥
うぐいす
(注)ウグイス(鶯)は、スズメ目ウグイス科の鳥で、平地から山林に生息し、冬は暖地に移動する。春から秋まで、村内一帯に見られる。浪合地区では、その鳴き声が、厳しい冬を乗り切って春を迎えた喜びの響きに喩えられ、また、古くから浪合音頭で「治部坂高原いこいの森は真夏鳴いてる うぐいすが」と歌われるなど、身近な鳥として愛されてきた。