○湯河原町消防吏員の階級、服制等に関する規則

平成18年12月20日

規則第21号

(趣旨)

第1条 この規則は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第16条第2項の規定に基づき、湯河原町消防吏員(以下「消防吏員」という。)の階級及び服制並びに消防吏員に貸与する物品(以下「貸与品」という。)等について必要な事項を定めるものとする。

(階級)

第2条 消防吏員の階級は、次のとおりとする。

(1) 消防司令長

(2) 消防司令

(3) 消防司令補

(4) 消防士長

(5) 消防副士長

(6) 消防士

(服制)

第3条 消防吏員の服制は、別表第1のとおりとする。

2 前項の規定は、消防吏員以外の消防職員に準用するものとする。

(訓練及び礼式)

第4条 消防吏員の訓練及び礼式は、消防庁の定める基準による。

(貸与品の種類等)

第5条 貸与品の種類、数量、着用区分及び貸与期間は、別表第2のとおりとする。ただし、同表に定める貸与期間は、必要に応じて消防長がこれを変更することができる。

2 貸与品の貸与は、予算の範囲内において実施するものとする。

(着用の義務)

第6条 消防吏員は、服装が、消防業務の厳正性及び消防人格の象徴であることを深く認識し、職務の執行に際しては、常に着用しなければならない。ただし、所属長の許可を得た場合は、この限りでない。

(着用の心得)

第7条 消防吏員は、服装着用に際しては、正しく着装し、容儀の端正を保ち、消防吏員の規律と品位の保持に努めなければならない。

(貸与品の取扱い)

第8条 貸与品の取扱いについては、次のとおりとする。

(1) 貸与品は、貸与を受けた消防吏員が使用し、管理しなければならない。

(2) 貸与品は、善良な注意をもって使用し、管理しなければならない。

(3) 貸与品は、他人に譲渡し、又は職務の執行の目的以外に使用してはならない。

(4) 貸与品の補修、洗濯その他保管上必要な処置は、全て貸与を受けた消防吏員の負担において行うものとする。

(貸与品の返納)

第9条 消防吏員は、退職し、又は転職したときは、直ちに貸与品を返納しなければならない。ただし、当該消防吏員の死亡又は天災その他やむを得ない特別な理由により返納することができないときは、この限りでない。

(亡失等の届出及び再貸与)

第10条 消防吏員は、貸与品を亡失又は損傷(以下「亡失等」という。)したときは、直ちに貸与品亡失等届出書(別記様式)を消防長に提出しなければならない。

2 消防長は、前項の貸与品亡失等届出書の内容から貸与品の亡失等が公務上やむを得ないと認められるときは、再貸与することができる。

3 第1項の貸与品亡失等届出書の内容から貸与品の亡失等が、消防吏員の故意又は重大な過失によるものであると認められるときは、消防長は、当該消防吏員に時価により弁償させることができる。

(補則)

第11条 この規則の施行に関し必要な事項は、消防長が定める。

(施行期日)

1 この規則は、平成19年1月1日から施行する。

(湯河原町消防職員の服制等に関する規則の廃止)

2 湯河原町消防職員の服制等に関する規則(昭和43年湯河原町規則第13号。以下「旧規則」という。)は、廃止する。

(経過措置)

3 この規則の施行の際、旧規則の規定により貸与されている被服等については、当分の間、これを使用できる。

(令和4年3月31日規則第22号)

(施行期日)

1 この規則は、令和4年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この規則の施行の際現に提出されているこの規則による改正前の様式(次項において「旧様式」という。)により使用されている書類は、この規則による改正後の様式によるものとみなす。ただし、第3条及び第27条の改正規定は除く。

3 この規則の施行の際現にある旧様式による用紙については、当分の間、これを取り繕って使用することができる。ただし、第3条及び第27条の改正規定は除く。

別表第1(第3条関係)

冬帽

色及び地質

濃紺色の毛又は合成繊維の織物とする。

製式

男性

円形とし、前ひさし及びあごひもは、黒色とする。

あごひもの両端は、帽の両側においてネジ式の金色金属製消防章各1個でとめる。

形状は、消防吏員服制基準(昭和42年消防庁告示第1号。以下「基準」という。)に準ずるものとする。

女性

円形つば型とし、帽の回りに濃紺色又はその類似色のリボンを巻くものとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

き章

黒又は濃紺の台地に、銀色金属製消防章をモール製金色桜で囲んだものを前面中央に付ける。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

周章

男性については、帽の腰回りに黒色のななこ織を巻き、消防司令以上の場合には、蛇腹組金線及び蛇腹組黒色線を、消防司令補の場合には、蛇腹組黒色線を巻くものとする。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

夏帽

色及び地質

紺色の毛又は合成繊維の織物とする。

製式

男性

円形とし、前ひさし及びあごひもは、紺色又は類似色とする。

あごひもの両端は、帽の両側においてネジ式の金色金属製消防章各1個でとめる。

その形状は、冬帽と同様とする。

女性

冬帽と同様とする。

き章

冬帽と同様とする。

ただし、台地は紺色とする。

周章

男性については、帽の腰回りに、紺色のななこ織を巻くものとする。

防火帽

帽体

色及び地質

銀のガラス繊維を基材としたポリエステル樹脂による強化プラスチック又は堅ろうな材質

製式

かぶと型とし、内部に頭部保護用のハンモック、発泡スチロール製衝撃吸収ライナー及びヘッドバンドを付ける。

前後部にひさしを付け、あごひもは、合成繊維とし、調整金具を付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

き章

前面中央に冬帽き章と同様の前章を付ける。台地は、地質と同じものとする。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

周章

帽の腰回りに1条ないし3条の赤色の反射線を付ける。

寸法は、基準に準ずるものとする。

標識

帽の両側面に「湯河原消防」の文字を表示する。

しころ

色及び地質

紺系色のISO国際規格をクリアする防護性能を有する耐熱性防水布

製式

取り付け金具により帽体に付着させるものとし、前面は、両眼で視認できる部分を除き閉じることができるものとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

周章

しころの周囲に黄系色の反射線を付ける。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

冬服

上衣

色及び地質

冬帽と同様とする。

製式

前面

男性

折襟で、胸部は二重とし、消防章を付けた金色金属製ボタン各3個を2行に付ける。

前面の左に2個、右に1個のポケットを付け、下部左右のポケットにはふたを付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

女性

打合わせを右上前とするほかは、男性と同様とする。

階級章

黒色金属製又は樹脂製の台地に、上下両縁に金色刺しゅう状を施し、中央に平織金線及び銀色消防章を付ける。

階級章は、右胸部に付ける。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

消防長章

銀色金属製の台地に、金色線3条及び黒色線2条を配し、中央に、いぶし銀色の桜葉及び銀みがきの桜花で囲んだはめ込みの金色消防章を配する。

消防長章は、階級章の上部に付ける。ただし、必要により階級章は省略することができる。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

袖章

黒色しま織線1条に消防司令補以上は蛇腹組金線1条を、消防士長は蛇腹組銀線1条を表半面にまとい、その下部に消防司令以上の場合には、金色金属製消防章を付ける。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

襟章

左襟に湯河原町の紋章を施した職員き章を付ける。

下衣

色及び地質

上衣と同様とする。

製式

男性

前面中央をファスナー付き長ズボンとする。

両もも及び後部左右に各1個のポケットを付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

女性

長ズボン、スカート又はキュロットスカートとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

夏服

上衣

色及び地質

淡青色の合成繊維の織物とする。

製式

前面

男性

シャツカラーの長そで又は半そでとする。

淡青色又は類似色のボタンを1行に付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

女性

打合わせを右上前とするほかは、男性と同様とする。

肩章

外側の端を肩の縫目に縫い込み、襟側を地質と類似色のボタン各1個でとめる。

階級章

冬服上衣と同様とする。

消防長章

下衣

色及び地質

夏帽と同様とする。

製式

冬服下衣と同様とする。

活動服

上衣

色及び地質

紺系色の合成繊維の織物とし、襟、肩及び背面上部にオレンジ色を配する。

製式

前面

台襟付シャツ型の長そでとし、通気性、難燃性、帯電・静電防止等の機能性に配慮し、左胸ポケット上部及び背面上部に「湯河原消防」の文字を表示する。

台襟に類似色のボタン1個を付け、ファスナー及びマジックテープでとめる。

そで口は、ファスナー開きとし、左そでにペンポケットを付ける。

左右胸部にふた付きアウトポケットを各1個付け、マジックテープでとめ、左ポケットのふたにはペン差しを付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

肩章

外側の端を肩の縫目に縫い込み、襟側を地質と類似色のボタン各1個でとめる。

階級略章

樹脂製又は合成皮革製とし、形状は階級章と同様とする。

階級略章の裏側は面ファスナーとし、右胸部に装着する。

ズボン

色及び地質

上衣と同様とする。

製式

長ズボンとし、上衣と同様の機能を有するものとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

防火服

上衣

色及び地質

しころと同様とする。

製式

耐炎、耐熱、強度、耐薬品性、帯電・静電防止、防水等の機能に配慮する。

可変襟とし、立ち襟時に前合わせできるものであること。

肩及びその前後に衝撃緩衝材を入れる。

ポケットは左右2個を腹部に付ける。

胸周り、すそ周り、腕周りに反射テープを付ける。

胴周りに安全帯を付ける。

背面上部に「湯河原消防」を表示する。

ズボン

色及び地質

しころと同様とする。

製式

長ズボン型とし、すそ部分は開放できるものとする。

すそ周りに反射テープを付ける。

冬救急服

上衣

色及び地質

明るい青みの灰色で、合成繊維と綿との混紡織物とする。

製式

前面

台襟付きシャツカラー型の長そでとし、台襟に類似色のボタン1個を付け、ファスナー及びマジックテープでとめる。

そで口は、ファスナー開きとする。

比翼仕立てとし、胸部左右に各1個、左肩下に1個のポケットを付け、胸部左右のポケットにはふたを付ける。

襟に白の替襟を付ける。

胸部左のポケット上部に「湯河原消防」の文字を表示する。

形状は、基準に準ずるものとする。

肩章

外側の端を肩の縫目に縫い込み、白色の肩章カバーを差し込むとともに、襟側を地質と類似色のボタン1個でとめる。

階級略章

活動服上衣と同様とする。

標識

階級略章の受台の上部に、金色の台地に「救急救命士」を黒文字で表示する。

左胸ポケット上部の上段に「湯河原町消防署」を、下段に「姓名」を黒文字で表示する。

ズボン

色及び地質

暗い灰色とし、その他は上衣と同様とする。

製式

前面中央をファスナー付き長ズボンとし、両もも及び左右後方に各1個のポケットを付け、左右後方のポケットはアウトポケットとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

夏救急服

上衣

色及び地質

冬救急服と同様とする。

製式

前面

台襟付きシャツ型の長そで又は半そでとし、その他は、冬救急服上衣と同様とする。ただし、半そでの場合は、左肩下のポケットを付けないものとする。

形状は、基準に準ずるものとする。

肩章

冬救急服と同様とする。

階級略章

標識

ズボン

色及び地質

冬救急服ズボンと同様とする。

製式

救助服

上衣

色及び地質

オレンジ色の難燃性合成繊維の織物とする。

製式

前面

襟は開きんとし、前面にファスナーを付ける。

付け袖の長そでとし、そで口にまちを入れ、ファスナーを付ける。

胸部及び背部の上方並びに袖肘部を二重とし、刺しを入れる。

右胸ポケット上部に階級略章の受台を付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

肩章

活動服と同様とする。

階級略章

ズボン

色及び地質

上衣と同様とする。

製式

長ズボンとし、両ももの側面にマジックテープ及びファスナー付きポケットを付け、右側しりポケットにはファスナー付き切りポケットを付ける。

腰部から大たい部にかけて二重とし、刺しを入れる。

そで口にひも通しを付け、かつ、足の裏に回すひもを付ける。

形状は、基準に準ずるものとする。

白衣

色及び地質

白色又は水色の綿又は合成繊維の織物とする。

製式

前面

長そで又は半そでとし、前面にファスナーを付ける。

前面の左に2個、右に1個のポケットを付ける。

標識

左胸ポケット上部の上段に「湯河原消防署」を、下段に「姓名」を青文字で表示する。

アポロキャップ

冬用

色及び地質

濃紺色の合成繊維の織物とする。

製式

前章は、湯河原消防ロゴタイプを表示し、後部にアジャスターを付ける。

夏用

色及び地質

冬用と同様とする。

製式

帽に通気用メッシュを縫い付け、その他は冬用と同様とする。

ブルゾン

色及び地質

濃紺色の合成繊維の織物とする。

製式

前面

折襟の長そでとし、前面にファスナーを付ける。

そで及び腰回りに、防寒用ジャージーを縫い付け、左そでにペンポケットを付ける。

左右下部にふた付きアウトポケットを各1個付け、マジックテープでとめる。

肩章

外側の端を肩の縫目に縫い込み、襟側を地質と類似色のボタン各1個でとめる。

標識

左胸ポケット上部に、上段に「YUGAWARA」を、下段に「FIRE DEPT.」を白文字で表示する。

背面に湯河原消防ロゴタイプを表示する。

雨衣

上衣

色及び地質

オレンジ色又は白色のナイロンとする。

製式

襟は、ステンカラーとし、頭きんとめのドットボタン5個を1列に付ける。

前面中央は、ダブルフラップとし、比翼ファスナー及び地質と類似色のボタン5個を付ける。

左胸部に内ポケットを付け、胴締用の絞りひもを付ける。

袖はラグラン長袖とし、袖口をゴム入りとする。

裏地にメッシュを入れる。

頭きんは、地質と同様とし、受けボタンを5個付ける。

標識

左胸部に「湯河原消防」を黒文字で表示する。

ズボン

色及び地質

上衣と同様とする。

製式

腰バンド、つりバンド及びファスナー付き長ズボンとする。

後部右側にポケットを付け、雨ふた付きとする。

膝下部分までの裏にメッシュを入れる。

袖は、絞りひも入りとする。

収納袋

地質と類似色のファスナー付き手提げ袋とする。

ワイシャツ

白色の織物とし、普通型とする。

ネクタイ

濃紺色の織物とし、普通型とする。

手袋

手袋は、式典、防火又は救助等の用途に応じ、白色の織物、ゴム製、皮革製、合成皮革製又はケブラー繊維製とする。

バンド

冬服用

黒色の皮革製とし、バックルは金属製で中央に消防章を付ける。

夏服用

紺系色の合成繊維とし、その一端にほつれ止め金具を付け、バックルは金属製で中央に消防章を付ける。

活動服用

活動服と同系色の合成繊維とし、その他は夏服用バンドと同様とする。

救急服用

白色の合成皮革とし、表面に反射テープを付け、バックルは金属製で中央に消防章を付ける。

救助服用

黒色の合成繊維とし、二穴式のカバー付きバックルとする。

防火用

銀色の防火用長靴又は上下型防火服用の黒色編上げゴム長靴とする。

踏抜き防止板を挿入する。

救急用

黒色の短靴又はゴム製長靴とする。

救助用

黒色の編上げ式半長靴とする。

踏抜き防止板を挿入する。

保安帽

色及び地質

白色の強化合成樹脂又は堅ろうな材質とする。

製式

前面

丸型とし、内部に頭部保護用のハンモック、発砲スチロール製衝撃吸収ライナー及びヘッドバンドを付ける。

あごひもは合成繊維とし、調整具を付ける。

き章

前面中央に直径30ミリメートル銀色消防章を付ける。

周章

帽の腰回りに1条ないし3条の赤の反射線を付ける。

標識

帽の両則側に「湯河原消防」の文字を表示する。

消防手帳

色及び地質

表紙は、黒色の革製又はこれに類似するものとする。

製式

中央上部に消防章を、その下に「湯河原町消防本部」の文字を、それぞれ金色で表示し、背部に鉛筆差しを設け、その下端に黒色のひもを付ける。

形状及び寸法は、基準に準ずるものとする。

備考

1 ポケットの形状、ボタンの位置、ファスナーの形状等については、基準の図と異なることができる。

2 冬服、夏服、活動服、救助服及び救急服については、上衣肩部に湯河原消防ロゴタイプのエンブレムを付ける。

3 特に定めのない標識文字の形状、標識の位置及び寸法等については、消防長が定める。

別表第2(第5条関係)

貸与品の種類

数量

着用区分

貸与期間

 

冬制帽

1

10年

 

夏制帽

1

10年

 

冬用アポロキャップ

1

通年

3年

 

夏用アポロキャップ

1

5年

 

防火帽・しころ

1

通年

10年

 

冬服

1

10年

バンド等を含む。

夏服

1

5年

バンド等を含む。

活動服

1

通年

3年

バンド等を含む。

防火服

1

通年

10年

バンド等を含む。

冬救急服

1

3年

バンド等を含む。

夏救急服

1

5年

バンド等を含む。

救助服

1

通年

5年

バンド等を含む。

ブルゾン

1

10年

 

階級章

1

通年

在職中

 

消防長章

1

通年

在職中

 

職員き章

1

通年

在職中

 

消防手帳

1

通年

在職中

 

画像

湯河原町消防吏員の階級、服制等に関する規則

平成18年12月20日 規則第21号

(令和4年4月1日施行)